7月13日、ZIP-FMから放送された『SHACHIHOKO PARADISE』。パーソナリティの成田昭次とアンジェリカが送るこの番組は、記念すべき第10回目の放送を迎えた。生放送ならではの軽快なトークで幕を開けた今回、成田はライブに向けた熱い情熱や、自身の人生に大きな影響を与えたという映画への愛を語りました。前田耕陽からのサプライズメッセージも飛び出し、充実した1時間となった。

「練習したのは過去最大級」成田昭次が語るライブへの情熱と下半期の目標
番組冒頭、アンジェリカと約1ヶ月半ぶりの再会を果たした成田は、近況報告としてライブに向けた準備に余念がないことを明かした。半年間のライブ休止期間を経て、現在はツアーの真っ最中。その期間を取り戻すかのように、6月からは「1人リハーサル」に打ち込んでいるという。
「先月6月中旬からはですね、もうずっとあのリハーサル前の、1人リハーサルをずっと。こんなにあの練習したのは過去最大級です」と、ライブにかける並々ならぬ情熱を覗かせた。
そんな成田が掲げた下半期の目標は「無病息災」。Rockon Social Clubのツアーも控えており、「何とかですね、あの12月いっぱい、ライブあるので、無事完走、けがもなく病気もなく、なし遂げたいですね」と真摯に語った。その言葉通り、健康維持にも気を配っている様子。最近ではヨガを始めたといい、「体は少し、屈伸して床に指がつくようになりました」と、具体的な成果も報告した。かつては膝までしか手が届かなかったというから、その変化は大きいようだ。
アンジェリカから「針に行くなどのケアは?」と問われると、ヨガが現在の主なメンテナンス方法であることを明かし、ハードなライブスケジュールを乗り切るための地道な努力をうかがわせた。
ONAIR:NARITA THOMAS SIMPSON『君が欲しい』

『下半期で叶えたいこと!』

今回のメッセージテーマは「下半期で叶えたいこと」。リスナーから寄せられた様々な目標に、成田とアンジェリカは共感しながら耳を傾けた。
「行きつけの店を3つ見つけたい」というリスナーの投稿に対し、成田は「僕は結構あるんですよ」と即答。特に「おそば屋さんはもう必ず見つけますね」と語り、食へのこだわりを見せた。
一方、「洋服の断捨離」というテーマでは、意外な一面を告白。「僕は全然できない。もうその最初に1歩が踏み出せないんで」と、断捨離が苦手であることを明かした。アンジェリカが「もったいないお化け世代ですから」と笑うと、成田も深く頷き、衣類をなかなか手放せないというリスナーの悩みに寄り添った。
前田耕陽からのサプライズメッセージ!「ずっと笑顔でいたい」
番組中盤、Rockon Social Clubのメンバーであり、前田耕陽からサプライズでコメントが届いた。前田は自身のワンマンショー「KOYO MAEDA ONE MAN SHOW 2nd」やRockon Social Clubの全国ツアーを告知した後、下半期の目標について「ずっと笑顔でいたい。もう毎日笑顔でいたい」と語った。
このメッセージに成田も深く共感した様子。番組のエンディングでは、前田がリクエストした楽曲『風に吹かれたメロディー』がオンエアされた。この曲について成田は、「耕陽と和也が2人で作った合作」「僕も一緒に演奏させてもらったことあるんですけど、いいですよね、このちょっとレゲエ調な感じが」と、メンバー間の絆を感じさせるエピソードを披露。前田の優しい歌声がスタジオを温かく包み込んだ。
ONAIR:前田耕陽『風に吹かれたメロディー』

成田昭次、少年時代の映画体験を熱弁!「ランボーを観て筋トレを始めた」
今回の放送で特に熱を帯びたのが、成田が「気になったもの」として紹介した1982年公開の映画『ランボー』の話題だ。成田はこの映画と中学2年生の時に衝撃的な出会いを果たしたという。
「近所の映画館」が、なんと日活ロマンポルノと洋画の三本立てというユニークな上映スタイルだったと語る成田。「日活ロマンポルノの間にランボーが挟まってたんです」という、今では考えられない時代背景を明かし、アンジェリカを驚かせた。
友人と5、6人で映画館に足を運んだという成田少年。もちろんお目当ては『ランボー』だったが、他の作品にも刺激を受けたと笑う。しかし、ひとたび『ランボー』が始まると、その世界に完全に引き込まれた。
「シルヴェスター・スタローンのその演技、佇まい、表情がもうすごいリアルで。生々しくて、本当に研ぎ澄まされた、もう鍛え抜かれたこの逆三角形の体がもう…」と、当時の興奮をありありと語る。その影響は絶大で、「映画館を出た瞬間からもうみんなで筋トレ始めましたよ」と、自身の人生に大きな影響を与えたエピソードを熱弁した。
40年ぶりにこの映画を見返したという成田は、「その時観た自分の気持ちとかが一気にまたこう蘇ってきて、新しい発見もあった」と語る。中学生の時には理解しきれなかった部分や見落としていた部分が、大人になった今だからこそ見えてきたという。彼の言葉からは、作品への深い愛情と敬意が伝わってきた。
ONAIR:DAN HILL『It’s A Long Road』(映画『ランボー』テーマソング)
名古屋【ゲスい道(どう)】!日常の些細なイライラを洗い流す
番組名物コーナー「名古屋【ゲスい道(どう)】」では、リスナーから寄せられた日常の「煩悩」や「愚痴」を洗い流していく。
「スーパーで買った卵が割れていた」「納豆のフィルムが手にくっついてイライラした」といった、誰もが経験したことのある些細な悩みに、2人は大いに共感。特に納豆の話題では、成田が「僕はフィルムをこうはがすじゃないですか。で、絶対糸引きますよね。その引いた糸を、四角いパックの角にこう回すんですよ。そうすると結構きれいに」と、自身のスマートな対処法を披露。アンジェリカも負けじと、箸で穴を開けてからフィルムを引くという裏技を明かし、スタジオは盛り上がった。
また、「東郷町在住なのに、つい『名古屋から来た』と言ってしまう」というリスナーの投稿には、「プライド持ってください、東郷町に!」とアンジェリカがエールを送る場面も。成田も「すぐ近くだし、なくてはならない町ですから」と優しくフォローし、リスナーの小さな悩みを温かく受け止めた。
番組のエンディングで成田は、8月1日のNARITA THOMAS SIMPSONツアーファイナルが生配信されることや、9月から始まるRockon Social Clubの全国ツアーの先行受付が開始されたことを告知。
ONAIR:Rockon Social Club『I♡R&R』
【放送後記】成田昭次とアンジェリカ、スタジオから届けた感謝と次への意気込み

番組終了後、スタジオではパーソナリティの2人によるアフタートークが繰り広げられた。アンジェリカが「今日もありがとうございました」と切り出すと、成田も「いつもありがとうございます。心の支えになっております」と、リスナーからのたくさんのメッセージに改めて感謝を述べた。
1ヶ月半ぶりの放送となった今回、成田は「ブランクがちょっと化学反応を起こしたんですかね」と、エンディングでの少しちぐはぐなやり取りを照れ笑い混じりに振り返った。
下半期はライブが続くため、話題は再び健康管理へ。成田が掲げた「無病息災」という目標に、アンジェリカも熱中症対策として「温泉水99」を愛飲していることを明かすと、成田は「すごく売れてますよね、あれ」と興味深そうに相槌を打った。成田自身も「日頃の健康管理の積み重ねですからね。もう継続は力なりなんで」と語り、健康な体で下半期を乗り切ることへの強い意志を示した。
最後に「笑顔で幸せに、元気な人生を送れるように、頑張りましょう」とリスナーに呼びかけた成田。熱い夏を乗り切るための健康への気遣いと、次回の放送への期待を胸に、和やかな雰囲気でスタジオを後にした。次回の放送テーマは「絶叫したこと」。

