アーティスト:男闘呼組
作詞:小竹正人 作曲:成田昭次 編曲:男闘呼組
ジャズのニュアンスを感じさせるメロディアスなベースラインで幕を開け、リムショットを主体としたドラムが静寂に雨だれが落ちる情景を描き出す、印象的な導入部を持つミディアム・ロックバラード。ハードロックの骨格を持ちながら、哀愁漂うウェットな音響空間が巧みに構築されている。
本楽曲の核を成すのは、作曲も手掛ける成田昭次のボーカルである。その特徴的なハスキーボイス、特に高音域で見せる「がなり」や投げかけるような歌唱法は、彼のボーカリストとしての表現力を示している。うねるようなリズムセクションや、泣きのメロディを奏でるギターソロは、ボーカルの持つ切実な感情と見事に呼応しているといえるだろう。
歌詞で繰り返される〈I was born in a rainy day〉という象徴的なフレーズは、楽曲が描き出す孤独な世界観を深化させる。サウンドが持つ哀愁と歌詞のテーマが一体となり、聴き手の心に深く響く力を持った一曲である。
歌詞
眠れない 忘れないLonely Night
いつまで 続くの
サビかけの 月明かりの中
なぐさめが 聴こえる
置き去りにしたあの人
何一つ残さぬまま
It’s gone 帰りはしない
In the rain 降り出した
In the rain 雨の中
Just crying 抱きしめて
Last crying 一人 ぬれたまま
Just crying 悲しみを
Last crying 空まで伝える
I was born in a rainy day
昨日より 遠い昔には
笑っていたのに
ごまかしの 優しさを知って
流された I’m a rainy boy
愛される時間失し
だれ一人 要らなくなる
Alone 何も見えない
In the rain 降り続く
In the rain 雨の中
Just trying 連れ出して
Last trying 止めないで ずっと
Just trying 側にきて
Last trying 全てを包んで
I was born in a rainy day
In the rain 降り出した
In the rain 雨の中
Just crying 抱きしめて
Last crying 一人 ぬれたまま
Just crying 悲しみを
Last crying 空まで伝える
I was born in a rainy day








