前田耕陽、大阪メディアジャックで語るRockon Social Clubの”今” 「喋りすぎちゃって声がガチャガチャ」(2025.11.13放送)

2025年11月13日、Rockon Social Clubのメンバーであり、元男闘呼組前田耕陽が、大阪のラジオとテレビ番組に連続で生出演し、メディアをジャックした。MBSラジオ「こんちわコンちゃんお昼ですょ!」と関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に相次いで登場した前田は、現在開催中の全国ツアーの舞台裏から、11月5日にリリースされたばかりの豪華コラボレーションアルバム『THE SHOW MAN』の全貌、そしてファンへの熱いメッセージまで、自身の言葉で語った。

【MBSラジオ生出演】ライブMCでの張り切りすぎを告白「僕だけ張り切って喋りすぎちゃって」

この日最初の出演となったMBSラジオ「こんちわコンちゃんお昼ですょ!」に、前田は約5年ぶりに登場。温かい拍手で迎えられたが、その第一声はツアーの熱気を物語るように少ししゃがれていた。パーソナリティからその点を指摘されると、前田は「すいません、今日ね、ちょっとライブ後で、ライブで喋りすぎちゃって声がガチャガチャなんですよ」と、照れくさそうに真相を明かした。

現在、Rockon Social Clubは全国ツアー「FOREVER CALLING -Still Rockin’-」の真っ最中。福岡での公演を終えたばかりだという前田は、しゃがれ声の原因が「歌ってじゃなくて喋りすぎちゃってね」と続け、ステージ上でのMCでつい熱が入りすぎてしまったことをユーモラスに告白した。

今、そんなツアーになってるんですか?」「MCも多いって」と共演者から驚きの声が上がると、「MC、いや僕だけ張り切って喋りすぎちゃって」と自身のサービス精神旺盛な一面をのぞかせた。その理由について、「しかもなんかやっぱりお客さん前にすると、普段よりもテンション上がっちゃうんで」と、ファンの前では自然と気持ちが高ぶってしまうと説明。俳優として舞台に立つことも多い前田だが、「舞台だとこんなこと絶対にならないんですけどね」と、バンドのライブだからこその特別な高揚感が、つい饒舌にさせてしまうことをうかがわせた。

豪華コラボアルバム『THE SHOW MAN』は「ものすごいこれもう名盤です」と強い自信

話題は、11月5日にリリースされたRockon Social Club初のコラボレーションアルバム『THE SHOW MAN』に移った。事前に音源を聴いたというパーソナリティが「これ、すごいアルバムができましたね」と興奮気味に切り出すと、前田は「すごいアルバムができちゃいました」と満面の笑みで応じ、「まあ、自分で言うのも何なんですけど、ものすごいこれもう名盤ですね」と、作品に対する並々ならぬ自信を表明した。

このアルバムには、世代やジャンルを超えた錚々たるアーティストが集結している。前田は「ミュージシャンの方も素敵なミュージシャンが」と語り、ジャズ界の巨匠・渡辺貞夫や、ゴダイゴのミッキー吉野といったレジェンドが参加していることを明かした。渡辺貞夫の名が挙がるとスタジオは騒然となり、パーソナリティが学生時代にイベント出演を依頼した際の貴重なエピソードを披露するなど、その偉大さが改めて浮き彫りになった。

さらに、アルバムのタイトルナンバーでコラボレーションした堺正章について、「マチャアキさんです」と紹介。1曲目では往年のザ・スパイダースを彷彿とさせるオマージュ楽曲を、そしてアルバムのラストを飾る曲では「すっごい渋い」演奏を披露しているという。

このほかにも、聖飢魔IIのデーモン閣下氣志團、レベッカのNOKKO、MISIA、そして後輩である亀梨和也など、豪華な名前が並ぶ。前田はアルバムのコンセプトについて、「皆さんに新しい曲を書き下ろしてやってもらったんですけど、全部がその当時の本人たちがやってたバンドに似てる感じの曲が出来上がって」と説明。それぞれのアーティストが持つ個性や歴史を最大限にリスペクトした楽曲制作が行われたことを明かした。これほど豪華なアーティストとの共演が実現した背景には、Rockon Social Clubのメンバーが長年培ってきた信頼と人脈がある。「まさかやってくれないんじゃないかって思う人も、『いいよ、いいよ』って言ってくれて」と、多くのアーティストが快くオファーに応じてくれたことへの感謝を口にした。

ライブの楽しみ方と57歳のリアル「いろんなとこ痛いですよ」

番組共演者の大森くみこは、「私ね、ほんとに男闘呼組さんというのは、もう小学校の時のアイドルで」「明星とかDuetとかで見てた方が今目の前にいらっしゃる」と、長年のファンであることを感激した様子で告白。当時のままのかっこよさを保ち続ける秘訣を尋ねると、前田は「そう?なんか、何もしてないんですけどね」と自然体で答えた。

また、松竹新喜劇の藤山扇治郎は「57歳って年見てびっくりしたんですよ。僕のおじいさん(藤山寛美さん)60で亡くなってるんで」と、自身の祖父と比較して前田の若々しさに驚いたというエピソードを披露。しかし、当の前田本人は「いやでもね、いろんなとこ痛いですよ」と正直に打ち明け、「膝とか特にね」と具体的な箇所まで挙げてスタジオの笑いを誘った。さらに、「歌詞にもありますけどね、膝が痛い1っていう」と、年齢を重ねたからこそ歌えるロックのリアリティについてもユーモアたっぷりに語り、人間味あふれる一面を見せた。

現在開催中の全国ツアーでは、このコラボアルバムの楽曲が大きな聴きどころとなる。前田はライブならではの特別な楽しみ方について、「アルバムでいろんなミュージシャンに参加してもらった曲を、ライブでは本人たちだけで歌う」と明かした。これにより、「アルバムで歌ってたアーティストの方の部分を誰が歌うのかっていう楽しみとかも」生まれるという。女性ボーカルであるNOKKOやMISIAのパートを誰が担当するのかという質問には、「そんなキー出ませんからね」と笑いを誘いつつも、「確かな高音のファルセットは前田耕陽さんが担当されてる」という情報も飛び出した。これに対し前田は、「まあ、果たしてライブでは誰が歌うんでしょうかみたいな」と含みを持たせ、ライブ本番への期待感を煽った。

ONAIR:Rockon Social Club & 野村義男『Still Rockin’』

【関西テレビ生出演】クールな表情で全国ツアーを猛アピール「一緒に熱い夜を迎えましょう」

ラジオ出演の興奮冷めやらぬまま、前田は同日午後に放送された関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に生出演。襟にシルバースタッズが施されたグレーのシャツに黒縁メガネというスタイリッシュな装いで登場した。

番組では、マスコットキャラクターのハチエモンから「そこのお兄さん、なんか言っておきたいことあるんちゃうん?」と話を振られる形で、再び全国ツアーの告知が始まった。前田は「そうなんですよ。あのですね、私が所属しているバンド、Rockon Social Clubのツアーがですね…」と切り出し、背後のモニターには熱気あふれるライブ映像VTRが映し出された。

VTRでは、カウボーイハット姿の高橋和也が激しくベースを弾き、成田昭次がギターをかき鳴らしながらジャンプするなど、エネルギッシュなパフォーマンスが展開される。観客席を埋め尽くすペンライトの光景も映し出され、バンドとファンの一体感が伝わってきた。

前田はワイプ画面でVTRを見守りながら、「2025 FOREVER CALLING -Still Rockin’-っていうタイトルで開催中です」「大阪、東京、愛知、福岡なども回ります」とツアー概要を説明した。

そして、来る大阪公演について「次はですね、11月の17、18に大阪のですね、Zepp Osaka Baysideでやります」と告知。カメラに向かって力強く、「ぜひ皆さん、外は寒くなってきましたけど、一緒に熱い夜を迎えましょう」と呼びかけた。その言葉に応えるようにスタジオからは「うわー!いいですね!」と歓声が上がり、前田は「楽しいですよ」と満面の笑みを見せた。ラジオでの「喋りすぎ」エピソードから一転、テレビではロックミュージシャンとしてのクールな表情と、ファンへの熱い思いを届けた。

共演者・北斗晶がブログで明かした「男闘呼組」との意外な縁

この日のテレビ生出演後、共演した北斗晶が自身のオフィシャルブログを更新し、前田との知られざるエピソードを披露した。

北斗はブログで、「実は、むか〜し昔。共通の友人の家で、耕陽君とは何度か一緒に遊んだ事があってね」「当時から人当たりが良くて、友達との付き合いを大切にするいい子だった」と、前田が男闘呼組として人気絶頂だった頃からの旧知の仲であったことを告白。「人当たりの良さは昔と全然変わってませんでした〜」と、久々の再会を喜んだ。

さらに、「実は✨男闘呼組✨にはちょっと、いやかなり思い入れがありまして〜」と切り出し、自身が女子プロレスラー時代に組んでいたタッグチーム「海浪組(マリンウルフ)」の名前が、「当時、物凄い大人気だった✨男闘呼組✨を、ちょっとばっかりパクって😅」付けられたという衝撃の事実をユーモアたっぷりに暴露。CDデビューまで果たしたものの、「恐ろしいくらい売れなかった(爆笑)」というオチも明かした。

最後に北斗は、「そんな訳で、男闘呼組の皆さんがまた活動を再開して頑張ってくれてるのは嬉しい限りです☺️」「耕陽くん〜これからも頑張ってね‼️」と、前田とRockon Social Clubの活動に心からのエールを送った。

ラジオでの飾らないトーク、テレビでのクールなアピール、そして共演者が明かした温かい人柄と意外な過去の接点。前田耕陽の大阪メディアジャックは、Rockon Social Clubの多面的な魅力を伝える一日となった。彼らがステージで繰り広げる「熱い夜」は、もう間もなくだ。

  1. Rockon Social Club「GO-ROUND」の歌詞一部:『♪〜右ヒザ痛い つまずいてグッタリ〜♪』 ↩︎

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