Yahoo!ニュース オリジナル 特集によると、男闘呼組の成田昭次さんが、29年ぶりの再集結に至るまでの詳細な経緯をインタビューで語りました。
復活のきっかけは、2019年に岡本健一さんから届いた一通のメールでした。これは、男闘呼組が出演した映画『ロックよ、静かに流れよ』の30周年イベントが発端となったものです。当時、音楽の世界から完全に離れていた成田さんは「『ちょっと難しいかな』と返信した」と、当初の戸惑いを明かしています。過去の事件に対するけじめや、名古屋へ帰郷した直後の「兄の死」という辛い経験もあり、音楽への復帰には大きな葛藤があったことがうかがえます。
しかし、岡本さんや前田耕陽さん、高橋和也さんとの再会を経て、ついに4人での再集結を決意。29年ぶりの復活となったTBSのテレビ番組「音楽の日2022」では大きな反響を呼びました。収録時には中居正広さんも駆けつけたといい、成田さんはその気配りに感謝を述べています。また、復活ライブでは「『会場を見渡したらものすごい景色で、昔にタイムスリップしたみたいでした』」と、ファンとの再会に深く感動した心境を語りました。
記事では他にも、寺岡呼人さん・青山英樹さんと結成したバンド「成田商事」や、亡き兄の形見のギター、そして生前親交のあった故・「仲本工事」さんから譲り受けたギターを大切に演奏しているエピソードも紹介されています。
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