『クランクアップ』は、アーサー・ミラーの戯曲を丹野郁弓の訳・演出で上演する劇団民藝の舞台である。2027年2月5日から13日まで、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで全9回の公演が告知された。岡本健一が、映画会社社長のフィリップ・オクスナー役で客演する。ミラーの遺作の日本初演に当たる。
基本情報
- 劇団:劇団民藝
- 原題:Finishing the Picture
- 公演期間:2027年2月5日(金)〜13日(土)、全9回
- 会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
- 作:アーサー・ミラー
- 訳・演出:丹野郁弓
- 出演:小杉勇二、千葉茂則、横島亘、みやざこ夏穂、細川ひさよ、藤巻るも、八木橋里紗、岡本健一(客演)
あらすじ
映画撮影のスタッフとキャストが滞在するアメリカ西海岸のホテルで、主演女優キティの精神状態が不安定になり、撮影の遅れと予算の増大が続く。撮影を続けるか中止するかを見極めるため、映画会社社長のオクスナーも現場を訪れる。夫で脚本家のポール、監督のデレク、カメラマンのケイス、秘書のエドナ、演技指導者のフローラがキティを支えようとし、さらにフローラの夫でキティが師と仰ぐジェロームもニューヨークから呼ばれる。しかし、キティの状態は変わらず、ジェロームも責任を負うことに嫌気がさす中、大規模な山火事が起こる。
出演
- 藤巻るも:エドナ・メイヤーズ(秘書)
- 岡本健一:フィリップ・オクスナー(映画会社社長。客演)
- 千葉茂則:デレク・クレムソン(監督)
- 八木橋里紗:キティ(主演女優)
- 細川ひさよ:フローラ・ファッシンジャー(演技指導者)
- 横島亘:テリー・ケイス(カメラマン)
- みやざこ夏穂:ポール(脚本家。キティの夫)
- 小杉勇二:ジェローム・ファッシンジャー(演技指導者。フローラの夫で、キティが師と仰ぐ人物)
公演日程
会場は紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで、開場は開演の30分前、チケット受付は1時間前からと告知された。
- 2027年2月5日(金)(18:30開演)
- 2月6日(土)(13:30開演)
- 2月7日(日)(13:30開演、バックステージツアー)
- 2月8日(月)(13:30開演)
- 2月9日(火)(13:30開演)
- 2月10日(水)(13:30開演)
- 2月11日(木)(18:30開演)
- 2月12日(金)(13:30開演、出演者との交流会)
- 2月13日(土)(13:30開演)
制作
- 作:アーサー・ミラー
- 訳・演出:丹野郁弓
- 装置:大田創
- 照明:前田照夫
- 衣裳:宮本宣子
- 効果:岩田直行
- 舞台監督:鈴木茉衣香
上演の背景
劇団民藝は、1954年に菅原卓の演出、滝沢修の主演で『セールスマンの死』を初演して以来、アーサー・ミラーの作品を延べ19公演、1,224回上演してきた。ミラーは、社会と個人の接点から人間疎外を描いた劇作家で、その遺作『クランクアップ』は、芸術を消費の対象とするビジネス優先の業界の権力構造と、芸術家の愛や使命感を描く。2026年10月21日、本作を日本初演することが、劇団の2027年の上演ラインナップとして報じられた。
チケット・観劇支援
前売りは2026年11月25日(水)10時、「民藝の仲間」の会員先行予約は11月10日(火)からと告知された。料金は全席指定・税込で、次のとおりである。
- 一般:7,000円
- 夜チケット:5,000円(2月5日・11日の夜公演の全席)
- U30:3,500円(30歳以下。劇団のみ取り扱い、要証明書)
- 高校生以下:1,100円(劇団のみ取り扱い、枚数限定)
- バリアフリー割引:6,300円(劇団のみ取り扱い、要証明書)
申し込み先は劇団民藝(電話044-987-7711、月〜土10〜18時)、チケットぴあ、ローソンチケット(Lコード33699)、イープラス、キノチケットカウンターとキノチケオンラインである。キノチケットカウンターは紀伊國屋書店新宿本店1階で、10時から18時30分まで店頭販売を行う。
観劇支援として、車いす席・補助犬への対応、点字ちらし・点字パンフレット、聴覚障害者への台本事前貸出が案内された。視覚障害者対象の事前舞台説明会は2月7日・12日の12時30分から、無料の託児サービスは土・日・祝日の昼公演を対象とする。これらの観劇支援の利用には、事前に劇団への連絡が必要である。鑑賞サポートには、「東京文化戦略2030」の「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」の一環として、アーツカウンシル東京が助成する。
