ニッポン放送「NOKKOのオカエリ ただいま。」第277回(2025年10月18日放送)に、Rockon Social Clubの寺岡呼人が3週連続ゲストとして登場した。今回は、11月5日発売予定のRockon Social Clubのコラボレーションアルバム「THE SHOW MAN」について、制作エピソードを交えながら語られた。
寺岡呼人、アルバム『THE SHOW MAN』の全体像を明かす「1つのコンセプトアルバム」
番組冒頭、NOKKOは自身も参加したRockon Social Clubのコラボアルバム『THE SHOW MAN』について話題を切り出した。寺岡は、このアルバムが多彩なアーティストとのコラボレーションで構成されていることを紹介。NOKKOは、マスタリングが完了したアルバムの全貌を聴き、「このストーリーがなんか分かったっていうか」「サントラみたいだなと思って」と、作品全体が持つ物語性を感じたと語った。

これに対し寺岡も「確かにそうですよね。ちょっとこう1つのコンセプトアルバムみたいな感じありますよね」と同意。アルバムの1曲目を飾る堺正章から始まり、最後の曲も堺正章で締めくくられる構成になっていることを明かし、作品全体で一貫した世界観が構築されていること。
寺岡呼人、「プンスカピン!」のタイトル先行制作を語る
番組冒頭、NOKKOが今回のアルバム「THE SHOW MAN」に参加した楽曲について触れた。寺岡は、堺正章とのコラボ楽曲「プンスカピン!」について、「去年の12月に、堺さんとコラボでやらせていただきまして」と制作時期を明かした。
寺岡は、楽曲制作にあたり、かつてのスパイダースが発表した「バン・バン・バン」や「フリフリ」といった楽曲を意識したと明かした。「その意味がないのに、ずっと頭に残るのって、もう音楽しかないと思ったんですよ」と語り、インパクトのある言葉の響きを重視したという。そのため、楽曲制作はメロディや歌詞よりも先にタイトルを決めることから始まったと告白。「知り合いの作詞家の方に、タイトルだけまず考えてくださいって言って、50個ぐらい考えて」もらった中から「プンスカピン!」が選ばれたというユニークな制作過程を明らかにした。
この楽曲についてNOKKOは「まるでムッシュかまやつが書いたの?みたいな」と往年のグループサウンズを彷彿とさせる雰囲気を指摘。さらに「私、このおそ松くん感ていうか」と独特の表現で楽曲の持つコミカルな魅力を語った。寺岡は「子供から大人まで、意味がないんだけど、なんか言葉が引っかかって、それを堺正章さんが歌うっていうのをちょっと想像して」「世代感をこう突き抜けるような、その、堺正章さんのキャラクターも含めて」楽曲を構想したという。
ONAIR:堺正章 & Rockon Social Club『プンスカピン!』

NOKKOへのオファーの決め手は「シーナ&ザ・ロケッツ」へのリスペクト
続いて、NOKKO自身がボーカルとして参加した楽曲「Tangerine Kiss」の制作経緯が語られた。寺岡は、NOKKOとの打ち合わせが大きなヒントになったと明かした。楽曲の方向性について、「最初、NOKKOさんが、私にはウェディングソングがないからウェディングソングに」という話もあったが、「その後にね、NOKKOさんがシーナ&ロケッツの」話をしたことで、「ああいうガールズロックパンキッシュな感じに」したと説明した。
「NOKKOさんのなかにシーナ&ロケッツあるんだっていうので、ちょっとああいうガールズロックパンキッシュな感じに、それいいなと思ったんですよね」と語り、NOKKOが持つロックな一面を引き出す方向で楽曲制作が進められたことを明かした。
このオファーについてNOKKOは、まさに求めていたものだったと振り返る。打ち合わせの帰り道、乗車したタクシーの女性運転手から「NOKKOさんですよね」「よく聴いてました」と声をかけられたという。その運転手がB’zなどを聴いていると話すのを聞き、80年代のロックサウンドの普遍性を再認識したNOKKOは、「この曲がポーンと上がってきて、ああ〜ドンピシャだなと思って」と、寺岡からのオファーが自身の感覚と完全に一致していたと語った。
さらに寺岡は、「Tangerine Kiss」というタイトルに隠された遊び心あふれるオマージュについても言及した。NOKKOの代表曲であるレベッカの「RASPBERRY DREAM」を引き合いに出し、「やっぱりあの、RASPBERRY DREAMと、柑橘系でいきたいなと思って」と、意図的にフルーツの名前をタイトルに採用したことを告白した。
これを聞いたNOKKOが「ダジャレ?」と尋ねると、寺岡は笑いながら「ダジャレってことないんですけど、オマージュです」と笑いながら訂正。アルバム全体に散りばめられた、音楽ファンならニヤリとするような仕掛けの一端を覗かせた。
豪華ゲストとの制作裏話、大友康平は高橋和也の仮歌に引っ張られた?
アルバムには他にも豪華なアーティストが多数参加しており、そのレコーディング裏話も次々と飛び出した。
大友康平(HOUND DOG)が参加した「バーボンロック」について、NOKKOは「熱いね」とその仕上がりに言及。この楽曲では、Rockon Social Clubのメンバーである高橋和也が仮歌を担当したという。寺岡は「多分、なんかその仮歌に大友さんが引っ張られたんじゃないかなっていう」「寄せてくださった感じぐらい、2人が似てるんですよね、なんか」と分析し、高橋の熱いボーカルが大友のパフォーマンスに影響を与えた可能性を。
寺岡は自身の制作姿勢について、「僕も、大友さんもそうですけど、NOKKOさんもそうなんですけども、別にノスタルジックにいきたいわけじゃなくて、なんかオマージュしつつ、新しく感じるものができたらいいなと思ったんで」と語った。
NOKKOが「やっぱり懐かしいと新しいっていう、今、流れありますもんね」と述べると、寺岡は「僕らのそのメンバーも、基本的に熱いんで、みんなが参加したら、絶対またNOKKOさんのソロの曲じゃなくて、僕らと一緒にやってる、なんか熱さみたいなものが、新鮮に必ずこう感じていただけるんじゃないかなっていう」とRockon Social Clubとのコラボレーションの意義を語った。

二人の熱い熱い歌声をお楽しみに!
#RockonSocialClub 初のコラボレーションアルバム「THE SHOW MAN」
11/5発売!
https://t.co/9WsYb4UpoJ
亀梨和也とデーモン閣下、楽曲の意外な誕生秘話
亀梨和也が参加した「亀の恩返し」について、NOKKOが「タイトルでちょっと笑った」と述べると、寺岡は制作時の状況を明かした。「亀梨さんが参加するのって、もう最後の最後の最後」で、「もうレコーディング終わってるつもりだった」が、「もうあと、もう数週間しかないんですけど、亀梨さんていうことで」急遽制作することになったという。
寺岡は「よし、じゃあ、亀の恩返しで、もう決してのぞかないでくださいっていうサビにしようと思った」が、「これ、それ鶴だなと思って」と発想の転換を語った。「じゃあ、亀だって言うところで、逆にちょっと感動する曲にいくのはどうかなと思って」制作方針を変更したという。
NOKKOが「ふるさとを思うみたいな」と感想を述べると、寺岡は「ちょうどウクレレ入れてみたり、ちょっとハワイの海なのか、それとも沖縄なのかみたいな雰囲気目、ができたなと思ってる」と楽曲の仕上がりについて語った。

💿THE SHOW MAN💿
Rockon Social Club と一流の”SHOW MAN”が贈る豪華絢爛コラボレーションアルバム✨ 参加”SHOW MAN”
#堺正章 さん #大友康平 さん #段田安則 さん #NOKKO さん #デーモン閣下 #氣志團 #亀梨和也 さん #MISIA さん
※敬称略、順不同 📸レコーディング中の亀梨君と呼人さん
亀梨君のボーカルがとても美しく、メンバーの和也はこの曲を聞いて涙ぐんでいました
亀梨君とはこれまでに何度か一緒に食事する機会もあり、今回のコラボは本当に嬉しいです
リスペクト&ロック
アルバム発売とツアーを楽しみにしていて下さいね❣️ そして
📻 ニッポン放送「KURE オキーフ presents 成田昭次のRockon The Knight」
📻 ZIP-FM「SHACHIHOKO PARADISE」
長きに亘り応援ありがとうございました
思い出が多すぎて泣けてきます🥲
充電期間を経て、パワーアップした新・成田昭次となって帰って来たいと思います #その日まで
#ネタ集め
#よろしくネ”.
一方、デーモン閣下が参加した「死ぬほどジュ・テーム」には、さらに驚くべき裏話があった。寺岡は当初、デーモン閣下のイメージに合わせて「もっと悪魔的な歌詞にしてた」と語る。しかし、デーモン閣下サイドから「悪魔がNGって書いてあったんですよ」というまさかの伝言が届いたことを暴露。その理由について、「デーモン閣下としてやる時は、もっといろんなことやってみたいんだよね、みたいな感じで」と、ソロ活動ではパブリックイメージとは異なる新たな表現に挑戦したいという閣下の意向があったことを明かした。

番組のエンディングでNOKKOは、改めてアルバムについて「すごい書き分けるっていうか」「自分が歌った曲は、1曲しか知らなかったから、マスタリング聴いて、ああ、こういうアルバムだったんだと思って、なんかこう、役をやらせていただいたっていう感じでしたね。面白かったです」と、寺岡のプロデュース能力と、自身が新たな一面を引き出された喜びを語った。
ロック、歌謡曲、ポップスと、世代もジャンルも超えたアーティストが集結した『THE SHOW MAN』。その背景には、寺岡呼人の緻密な計算と、アーティストへの深いリスペクト、そして音楽愛に満ちた遊び心が存在していた。次週以降も続く寺岡とのトークに、さらなる制作秘話が期待される。
Rockon Social Clubのコラボレーションアルバム「THE SHOW MAN」は2025年11月5日発売予定。次回放送は11月1日(土)で、寺岡呼人のゲスト出演は3週連続の予定となっている。




 
			 
			 
			