成田昭次、岡本健一との再会に「やっと会えましたよ」— 成田昭次のRockon The Knight #68

2025年3月1日放送のニッポン放送「KURE オキーフ Presents 成田昭次のRockon The Knight」に、岡本健一がゲスト出演した。年明けから約3か月ぶりに会った二人が、舞台活動から音楽プロジェクトまで幅広く語り合った30分となった。

番組冒頭、成田昭次は「今年ほら、ずっと会えなかったじゃないですか。やっと会えましたよ」と岡本健一との再会を喜んだ。これに対し岡本健一は「俺らお前、28年会ってなかったからね。そんな、そんな2、3ヶ月ぐらい別にそんな、そんな寂しくなんない」と返答し、二人の軽快なやり取りが番組の基調となった。

話題は、先日放送されたラジオ番組でのエピソードへ。岡本が出演した際、成田は堺正章と共に別の生放送に参加していた。岡本はその時、番組の裏で自身のインスタグラムでライブ配信を行っていたという。成田が「あれはどういう意図だったんですか?」と尋ねると、岡本は舞台終わりで駆けつけたものの、出番まで時間があったため「同時にライブやったらいいんじゃないかなと思って」と、その経緯を説明した。しかし、「全然電話かかってこなかったって話よ」と明かし、スタジオの笑いを誘った。

現在、岡本は舞台「グレイクリスマス」の公演で全国を巡っており、その合間を縫っての出演となった。成田は「その合間を縫ってRockon The Knightに駆けつけてくれたんですか?」「嬉しいですね」と感謝を述べた。しかし、岡本から「でも、あの、ここに至るまで昨日一昨日会ってますからね、続けてね」と明かされると、成田は「3日連続ですね」と笑い、「もう、だから話すことないんじゃないですか?」と冗談めかして、親密な関係性をのぞかせた。

35年前の男闘呼組ライブの記憶をリスナーに指摘される

番組には、リスナーから一通のメールが寄せられた。それは、岡本の記憶違いを指摘する内容だった。

成田が読み上げたメールによると、岡本は自身のインスタライブで「(山口県)周南市は初めて行く」と話していたが、実は1990年4月2日に男闘呼組のライブで「周南市文化会館(当時の名称は徳山市文化会館)」を訪れていたという。リスナーからの「初めてじゃなかったんですね」という指摘に、岡本は「なかったってことですよ」と苦笑い。

35年前の出来事に、成田は「覚えてなくない?」と問いかける。岡本は男闘呼組としてデビューして2年目の頃で、全国を精力的に回っていた時期だったと振り返り、「何箇所かあるんですよ。『ここ初めてだ』って言ったら、それこそ『35年前に来てますよ』って言われたりとか」と、同様のエピソードがあることを明かした。

堺正章とのコラボ作品を紹介

話題は、Rockon Social Clubが堺正章とコラボレーションしたミニアルバムの話題へ移った。3月14日にリリースされるこの作品のタイトルは『プンスカピン!』。

岡本は、CDの仕様について「これすごいですよ。このレコードジャケ、シングルレコードジャケットみたいなやつ」と興奮気味に語る。成田も「サイズがね、懐かしいよね。ドーナツ盤の時代」「このサイズ感がやっぱり一番いいっすよね」と同調した。

アルバムは全7曲入りで、表題曲の『プンスカピン!』のほか、ザ・スパイダースの名曲『あの時君は若かった』や『さらば恋人』のカバー、そして新曲『The Show Man』などが収録されるという豪華な内容となっている。

二人は、このコラボレーションの経緯や楽曲の魅力について語り合い、番組では表題曲がオンエアされた。

ONAIR:堺正章 & Rockon Social Club『プンスカピン!』

岡本健一「舞台の時は俺じゃない」

岡本が現在、舞台公演の真っ只中であることから、話題は演技と音楽の「モード」の違いへと展開した。成田が「いきなりその、やっぱモードって、その音楽のモードから芝居のモードって、なんか意識してこう変えたりとかする時あるんですか?」と質問を投げかけると、岡本は「周りの人たちの環境ですよね。人が変わると気分が変わるみたいな」と返答。

さらに岡本は「舞台とかの時は、あれもう俺じゃない」と、衝撃的な一言を口にする。驚いた成田が真意を尋ねると、岡本は役者としての在り方について持論を展開した。

昭次

俺じゃない」ってのは、どういう?

健一

もちろん自分が演じてるんだけども、そこで話してる内容とか、何か出来事が起こった時の言葉があるじゃないですか。それが『本当の俺だったら、そんなこと言わないよ』みたいなことをやっぱり言うわけですよね

健一

元々は活字じゃないですか。役と、全部字じゃない。それをちゃんとこう立体化させるって言うか、こうそこに魂を込めてくと、1つの人物像が上がってくるんだけども、その考えは自分の意思でやってしまうと、成立しなくなっちゃうんですよね

初期の頃については「最初はもう、もうあのセリフを覚えるので精一杯とか、まああとは、あの余計なことやっぱいっぱい考えてましたね。あと入り込みすぎてたとか」と振り返り、「前は舞台終わって1週間ぐらいもう廃人状態でしたもん。何にも考えられないみたいな」という過度な没入エピソードも明かした。

最も困難だった役について質問されると「建築家とアッシリアの皇帝』っていうやつ。あの成河っていう役者さんと2人でやった」と回答。成田昭次も「僕もはい、あの見させていただきました」「見たことない健一を、あれだけやっぱり、あ、すごいなと思った」と評価した。

成田昭次、ギタリストとしての試練を語る「アドリブでもっと弾けるように」

番組の後半では、成田自身の音楽ユニット「NARITA THOMAS SIMPSON」の活動についても触れられた。成田は、6月30日のBillboard Live YOKOHAMAを皮切りに、夏のツアーが決定したことを発表した。

岡本健一は12月25日のライブでNARITA THOMAS SIMPSONを客席から観察した感想を語った。

健一

NARITA THOMAS SIMPSONちゃんと見たことないないじゃない。で、本当客席に行ってちょっと見てたら、ロックオン(Rockon Social Club)とはまた違う、なんだろうな。なんかすごいね、ゴージャスな感じがしたんですよね

昭次

編成が、12管セクションですか? 12人ですよ、ホーン隊

健一

すごいですよね

楽曲の使い分けについて岡本健一が質問すると、成田昭次は楽曲制作への意識について語った。

昭次

ロックオン(Rockon Social Club)はだってほら、ここにプラス健一のギターが入って、ボーカルが入って、和也のベースとボーカルが入って、耕陽のキーボードとボーカルが入るじゃないですか?

昭次

だからだから必然的に出る音もやっぱ変わってくるとは思うんですけど、意識はしてないですね

健一

ナリトマ(NARITA THOMAS SIMPSON)を見てても、ちゃんとギター弾いて歌って、なんかその姿…歌ってるだけで、それだけでこう成立させる世界をね、昭次がね、やっぱなんか持ってるんですよね

成田は自身のギタリストとしての課題について真摯に語り始めた。

健一

余裕っていうかさ、そういうのが出てきてるでしょ?

昭次

余裕っていうか、やっぱそれだけ年月経って、弾いてなかったギターもずっと弾き続けたわけじゃないですか

健一

もうリハビリ終了してる?

昭次

リハビリは終わってるかもしれないですけど、でも試練は終わんないじゃないですか

そう切り出した成田は、「本当にアドリブでもっと、あの、ギターのフレーズがもっといろんな世界…考えないでもやっぱ弾かない、考えなくても弾けるようにはなりたいし」と、さらなる高みを目指す思いを吐露。「そういうことの試練は、もちろんあの歌もそうだし、曲作りもそうなんじゃないですか。だからそれはもうあの舞台の世界でも音楽の世界でも共通するとこ結構あると思うんですけど」と、表現活動への尽きない探求心をのぞかせた。

番組終盤、グッズ紹介で盛り上がる

番組最後には「プンスカピン!」関連グッズについて詳しく紹介された。リスナーの「あっきーさん」からRockon Social Clubのアクリルスタンドについてメールが寄せられた。

岡本健一は前回の男闘呼組のアクスタについて「結構辛口なこと」を言っていたという指摘に対し、今回については「いいです。アクスタもいいんですけど、俺的には、アクスタを入れるポーチが気に入っちゃって」と評価した。

ポーチについては「俺、ポーチが大好きなのよ」「ポーチ好きだから」と愛用ぶりを語り、「ここにこうやって入るのよ、みんな」と6人全員のアクスタが収納できることを実演した。ただし「俺がこん中に入れられてるみたいな、閉じ込められてるみたいな」「だから俺は、ポーチだけが欲しいの」とも述べ、複雑な心境を吐露した。

他のグッズについても「このトートバッグ」「これは衣装をモチーフにしてるんですよね」と紹介し、「刺繍ワッペンセット」については「よくほら、昔このGジャンとかにね、つけましたよね」「トップガン的なね、オシャレじゃん」と評価した。

番組は終わりの時間を迎える。名残惜しむかのように、成田は「本当は今日はあのヒストリーオブ岡本健一をやりたかった」と明かし、「またね、続きは来週。来週も岡本健一さんとお送りしますので、楽しみにしてください」と、岡本の次週出演をその場で決定。

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