寺岡呼人、高橋和也の意外な習慣に驚愕!真夏の北海道フェスでの思い出と音楽愛を語る

今回の放送では、Rockon Social Clubの仲間である高橋和也の意外な一面を明かすエピソードからスタート。さらに、自身がコレクションする貴重なアナログレコードの紹介や、作詞家「康珍化」の功績を辿るコーナーなど、音楽ファン必聴の1時間となった。寺岡呼人の熱い音楽愛とユーモア溢れるトークで彩られた放送内容を詳しくレポートする。

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寺岡呼人、Rockon Social Clubメンバー高橋和也の「ホットコーヒー愛」に驚く

7月も中盤に差し掛かり、本格的な夏の到来を感じさせる蒸し暑い気候について触れた寺岡。この季節になると、ある思い出が蘇るという。それは、彼が所属するRockon Social Clubが、一昨年に出演した北海道の夏フェス「RISING SUN」での出来事だった。

あの、札幌だから涼しいのかなと思ったら、全然そんなことなくて。めちゃくちゃ暑くて」と、当時の気候を振り返る寺岡。昼間の最も暑い時間帯の出番で、少し外にいるだけで「もうダメっていうぐらいの暑さ」だったと語る。

そんな灼熱の環境の中、メンバーの高橋和也が見せた意外な行動に、寺岡は度肝を抜かれたという。

たまたまあの高橋和也くんと一緒に飲み物とこに行ったんですけど、ま、僕はもう迷わず、ちょっと氷の入った、あの、お水くださいみたいな感じだったんですけど、えー、和也くんは、絶対につめたいもの飲まないらしくて。ホットコーヒーって言ったときにも、びっくりしたんですよ

真夏にもかかわらずホットコーヒーを注文した高橋の姿に、「すごいなあ、もう。僕の、あの、おばあちゃんがそんな感じだったんで」と、思わず自身の祖母を重ね合わせたという寺岡。その一方で、「ある意味かっこいいすよ。その、なんかその信念持ってるその感じがね」と、独自のスタイルを貫く仲間の姿に感心した様子を見せた。

細野晴臣の名曲で番組スタート

番組冒頭のコーナー「トワイライト・ミュージック」では、寺岡が「日曜の午後6時、今の時間帯にラジオから流れたらいいなと思う曲」をセレクト。この日、彼が選んだのは、日本音楽界の至宝、細野晴臣が1976年に発表したアルバム『泰安洋行』からの一曲だった。

このトロピカルなこの感じが本当にもう、何年たっても、新鮮ですよね。かっこいいなと思います」と、曲を聴き終えた寺岡はしみじみと語った。また、この曲で歌われている「Shyness Boy」が、実はミュージシャンの鈴木慶一を指しているという豆知識も披露し、プロデューサーならではの深い音楽知識をのぞかせた。

ONAIR:細野晴臣『東京Shyness Boy』

アナログの魅力に迫る「寺岡レコード」、ソウルミュージックの名盤を厳選

続いては、寺岡が趣味で収集しているアナログレコードを紹介する人気コーナー「寺岡レコード」。音楽への深い愛情が垣間見えるこのコーナーで、まず彼が取り出したのは、ソウルミュージックの巨匠、Curtis Mayfieldの『Tripping Out』だった。

この番組でもね、もう何曲かかけておりますけども」と語るように、Curtis Mayfieldは寺岡にとって特別なアーティストの一人。今回紹介したのは貴重な7インチのシングル盤で、「なかなかね、この7インチ、今もう貴重になってまして」「ぜひ、え、心して、えー、聴いてみてください」と、リスナーの期待感を煽った。

曲が終わると、寺岡は「このリズムがやっぱり山下達郎さんのね、あの、甘く危険な香りとかあの辺のこうリズムにも近いと言いますか、影響を与えてんじゃないかなと言われております」と分析。名曲が後世のミュージシャンに与えた影響について、独自の視点で解説した。

ONAIR:Curtis Mayfield『Tripping Out』

2曲目に選ばれたのは、The Blackbyrdsの『Walking In Rhythm』。このバンドが、ハワード大学の学生と名トランペッターのドナルド・バードによって結成されたという背景を紹介。「自分のバードっていう名前も入れておそらくブラックバーズっていう名前をつけたんでしょうかね」と、バンド名の由来にも思いを馳せた。

ONAIR:The Blackbyrds『Walking In Rhythm』

そして3曲目は邦楽から、佐藤奈々子の『サブタレニアン二人ぼっち』をセレクト。この曲が、まだ世に出る前の佐野元春との共作であり、アレンジャーをルパン三世の音楽で知られる大野雄二が務めているという、今となっては考えられないほど豪華な布陣で作られた名曲であることを紹介した。

ONAIR:佐藤奈々子『サブタレニアン二人ぼっち』

「レコメン!」で見つける最新サウンドと、寺岡呼人注目のニューカマー

番組後半では、最新の音楽シーンにスポットを当てる「レコメン!」のコーナーへ。今回はイベンター・サウンドクリエーターの池田さんがセレクターとして登場し、京都で結成されたツインボーカルバンド、カライドスコープの『SUMMER★』を推薦した。

アッパーでパンキッシュなサウンドを聴き終えた寺岡は、「これはまあ、こう、よりライブで見たいという感じがしますし」とコメント。ライブパフォーマンスでの魅力を想像し、そのポテンシャルに期待を寄せた。

ONAIR:カライドスコープ『SUMMER★』

続いては、寺岡自身が期待のニューカマーを紹介するパート。彼が選んだのは、大阪を拠点に活動するバンド、Subway Daydreamの『Radio Star』。実はこのバンド、4月の放送で別のセレクターからも推薦されており、寺岡は「4月、もうこれ2回目なんですね。すごい」と、その注目度の高さに改めて驚いた様子。

90年代のJ-POPの要素を感じさせる彼らのサウンドについて、「今の世代には新しく、少し上の世代には懐かしいサウンドで幅広い年齢層のファンから指示をされている」と分析。「この曲が一番いいなと思って」と、3年前にリリースされたこの曲に強く惹かれたことを明かした。

ONAIR:Subway Daydream『Radio Star』

The Beatlesへの愛を再確認、リスナーの切ない思い出に寄り添う

番組ではリスナーからのリクエストにも応えた。ラジオネーム「ビートルズアイさん」から届いたのは、The Beatlesの『Penny Lane』のリクエスト。メッセージには、ロンドンで訪れたアビーロードでの思い出の写真データが入ったSDカードを紛失してしまったという、切ないエピソードが綴られていた。

寺岡は「成田くん出演のラジオ楽しかったです。呼人さんと成田くんの音楽人生にはThe Beatlesが根本にあるんだなと思いました」というリスナーの言葉を受け、自身の音楽的ルーツでもあるThe Beatlesへの変わらぬ愛情を語る。

The Beatlesが一番好きな曲なんですかっていう、ま、質問が一番難しいんですけども」と悩みながらも、「今日、今パッと出てきたのは『She’s A Woman』とかですかね」とその日の気分で一曲を挙げ、The Beatlesの楽曲がいかに日常に溶け込んでいるかを示した。

ONAIR:The Beatles『Penny Lane』

「ヒットソングメイカーズ」で探る、作詞家「康珍化」の世界

番組のフィナーレを飾るのは、名曲の裏側で活躍したプロフェッショナルに光を当てる「ヒットソングメイカーズ」。今回は作詞家「康珍化」特集の第14回として、菊池桃子の代表曲『もう逢えないかもしれない』が取り上げられた。

作曲・編曲を手掛けた林哲司とのコンビネーションにも触れつつ、「タイトルからして素敵ですね。清純派の菊池桃子さんのイメージにもぴったりとハマっていて」と、康珍化が描く歌詞の世界観を絶賛。

1985年当時、高校生ながらトップアイドルとして活躍していた菊池桃子原田知世について、「物心ついた時からすごいですよね」と、その非凡な才能とキャリアに改めて感嘆の声を漏らした。そして、時代を彩った名曲を生み出し続ける康珍化の仕事ぶりを「職人芸はもう相変わらずすごいな」と締めくくった。

ONAIR:菊池桃子『もう逢えないかもしれない』

番組のラストソングには、自身がメンバーとして活動するNARITA THOMAS SIMPSONの『Long Rainy Day』をオンエア。そして、エンディングトークでは、同ユニットが現在行っているツアーが、ビルボードでの日本人アーティストのワンツアー公演記録を更新中であることを報告。「正確に言うと20公演ですね」「本当に、あの、乗り切るように、えー、ぜひ応援してください」と、ファンに向けて力強いメッセージを送った。

ONAIR:NARITA THOMAS SIMPSON『Long Rainy Day』

今回の放送も、寺岡呼人の深い音楽愛と、現役ミュージシャン・プロデューサーとしての鋭い視点が随所に光る1時間となった。懐かしい名曲から最新のバンドまで、時代もジャンルも超えて音楽の魅力を届ける『YOHITO’S MUSICHRONICLE』。来週はどんな音楽の旅に連れて行ってくれるのか、期待は高まるばかりだ。

最後にお届けしたのは、今夜2曲目のトワイライトミュージック、Chaka Khanの『Through The Fire』だった。

ONAIR:Chaka Khan『Through The Fire』

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