・品川教会・
2025年5月6日
K子’sレポート
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だんだんと差し込む光が傾きかける頃、中央のピンスポットでしっとりと始まった「偽り感じて」のサビ前で、本日もうひとりのゲスト・スロベニア出身のシュペラさんが登場。
これまで幾度となくゲストを招いてきたADDICTだが、今回初めての試みとなったのは彼女がボーカリストだということ。
ADDICTの歌詞を女性の声が奏でているという不思議な感覚は、もしかしたら聴く側よりも演奏する側の方が感じることなのかもしれない。
寄り添う二つの声。
目を閉じると二人のハーモニーが、やさしい夢へ導いてくれる安らぎに満ちた腕の中のようだった。
そんな夢の中で、一本のギターの音色が見せる、赤く染まる夕焼けにも似た美しさと淋しさ・もの悲しさが浮かぶ情景。
この気持ちは何?
通路向かい側の席の女性が、そっと胸に手を当てるのが目に入った。
「何も知らない」の根底にある感情が沁み入る絶妙なアレンジではないだろうか。
静かに熱く滾る祈りが高ぶって、壊れてしまう…声だけでなくそんな感情を掛け合いする二人。
揃って伸ばした手で悲しみを呼び、《だけどそこにあなたはいない いないから》と崩れそうな歌声でつぶやくシュペラさんの隣で、祈るように両手を掲げる健一さんの姿も印象的な終わり方だ。
8分にもわたる曲の後、この日のクライマックスが待っていた。
聴き慣れないギターリフで始まったのは、悲しみの先に行き着いた怒りが露わに表現される「幸せ日々」。
《手のひらが赤く染まり 血が流れ落ちる》という言葉を合図に、天井を伝って真っ赤な血が流れ出し身体を赤く染めてゆく。
まるで戦場で戦う兵士のすべての痛みを浴びているかのよう。
裸足で服をひるがえし踊るシュペラさんが、健一さんと向かい合い怒りをぶつけ合ってバトルを交わす。
膝を合わせ頭を振り合うその気迫と流れ続ける血に、ただもう茫然と心臓を握りつぶされるしかない。
最後の掛け声で二層の声が天に轟き、照明が落ちた暗闇の中で笑顔で抱き合う二人に、自然と大きな拍手が沸き起こる。
すべてが強烈なインパクトを残した圧巻の…
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