5月31日に放送されたニッポン放送『成田昭次の Rockon The Knight』では、パーソナリティの成田昭次が、男闘呼組時代に深く関わりのあったアイドル雑誌『ポテト』の休刊に触れ、当時の思い出と感謝の気持ちを語った。
「本当に、お世話になりました」男闘呼組時代を支えた『ポテト』への感謝
番組冒頭、成田はアイドル雑誌『ポテト』が7月発売の9月号をもって休刊するというニュースに触れ、「ちょっと悲しいというかですね」と寂しさを滲ませた。男闘呼組時代には「本当に、お世話になった雑誌です」と振り返り、「たくさんたくさん取材をしてもらった」と深い感謝を述べた。
当時の多忙さを物語るエピソードとして、「1日に3社とかもあったし、なんか月曜から水曜までずっと取材とか、それぐらい取材なんか多かったですね」と回顧。また、リスナーから寄せられた情報で、1986年9月号の『ポテト』に男闘呼組のほか、TUBE、CCB、BOØWYらが並んで掲載されていたことを知り、「すごいじゃないですか!」「アイドル雑誌の枠を超えてますよね」と驚きを隠せない様子だった。最後に「おしゃれでしたよね。ポテトさん、本当にね、お世話になりました」と改めて感謝の言葉で締めくくった。
「穏やかな日はあんまりない」NARITA THOMAS SIMPSON撮影秘話
リスナーからのメッセージをきっかけに、自身が所属するバンドNARITA THOMAS SIMPSONの話題へ。ベスト盤のジャケット写真について、撮影地が千葉県の九十九里浜だったことが明かされると、成田は「相変わらずでもNARITA THOMAS SIMPSONの撮影の時って、普通の穏やかな日 はあんまりないんですよね、外の場合は」と撮影秘話を語り始めた。

『花火と君』のMV撮影も強風と寒さの中だったと振り返り、今回のジャケット撮影も「まあすごい強風で。やっぱり強風なんだつって。それも、そんじょそこらの強風じゃないんですよ」と、過酷な状況だったことをユーモラスに明かした。その苦労がジャケット写真にリアルな表情として表れているはずだと語った。
ONAIR:NARITA THOMAS SIMPSON『花火と君』

また、別のリスナーから、男闘呼組時代のビデオ特典だったミラーと、今回のNARITA THOMAS SIMPSONのグッズのミラーに共通点があるとの指摘が寄せられると、成田は「これ僕知らなかったですね、当時」と驚き。30年以上経て、偶然にも似たアイテムが作られたことに感慨深い様子を見せた。
成田昭次、ギタリスト列伝で Stevie Ray Vaughan の衝撃を語る「稲妻が走るか、どうか」
番組後半のコーナー「ギタリスト列伝」では、成田が影響を受けたギタリストとして Stevie Ray Vaughan(スティーヴィー・レイ・ヴォーン)を特集。自身の音楽的ルーツがハードロックやヘビーメタルにあるとしながらも、彼の音楽は「ジャンル、垣根を問わず」心に響いたと語った。

成田が Stevie Ray Vaughan を知ったのは、ドラマで共演した俳優・西田敏行のマネージャーから「こういうかっこいいギタリスト知ってる?」と教えられたのがきっかけだったという。さらに自身の兄も好きだったことが分かり、そこから深く聴き込むようになったと明かした。
初めて聴いた時の衝撃を「聴いた時に要は稲妻が走るか、どうかですよね」という言葉で表現し、彼のプレイについて「うまいのは分かった、技もあるし、テクニックもあるんだけど、だけど、最後にその感動するギターを弾くっていう。なかなかこれがね、インストゥルメンタルってやっぱりそれで人を感動させるって、かなりなことだと思うんですよね」と、テクニックだけではない心を揺さぶる力について熱弁。Mick Jagger(ミック・ジャガー)や Keith Richards(キース・リチャーズ)に見いだされたエピソードにも「ここがすごいですよね」と感嘆の声を漏らした。
35歳という若さでヘリコプター事故によりこの世を去ったことにも触れ、その早すぎる死を惜しみつつ、彼の音楽が今もなお色褪せない魅力を持っていることを力説した。
ONAIR:Stevie Ray Vaughan『Scuttle Buttin’』
最後に、6月30日から始まるNARITA THOMAS SIMPSONのライブツアーや、6月27日にリリースされる初のベスト盤ライブBlu-ray & DVDについて告知し、番組を締めくくった。
