『ぼくのおばあちゃん』(英題:My Grandma)は、榊英雄監督による2008年の日本映画。菅井きんと岡本健一が主演し、仕事に追われる住宅会社の営業マンが、祖母の記憶を通して家族の大切さを見つめ直す。


基本情報
- 劇場公開:2008年12月6日。
- 公開日の別表記:2008年11月1日。
- 上映時間:123分。
- 方式:カラー、35mm、American Vista(1:1.85)、DTS。
- 監督:榊英雄。
- 原作・題字:なかむらみつる。
- 主演:菅井きん、岡本健一。
- 製作・配給:キノシタ・マネージメント。
- 制作:チェイスフィルムエンタテインメント。
あらすじ
住宅会社の営業マン・村田智宏は、顧客とその家族を大切にすることを信条とする一方、忙しさから自分の妻子を顧みる余裕を失っていた。新居の間取りや祖父との同居に悩む茂田一家を担当し、父の死や祖母の闘病、介護に向き合った幼い頃の記憶をたどる。祖母が注いだ愛情を思い返した智宏は、自分の家族との関わりを見直し、妻子と故郷の母を訪ねる。
キャスト
村田家
村田みさお:菅井きん。智宏の父方の祖母。結髪職人として働き、孫を温かく見守る。
村田智宏:岡本健一(成人)、吉原拓弥(14歳)、伊澤柾樹(5歳)。きのした工務店の営業マン。子供の頃は時代劇と剣遊びが好きで、家族から「とも」と呼ばれる。
村田絵美:加藤貴子(成人)、金城成美(14歳)。智宏の幼なじみで妻。夫が自分と息子に目を向けることを願う。
村田雄太:熊谷瑠衣。智宏と絵美の息子。父に約束を破られ、落ち込む。
茂田家
茂田洋一:阿部サダヲ。新居購入を考える智宏の顧客。
茂田美佐子:清水美沙。洋一の妻。義父との暮らしや新居の間取りをめぐって夫と対立する。
茂田タケシ:松井瑛介。洋一と美佐子の息子で祖父を慕う。
茂田源次郎:石橋蓮司。洋一の父。家族の争いを気にし、自ら老人ホームに入ることを決める。
故郷の人々
村田千恵子:原日出子。智宏の母。パートの仕事で家計を支える。
村田征二:柳葉敏郎。智宏の父。智宏が5歳の時にがんで亡くなる。
新海幸太郎:寺島進。絵美の父。
新海君江:深浦加奈子。絵美の母。夫と青果店「白石商店」を営む。
鈴木憲次:宮川一朗太。薬屋の主人で、村田家を気遣う。
仕事関係・その他
神崎社長:亀石征一郎。顧客との長い信頼関係を重視する。
山口太郎:船越英一郎。智宏の上司。
智宏の同僚:秦秀明。
榊田建築士:津田寛治。智宏とともに茂田家の新居の模型を作る。
くじ引き係:桐谷健太。
担当医:並樹史朗。入院したみさおを受け持つ。
教師:榊いずみ。雄太の担任。
その他の出演:榊真里亜、吉家明仁、小林博、塩野魁土、福本清三、細川純一、カラサワイサオ、渡来敏之。
スタッフ
監督:榊英雄。
脚本:龜石太夏匡、榊英雄。
原作・題字:なかむらみつる。
製作総指揮:木下直哉。
プロデューサー:川上泰弘、龜石太夏匡。
音楽:榊いずみ、佐藤ワタル。
撮影:宮川幸三。
美術:井上心平。
編集:清野英樹。
照明:鈴木康介。
録音・整音:山田均。
助監督:広田幹夫、山口雄也、泉佳央里。
製作担当:江島進。
音響効果:丹雄二。
MA:アオイスタジオ。
現像:IMAGICA。
アソシエイトプロデューサー:星野竜雄、千葉誠治。
アシスタントプロデューサー・宣伝プロデューサー:石丸由佳。
特別協力:愛媛県、大洲市、日本航空。
ロケ協力:えひめフィルムコミッション、大洲市商工観光課、ドラマコミッション・なんよ。
協賛:サークルケイ四国、モアグループ、坊っちゃん劇場(株式会社ジョイアート)、サンフジ企画、湯楽の里、喜楽里。
製作:「ぼくのおばあちゃん」製作委員会、キノシタ・マネージメント。
製作プロダクション:チェイスフィルムエンタテインメント。
配給:キノシタ・マネージメント。
音楽
主題歌は榊いずみの「Wonderful Life」である。
岡本健一の出演
岡本は、主人公・村田智宏の成人期を演じた。映画主演は17年ぶりで、本作について祖母の大切さを感じたと語っている。
公開
2008年10月23日、第21回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」で公式上映された。
12月6日にはテアトル新宿で初日舞台挨拶が行われ、菅井きん、岡本健一、寺島進、船越英一郎、吉原拓弥、伊澤柾樹、榊英雄が登壇した。岡本は菅井の手を引いて登場した。
菅井は82歳で映画初主演を務め、世界最高齢映画初主演女優としてギネス世界記録に認定された。深浦加奈子の遺作でもある。
