Same old scene(セーム・オールド・シーン)は、成田昭次の4枚目のシングル。2004年4月21日にリリースされ、同年7月28日に発売されたアルバム『Free Way』からの先行シングルでもある。

Same old scene(シングル)
アーティスト:成田昭次
CD 発売日:2004年4月21日
配信解禁:2023年6月14日
形態:CD・配信
品番:CRCP-10066
レーベル:日本クラウン
前作「ボクノスベテダッタノニ」に続く再始動後第2弾のマキシ・シングルとして、約3ヶ月ぶりの新作としてリリースされた。本作は女性コーラスを取り入れたアメリカン・ロック風の王道サウンドに成田のナイーヴな歌声が重なる仕上がりとなっており、シンガーとしてのこだわりが感じられる楽曲である。CDジャーナルのレビューでは「ちょい不良(わる)感は健在」と評されている。
シングル発売後に行われた東京・名古屋・大阪でのライヴはすべて即日完売し、ソロアーティストとしての人気の高さを示した。音作りも前作以上に歌そのものを前面に押し出す意図が明確であり、アーティストとしての活動がより本格化していったことを印象づける一枚となった。
収録曲
- Same old scene
作詞:成田昭次 作曲:Joey Carbone 編曲:Joey Carbone・高橋茂治 - Song For You
作詞:成田昭次 作曲・編曲:高橋茂治 - Same old scene (Instrumental)
- Song For You (Instrumental)
音楽性・制作
表題曲「Same old scene」は、アメリカの音楽プロデューサー・作曲家であるJoey Carboneが作曲を手がけた楽曲である。Joey Carboneは1982年から日本で活動を始め、ジャニーズ事務所のタレントへの楽曲提供や矢沢永吉のツアーにキーボーディストとして参加するなど、日本の音楽シーンで数多くの作品を手がけてきた人物である。Anthony MazzaとRon Harrisとの共作楽曲も多く手がけており、日本のポップスシーンにおいて重要な役割を担ってきた。
編曲は、Joey Carboneと高橋茂治の共同によるものである。高橋茂治は日本のアレンジャー・編曲家として活動しており、「Same old scene」では西洋的なロックサウンドと日本のポップス的要素を融合させた編曲を施している。
成田昭次による作詞は、歌そのものを前面に押し出すことを意識した内容となっており、34歳という人生の節目における心境を歌ったものと推測される。音楽的にも前作以上にシンガーとしての成田の個性を際立たせる仕上がりとなっている。
関連作品・バージョン違い
表題曲「Same old scene」は、同年7月28日に発売されたアルバム『Free Way』にアルバム・ヴァージョンとして収録されている。
カップリング曲「Song For You」も同アルバムに収録されており、高橋茂治による作曲・編曲が施されている。
2023年6月14日には、2004年にリリースされた成田昭次の3作品(「ボクノスベテダッタノニ/Anytime」「Same old scene」「Free Way」)が各種ダウンロード・ストリーミングサービスにて一斉配信解禁された。

