This(アルバム)

『This』(ディス)は、元・男闘呼組のメンバーである成田昭次が結成したロックバンド「What’s」がリリースしたスタジオ・アルバム。2002年1月21日に発売された

This(アルバム)

アーティスト:What’s
発売日:2002年1月21日
形態:CD
品番:HSF-03
レーベル:Haysay Factory

概要

本作は、元男闘呼組の成田昭次が2001年8月1日に結成したバンド「What’s」による初のスタジオアルバムである。バンドINORGANIC解散後の成田昭次が新たな音楽的方向性を模索する中で制作された作品で、日本のハードロック・音楽制作ユニットNOBODY(相沢行夫・木原敏雄)がプロデュースを担当した。

アルバムタイトル「This」は、バンド名「What’s」と呼応する形で命名されており、疑問詞「What’s」に対する答えとしての「This」を表現している。成田昭次の男闘呼組時代とは対照的な、よりハードで骨太なロックサウンドを追求した作品となっている。

収録曲

全作詞・作曲:SHOJI NARITA

  1. HELP ME PLEASE
  2. GOING MY WAY
  3. BAD GENERATION
  4. DIZZY
  5. SUGAR DADDY
  6. MIND GAME
  7. SQUALL
  8. DRIVE ME
  9. SUCH A FEELING
  10. GOOD OLD DAYS

音楽性・制作背景

本アルバムは、成田昭次が影響を受けた1970年代から80年代のハードロック・サウンドを基調としている。特に「BAD GENERATION」は、ギタートーンを重視したハードロック・ナンバーで、男闘呼組時代とは全く異なるアプローチが取られている。

制作にあたって、成田昭次は長年の音楽仲間であるNOBODYのスタジオでレコーディングを行った。NOBODYは矢沢永吉のバックメンバーとして活動していた相沢行夫と木原敏雄によるユニットで、1980年代から数多くのヒット曲を手がけてきた実力派のプロデューサー・チームである。

成田は後に「音のこととかも結構かなり相談に乗ってもらったり、いろんな方向性を見極めていく上で、結構NOBODYの相沢さんと木原さんにはかなり本当にお世話になっている」と述べており、本作制作におけるNOBODYの重要な役割を語っている。

バンドメンバー

What’sの結成時メンバーは以下の通りである:

  • 成田昭次(ボーカル・ギター)- 元男闘呼組
  • 山中真一(ベース・コーラス)- 愛称Yan-G、「replica」のメンバー
  • 村上淳一(ギター・コーラス)- 「MOOZY」のメンバー、2002年5月脱退
  • 小西昭次郎(ドラム・コーラス)- 2002年3月脱退

その後、四ツ田ヨシヒロ(ドラム・コーラス、愛称ヨッシー)が2002年4月に加入し、3ピースバンドとして再編成された。

関連作品・バージョン違い

2002年2月には、本作の楽曲を含むライブアルバム「What’s LIVE!!」がリリースされた。また、同年にはバンドの1周年記念ライブを収録したVHSビデオ「What’s 1st VIDEO ~What’s Birthday Gig’s,1year!~」も発売されている。

2022年には、本作収録曲「HELP ME PLEASE」を成田昭次がリメイクし、「どんでん返しのラストシーン」として配信リリースした。原曲のメロディーとコード進行を活かしながら、歌詞を全面的に書き換えた楽曲として話題となった。

グループ:What’s
アーティスト:成田昭次
Release: 2002.01.21

HSF-03 ℗ 2002 Haysay Factory

ALBUM
This
RELEASE: 2002.01.21
HSF-03
CD

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