『遺留捜査』第2シリーズは、2012年7月12日から9月6日にテレビ朝日「木曜ミステリー」枠で全8話が放送された刑事ミステリードラマ。鑑識官・糸村聡(上川隆也)が、被害者の残した“遺留品”に隠された真実を読み解きながら事件を解決していくシリーズ第2弾である。
- 放送日時:2012年7月26日(木)21:00–21:54
- 脚本:大石哲也
- 監督:長谷川康
- 音楽:吉川清之
- 主題歌:山下達郎『愛を教えて』
- 制作:テレビ朝日/東映
目次
第2話あらすじ
社会人駅伝関東地区大会に、月島中央署の“駅伝チーム”も参加する日に、名門チーム「大江戸製鋼」のアンカー・岸田祐介(水上剣星)がレース開始直前に突然倒れて死亡。事故死と見られたが、遺体からは青い布片(15cm×10cm)が発見され、糸村は“遺留品”と捉えて捜査を開始する。調査の結果、岸田はレース中のライバル選手による不正薬物投与を苦に抗議していたことが浮かび上がり、駅伝チームを巡る企業間の利権、チームメイトたちの“現場証言”や“遺留品”の意味が複雑に絡み合う中、糸村は青い布の織り柄や布の入手先から犯行の動機と真犯人を割り出す。
高橋和也の役どころ:青柳大介
- 高橋和也は本話にゲスト出演し、“大江戸製鋼”駅伝チームのメンバー・青柳大介を演じる。
- 青柳は亡き岸田祐介のチームメイト。レース前の控室で岸田が誰かと口論していた場面を目撃しており、その証言が捜査の重要な糸口となる。
- 事件解明の過程では、青柳が岸田に手渡そうとしていた“ナイロン製の青いハチマキ”(布片)を所持していたことが明らかになり、遺留品として糸村の鑑識班に提出される。
捜査当初は被疑者として聴取を受けるが、糸村の緻密な“布織りパターン”の鑑定により、青柳が事件当夜に布片を受け取った経緯が証明され、最終的には真犯人の人物像と動機が浮かび上がるキー証言者として物語に貢献する重要な役割を果たす。