6月21日に放送されたニッポン放送『成田昭次の Rockon The Knight』に、音楽プロデューサーであり、共にバンド活動を行う寺岡呼人がゲストとして登場。成田昭次が所属するユニット、NARITA THOMAS SIMPSONのベストアルバムリリースを記念し、創作の裏側やデビューライブの思い出を語り合ったほか、番組の最後にはRockon Social Clubの全国ツアー開催というビッグサプライズも発表された。
成田昭次、NARITA THOMAS SIMPSON「最初で最後」のベスト盤とデビューライブの記憶
番組冒頭、成田は来週金曜日に配信リリースされるNARITA THOMAS SIMPSONのベストアルバム『THE VERY BEST OF FANTASY NARITA THOMAS SIMPSON』についてトークを展開。このアルバムが「最初で最後」と銘打たれていることについて、リスナーからの質問に答える形でその真意を明かした。

成田は、「今はもうデジタル配信の時代じゃないですか。いわゆるこういう、手に取って見れる、形に残せるベスト盤はこれが最後なのではないかな」と、物理的なメディアへの特別な想いを語った。
アルバムは、過去のライブ映像3作と、成田商事名義時代の楽曲や新曲2曲を含むCD2枚、さらに九十九里浜で撮影された写真も収められた52ページのフォトブックがセットになった豪華な内容だ。
収録される映像の一つ、LINE CUBE SHIBUYAで行われたファーストライブについて話が及ぶと、成田は「デビューライブですよね」と感慨深げに振り返った。寺岡が「リハーサルもあんまりやってなかった気がする」「てんこ盛りなのにリハがね、あんまりたくさんできなかった」と当時の舞台裏を明かすと、成田も「久しぶりにやる曲が結構多いのと、その花火と君もできたばっかりで、初披露っていうことだった」と、限られた時間の中で本番に挑んだ当時を回想。しかし、完成した映像には手応えを感じているようで、「自分で改めて見返しても、なかなかいいライブになってますよね」と、そのクオリティに自信をのぞかせた。
新曲『ギラギラ』初解禁!「締め切りがないと向かえない」創作秘話を明かす
この日の放送では、ベストアルバムに収録される新曲のうち、成田が作詞作曲を手がけた『ギラギラ』がメディアで初解禁された。
自身の創作スタイルについて、成田は「僕ね、結構締め切りがないと(創作に)向かえないんですよ」と告白。寺岡に自ら締め切りを設けてもらうことで制作に臨んだという裏話を明かした。寺岡は、そんな成田から届いた楽曲を「いい曲だとパパパパッとアレンジできちゃう」と絶賛。弾き語りのデモ音源が、寺岡の「魔法」のようなアレンジですぐに完成形になったと、二人の信頼関係がうかがえるエピソードが語られた。
ONAIR:NARITA THOMAS SIMPSON『ギラギラ』
また、番組では寺岡が作曲したもう一つの新曲もオンエア。寺岡は「僕の中でも、新たな成田昭次の色気を抽出した曲になります」と紹介し、成田のボーカリストとしての新たな魅力を引き出した一曲を届けた。
ONAIR:NARITA THOMAS SIMPSON『Long Rainy Day』
番組でサプライズ発表!Rockon Social Club全国ツアー開催決定
番組のエンディングでは、成田と寺岡が参加するもう一つのバンド、Rockon Social Clubの全国ツアー『FOREVER CALLING -Still Rockin’-』の開催がサプライズで発表された。

ツアーは9月5日の東京ガーデンシアター公演を皮切りに、福岡、大阪、宮城、愛知などを巡る全18公演。成田は、一部の会場が久しぶりの「スタンディング形式」になることに触れ、「皆さん足腰を十分に鍛えて。僕らもそうですけど」と、来たるツアーへの意気込みを語った。約1年ぶりとなるツアーの発表に、スタジオは大きな興奮に包まれた。
次回の放送にも引き続き寺岡呼人が登場し、6月30日からスタートするビルボードライブツアーについて、さらに深く語り合うことが予告された。
