成田昭次、ギタリスト・エース清水との交流と聖飢魔II『蝋人形の館』を語る(2025.8.23放送)

2025年8月23日放送のニッポン放送『成田昭次のRockon The Knight』にて、パーソナリティの成田昭次が、自身の音楽活動に影響を与えたギタリストとして聖飢魔IIの元ギタリスト、エース清水(現:ACE)について語った。番組では、リスナーからのメッセージ紹介や、自身の少年時代の思い出、そしてRockon Social Clubのツアー情報などもアナウンスされた。

オープニングトーク:夏休みの思い出と世界陸上

番組冒頭、成田は「こんにちは、成田昭次です」と挨拶し、放送日の8月23日が夏休みの終盤であることに触れた。「まあだまだ、暑いっすねえ」と述べた後、自身の小学生時代を回顧。夏休みの宿題であった「夏の生活」について、「毎日やんなきゃいけないんですよね、あれね」「結局最後、全くやってなくて、最後の日に慌ててやりだすっていう、なんかそんな小学生時代でしたね」と語った。

続いて、間もなく開催される「世界陸上」の話題に移行。日本開催が18年ぶり、東京開催が34年ぶりであることに触れ、「34年ぶり? 34年ぶりだと、ええ、23歳の時ですね、僕がですね」と自身の年齢と重ね合わせた。当時の記憶として、カール・ルイスと長嶋茂雄氏のエピソードに言及し、「長嶋さんが、ヘイ、カール、の時ですよね」と振り返った。新国立競技場での開催に対し、「生で見たら絶対盛り上がりますよね」「いつか生で見たいですね」と述べた。

リスナーメッセージ紹介コーナー

リスナーからのメッセージを紹介するコーナーでは、3通の便りが読み上げられた。

1通目はラジオネーム・はづきさんから。成田の「スタンディングライブに向けて足腰鍛えてください」という言葉をきっかけにジムに入会したという報告だった。これに対し、成田は「頑張ってください」とエールを送り、「半年、ま、1年ぐらいやって、やっとこう、おっ、ていう感じに自分が、お、なんか、鍛えてきたなって実感は湧くと思うんですよね」とコメントした。

2通目はラジオネーム・きよみさんから。元アパレル店員という視点から、成田の服の畳み方について「特徴があるなあと」という内容だった。成田は自身の畳み方について「無意識に、別に普通に、僕にとっては普通なんですけど」と述べつつ、アパレル店員の技術については「すごいですよね。立ったまま、あんな綺麗に」と感心した様子を見せた。自身の畳み方については、旅行時にはさらに「丸める」とし、「丸めることによって、なんか逆しわが、つかないような気するんですよね」と語った。

3通目はラジオネーム・けいこさんから。成田が好きだと公言している映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の劇団四季ミュージカルを観劇したという報告だった。けいこさんの「行ってください、ぜひ」という推薦に対し、成田は「僕もね、見たいなあってずっと思ってたんですけど」と反応。チケットが来年5月まで取れないほどの人気であることに驚き、映画版については「何回見ても面白いですよね、映画。何回見ても飽きないし、で、見るたびに新しい発見があるんですよね」と作品への思いを語った。

「ギタリスト列伝」:エース清水(聖飢魔II)

番組のメインコーナー「ギタリスト列伝」では、成田が聖飢魔IIの元ギタリスト、エース清水を取り上げた。

まず、エース清水の経歴を紹介。聖飢魔II結成時は初代ドラマーだったこと、Deep Purpleを聴いてプロを目指したこと、音楽理論は大学で独学で習得したこと、そして両親がオペラ歌手であることなどを読み上げた。

成田とエース清水の出会いは、10代後半から二十歳頃、共通の知人を介してだったという。出会いの場所は、当時六本木にあったミュージシャンの集まるバー「Boo Who Woo」。「もうその当時のもうほんとにいろんなその、あのバンド、ミュージシャン、もうそれこそX、BUCK-TICK、で、僕らもそうだし、ま、聖飢魔II…もうとにかくもうミュージシャンばっかなんすよ」と当時の様子を説明した。

エース清水のギタープレイに衝撃を受けたきっかけとして、1988年1月8日の「ミュージックステーション」放送で、聖飢魔IIはアースシェイカーと共にThe Kinksの楽曲「YOU REALLY GOT ME」を演奏。そしてこの日、成田が所属していた男闘呼組も「ROLLIN’ IN THE DARK」を披露するために同番組に出演していた。「もうそれがめちゃくちゃかっこよくて。もう本当にすげえっていう衝撃があったんですよ」と述べ、「音もかっこいいし、あのフレーズもかっこい、弾き方もかっこいいし」と、そのプレイを称賛した。

WHISKY狂頭™ @RrWhisky – 午後10:28 · 2018年6月14日

Mステでこんなのやったんだ。知らんかったわ。アースシェイカーと聖飢魔IIが キンクス(ヴァン・ヘイレンのカヴァーで有名なw)の“You Really Got Me” って素晴らしいな。Sharaもエース清水もカッケェ!

さらに、成田はエース清水、池田聡と共にアコースティックユニット「ヤイリーズ」を結成し、ツアーを行った過去を明かした。このユニット名は、3人が共通して「ヤイリギター」を使用していたことに由来する。2008年に行われた『Y.A.G. Alive ツアー 2008』では、大阪、名古屋、横浜で計6回のライブを行った。成田自身も「すごくいろんなそのエースさんのその演奏スタイル、その歌唱スタイルをね、垣-間見ることができた」と当時を振り返った。

ヤイリーズ(Y.A.G.A live Tour 2008)について

ヤイリーズ(Yairi’s)は、2008年にエース清水(ex.聖飢魔II)、池田聡、成田昭次の3人で結成されたユニット。3人の唯一の接点はヤイリギターの愛用者であることで、ヤイリ工場見学の最中に企画が持ち上がった。3人が初顔合わせをしたのは2008年7月下旬で、実際に音を出してのリハーサルはその後に行われた。

YAIRI GUITAR PRESENTS “Y.A.G.A live Tour 2008 ”

  • 2008年11月13日・14日:大阪・南堀江knave
  • 2008年11月16日:愛知・名古屋ハートランドスタジオ(1st・2nd公演)
  • 2008年11月23日:神奈川・THUMBS UP(1st・2nd公演)

計6公演を開催。

3人が順番にソロ演奏を行い、バトンタッチの際に前後のメンバーが一曲ずつ2人で演奏して交代、最後に3人でカバー曲を数曲演奏する構成。最終曲は「学園天国」で会場の観客を巻き込んだ大騒ぎとなった。出演順は公演ごとに変更された。

ハードロック色の強いエース清水、クラシカルな池田聡、ブルージーな成田昭次という3人のギタリストがそれぞれの個性を活かしながら共鳴し合った。全員がリードボーカリストでもあり、美しいハーモニーも披露された。ツアーが進むにつれて3人の息が合っていき、最終日の横浜公演は集大成となる盛り上がりを見せたという。

エース清水が使用していた白いボディに黒いラインの入ったギターに憧れ、自身のギターにラインをスプレーで描いたエピソードも披露。後に本人にそのギターについて尋ねたところ、「いや、あれはアンパンギターって言うんだよ」と教えられたという。「あの黒いラインのところがアンコなんですね」「じゃ白いとこがパンなんですね」と確認すると、「そうだよ」と返答があったというやり取りを紹介した。

Caparison Angelusの聖飢魔IIエース清水モデル

エース清水の人柄については、「全然あの気さくで飾らなくて、ほんとにいろんなこと教えてもらった」と語った。

コーナーの締めくくりとして、成田は「聖飢魔IIね、ちょっと曲かけたいですね」と述べ、「お前も蝋人形にしてやろうか!」というMCの後、聖飢魔IIの楽曲『蝋人形の館』をオンエアした。

エンディング

楽曲を聴き終えた成田は、「いや、やっぱいいっすよね。デーモンさんの声もそうだし、この時代にこの曲をね、このリフもかっこよかったなあ」と感想を述べた。

最後に、Rockon Social Clubのツアー情報を告知。「KURE 5-56 Presents Rockon Social Club Tour 2025 FOREVER CALLING -Still Rockin’-」として、9月5日の東京ガーデンシアター公演を皮切りに、福岡、横浜での日程をアナウンスし、「1年ぶり、約1年ぶりのRockon Social Clubのツアーが始まりますので皆さん、足腰鍛えて待っててください」とリスナーに呼びかけた。

番組は「また来週!」という挨拶で締めくくられた。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!