不適切にもほどがある!

不適切にもほどがある!』(ふてきせつにもほどがある)は、成田昭次が31年ぶりのドラマ復帰を果たしたTBS系テレビドラマ。宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演による「意識低い系タイムスリップコメディ」で、2024年1月期の連続ドラマ(全10話)および2026年1月のスペシャルドラマとして放送された。略称「ふてほど」。成田は2024年3月29日放送の最終回および2026年1月4日放送のスペシャルにゲスト出演し、物語の重要な転換点を担う「佐高強」役を演じた。

スポーツ報知
31年ぶり連ドラ出演の成田昭次報道(スポーツ報知)

概要

1986年(昭和61年)の東京から2024年(令和6年)にタイムスリップした中学校体育教師・小川市郎(阿部サダヲ)が、コンプライアンスが厳しくなった令和の世界で「昭和感覚丸出し」の言動を連発する姿を描いた作品。毎回終盤にミュージカルシーンが挿入される独特の演出が特徴である。

2024年の連続ドラマ放送時には社会現象的な人気を博し、略称「ふてほど」は2024ユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞に選出された。第61回ギャラクシー賞テレビ部門特別賞、第119回ザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞を受賞。

放送情報

連続ドラマ

  • 放送局:TBS系「金曜ドラマ」枠
  • 放送期間:2024年1月26日 – 3月29日
  • 放送時間:毎週金曜 22:00 – 22:54
  • 話数:全10話

スペシャルドラマ

  • タイトル:新年早々 不適切にもほどがある!〜真面目な話、しちゃダメですか?〜
  • 放送局:TBS系
  • 放送日時:2026年1月4日(日)21:00 – 23:30

成田昭次の出演

最終回(2024年3月29日放送)

成田昭次のテレビドラマ出演は、1993年放送の日本テレビ系「お茶の間」以来31年ぶりであった。

役柄:佐高強

成田が演じた「佐高強」は、1986年の昭和パートで不登校の中学生として登場していたキャラクターの令和での姿である。タイムスリップから2024年に戻ってきたキヨシ(坂元愛登)の前に高級車で現れた佐高は、オンラインゲーム会社「SAKO-GAMES」を立ち上げ、年商60億円を超える代表取締役社長として成功を収めていた。

佐高はキヨシに「探してたんだずっと。お礼が言いたくてさ」と語り、かつてキヨシからかけられた言葉がきっかけで再び学校に通えるようになったことを告白。「いつか恩返しがしたくて。なんでもいいからキヨシの力になりたい」と申し出る佐高に対し、キヨシはタイムマシン研究のスポンサーになることを依頼する。この出資により研究が継続され、物語の重要な転換点となった。

本人コメント

出演発表時(2024年3月22日)、成田は以下のようにコメントした。

このたび大変恐縮なんですが、こんな大ヒットドラマに自分が出演させていただけることになり、一生の宝になりました! 最初にオファーを聞いたときは、健一とか和也とか耕陽じゃなくてなんで僕なのかな・・・と思いましたが、素晴らしいドラマのオファーをいただけてすごく光栄です。
僕が演じる役柄はまだ詳しく言えないんですけど・・・このドラマには絶対に欠かせないタイムマシンに関わっている役柄です。
今回は31年ぶりのドラマ出演ということで、時代が変わったのを実感してびっくりしました。緑山スタジオでは僕が最後に出演した『お茶の間』というドラマも撮影していたので、懐かしさと新鮮な気持ちが入り乱れた撮影でしたね。
撮影はライブ以上に緊張しました(笑)。座りのシーンの撮影では足の震えが止まらなくてびっくりしました。左足がガクガク震えちゃって・・・こんなの初めてです(笑)。ドラマの緊張感とライブの緊張感は全然違いますね。オファーをいただいてからずっと緊張していたんですが、一度引き受けたからには徹底的に、妥協しないでやりたいという意識はあったので、素晴らしい共演者の皆さんに囲まれて、なんとか無事に撮影を終えることができました。
ドラマは1話から見させていただいていて、本当に僕の青春ど真ん中の昭和の時代から、今の令和にタイムスリップして・・・という話なので、毎週ドラマを見るのが楽しみでしょうがなかったです。
僕はリアルタイムであの時代を過ごしているので、ムッチ先輩の気持ちがすごくわかるんですよね(笑)。僕も本当に憧れていたので。好きな人を応援するかたちは昭和と令和で変わっていますけど、そこにある愛情とか人情っていうのは、いつの時代も変わらないなっていうのをこのドラマを見て感じます。
最終回は1話から続く人間関係の面白さ、過去と未来での人と人とのつながりも描かれているので、そこを見逃さないでいただけたらと思います!

成田昭次公式サイトより引用

撮影は緑山スタジオで行われた。成田は「お茶の間』もここで撮影していたので、懐かしさと新鮮な気持ちが入り乱れた」と振り返り、「ライブ以上に緊張した。座りのシーンでは足の震えが止まらなくてびっくりした。左足がガクガク震えちゃって…こんなの初めてです」と明かした。

宮藤官九郎との交流

宮藤官九郎は自身のラジオ番組のXアカウントに成田との2ショット写真を投稿し、「成田昭次センパイが、渇いた風を殴り迎えに来てくれました」とコメント。このフレーズは男闘呼組のデビュー曲「DAYBREAK」の歌詞を引用したもの。

スペシャル(2026年1月4日放送)

成田は最終回から継続して佐高強役で出演。年商60億円企業のCEOとして、引き続きタイムマシン研究のスポンサーという設定で物語に関わった。

スペシャルでは、成田がミュージカルシーンに参加。喫茶「すきゃんだる」(SCANDAL)のシーンで、ギターを弾きながら歌う姿が描かれた。成田は自身が所有するGretsch 6120を撮影に持参した。

▲ミュージカル「いつでもドアでGO!GO!GO!

メイキング特番

新年早々 不適切にもほどがある!〜撮影ウラ話、しちゃダメですか〜

  • 放送局:TBS系
  • 放送日:2026年1月4日(スペシャルドラマ放送に関連する特番)

スペシャルドラマの撮影裏側を紹介する特番。阿部サダヲ、河合優実、仲里依紗らがスタジオ出演し、撮影エピソードを語った。

スタジオトークにて、成田がミュージカルシーンの撮影に自前の高価なギター(Gretsch 6120)を持参したことが話題となった。阿部サダヲは「ご本人が、本当に高いギターをね、ご自前のを持ってきて。それを勝手に三宅(弘城)さんが触ってるっていうのがね、ちょっと…ものすごいヒヤヒヤしましたけどね」と撮影時のエピソードを披露。「成田さんはすごい優しい人だったから…」とコメントした。

メイキングVTRでは、山本耕史と成田昭次がミュージカルシーンでツインギターを担当した様子が放送された。撮影の合間に互いのギターを交換し試奏する場面が映し出された。山本が成田のGretsch 6120を、成田が山本の布袋寅泰モデルのギターを弾く姿が収められた。

成田は山本のギターについて「兄貴のギターを…チェット・アトキンスっていう人のものなんですよ。カントリーミュージシャン」と説明。山本は「めちゃめちゃ古いですよ、これ」と応じた。

成田は「初ですね。人生初ミュージカルです。僕、踊れないグループだったんで」と自虐的にコメント。ミュージカルへの参加について「正直、うれしかったですけど…いやー、これ1年くらい練習しないと…って感じです」と笑いながら語った。

山本耕史は成田との共演について「二人でこう…ツインギターって聞いた時、『え~!』と思って。僕からしたら世代ですから」と、リスペクトを示した。

1986年という時代設定

ドラマの昭和パートが設定された1986年は、男闘呼組にとって重要な年であった。同年1月に初の冠番組『アイドル花組おとこ組』(日本テレビ)が放送開始、4月27日には名古屋市民会館でファーストコンサート「祭 男闘呼組」を開催するなど、1988年のレコードデビューに向けて活動を本格化させた時期にあたる。成田昭次は当時17〜18歳であった。

成田はドラマについて「本当に僕の青春ど真ん中の昭和の時代から、今の令和にタイムスリップして…という話なので、毎週ドラマを見るのが楽しみでしょうがなかった」とコメントしている。

同時ゲスト出演者

最終回

  • 成田昭次:佐高強(令和)
  • 小野武彦:井上昌和(2054年)
  • 宍戸開:佐伯(昭和の教頭)

スペシャル

  • 成田昭次:佐高強
  • 江口のりこ:平じゅん子(都議会議員)

スタッフ

  • 脚本:宮藤官九郎
  • 演出:金子文紀 ほか
  • プロデューサー:磯山晶、天宮沙恵子
  • 制作:TBS

視聴率

連続ドラマ最終話(2024年3月29日):9.6%

  • スペシャル(2026年1月4日):8.8%(番組最高)

スペシャルは同時間帯横並びでトップとなった。

ソフト化

  • 連続ドラマ Blu-ray BOX / DVD BOX:2024年8月28日(発売元:TCエンタテインメント)
  • スペシャル DVD:2026年6月5日予定(発売元:TCエンタテインメント)

外部リンク

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