Summer of Love

アーティスト:Rockon Social Club
作詞・作曲・編曲:寺岡呼人

夏の魔法に包まれた恋を描いた、爽快なアップテンポのラブソング。80年代のJ-POPや洋楽ポップスの影響を感じさせる開放的なサウンドに、〈このまま2人で/溺れてしまいたい〉というロマンチックな歌詞が重なる。手拍子を誘う構成はライブ映えを意識しており、ミュージックビデオでは多様な“愛のかたち”が映し出される。

MVのラストにはピアニストPhilip Wooが特別出演しており、その後2024年開催の成田昭次ファンクラブイベント「CLUB55 WHITE PARTY」にも参加。

歌詞

砂浜の向こうから
歩いてくる君は
まるで地上に舞い降りたビーナス

濡れた水着の奥に
広がる宇宙の謎を
解き明かしてみたいんだ
手遅れになる前に

太陽が俺を狂わせてしまう
このまま君を奪い去りたい

⻩昏れてゆく
夏の夕暮れ
君の肌がオレンジに染まる
このまま2人で
溺れてしまいたい
夏の魔法がとける前に

君の匂いを今も
目を閉じれば感じる
シトラスの香りのビーナス

濡れた身体を伝う
情熱の蜜の味
あれは幻だったのか
君はもういない

引き潮が君を連れ去ってからは
あれほど誰も愛せなくて

打ち寄せる波 抱き寄せた肩
風になびく 君の⻑い髪

⻩昏れてゆく
夏の夕暮れ
君の肌がオレンジに染まる
あのまま2人で
溺れたかったんだ
夏の魔法がとける前に

夏の魔法がとける前に

Summer of Love
Summer of Love
Summer of Love
Summer of Love

ミニアルバムのタイトル曲「Summer of Love」は、爽やかな夏の空気を感じさせるアッパーチューン。夏のビーチを舞台に〈このまま2人で/溺れてしまいたい/夏の魔法がとける前に〉という歌詞を描き出すこの曲からは、Rockon Social Clubのポップな側面が伝わってくる。80年代のJ-POPを想起させる開放的なメロディと、バンドとしての魅力を感じさせるサウンドメイクの対比も印象に残る。メンバーの演奏シーンとともに、多様な愛の形をテーマに織り込んだMVにも注目してほしい。

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――新しいミニアルバムの話をしていこうと思います。まず先行シングルの「ポイントちょーだい」と「Summer of Love」が、これまでになかったタイプの楽曲で、アルバム用の新曲にも新しい要素がたくさん詰まっていて、ミニアルバムなのにこんなにバラエティに富んでいて、1曲1曲が濃厚なのはすごいなと、シンプルに思いました。いい作品だと思います。

岡本:「Summer of Love」は、どういうふうに思いついたんですか?

寺岡:曲を書く時に、キーワードになる言葉があったらメモすることにしているんですよ。たぶん去年のツアー中だと思うんですけど、来年の夏にツアーをやるんだったら夏の曲が欲しいなと思った時に、「Summer of Love」っていいなと思ったんですね。60年代のヒッピー文化の言葉でありつつ、なおかつラブソングでもあるというのはいいなと思って、タイトルだけメモっていたんですよね。「ポイントちょーだい」もそうで、メモっていた言葉でした。曲を書く時は、まずライブを想定するんですけど、「Summer of Love」はお客さんが手拍子するような曲にして、「ポイントちょーだい」は(左右に)手を振る曲にしたいとか、お客さんのノリのバリエーションなんですよね。

岡本:じゃあ、形も何もなく、イメージで。

寺岡:そうそう。「サビは絶対(お客さんに)こうさせたい」っていう。

岡本:でも、そのサビのメロディはまだ生まれていないわけですよね。

寺岡:そう(笑)。でも「そうさせたい」と思うんだよね。実際、今もライブで、ちゃんとそうやって乗ってくれているから。

岡本:盛り上がっていますよね。

成田:全然タイプが違いますよね。この2曲は。

――元々あれですか、呼人さんの中では、ロックバンドではあるけど、色々やれるし、やっていいバンドだという思いがあるんですか。

寺岡:毎回、怒られるのを覚悟で作っています(笑)。「これはやりすぎだ」と言われたら、「わかりました。そうですよね」と言おうと思ったんですけど、今のところ全部受け入れてもらっている(笑)。

岡本:やっぱり、否定しちゃダメですよね。

成田:そう。否定しちゃダメ。

岡本:俺にもあるんだけど、自分のこだわりがいかにちっちゃいものか、ということを感じているんですよ。だから、人から何か言われたことに対して、まずは受け入れてみようというのがベースにあります。みんなもそうなのかもしれないけど、自分たちのことを思って作ってくれているということに、まず乗っかってみる。そうすると、まったく自分では得たことのない気持ちが生まれるんですよね。新しい世界に導いてくれるみたいな感じですよね、曲によって。

成田:本当にそうだね。

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