成田昭次、チャック・ベリーへの思いを語る 62歳同世代のトム・クルーズに刺激を受けつつ「#ロックオンザナイト」#079(2025.5.24放送)

ニッポン放送「KURE オキーフ Presents 成田昭次のRockon The Knight」(5月24日放送)で、成田昭次がロック界の伝説チャック・ベリーについて語った。番組では同世代のトム・クルーズに触れながら、自身の音楽的ルーツを振り返る場面が印象的だった。

目次

1962年生まれの同世代への憧憬

成田昭次は番組冒頭で、現在公開中の映画「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」に触れ、主演のトム・クルーズについて言及した。「僕の中ではもうそのミッション:インポッシブルもそうなんですけど、トップガンなんですよね、トム・クルーズとの最初の出会い」と振り返り、10代の頃に受けた影響について語った。

10代はトム・クルーズが結構占めてましたね、僕の中では。バイクもそうだし、ああいう、皮ジャンもそうかな、今でいうこのムートンジャンパーっていうか、ね、あの、空軍のあのパイロットが着る、ああいうジャンバーで、当時そのバイクはカワサキの、Ninjaとかね、影響を受けてますね

1962年生まれのトム・クルーズと同世代であることに言及し、藤井フミヤ、カビラ・ジェイ、久保田利伸、三上博史らの名前を挙げながら「皆さん見えないですよね。もう、どこかで、時が止まってる感じの方が、あの、いい意味、多いですよね」と表現。「僕らもね、まもなく、あと、ね、じわじわとですね、還暦の道へとね、今着々と進んでる中なんですけどね」と年齢を重ねることへの心境を語った。

リスナーからのGretsch購入報告に感動

番組では新潟県のリスナーから、夫がついにGretschギターを購入したという報告が寄せられた。「ギター大好き、音楽大好きな主人が、成田くんに憧れて貯めたお小遣いでついに、Gretschを買いました」という内容に、成田昭次は深く感銘を受けた様子を見せた。

いやあ、すごいですよね。まあ、でもね、ギターだけじゃないですけど、ま、物とか色々ま、含めてなんですけど、値段じゃないんですよね、本当ね」と語り、楽器との出会いの重要性について持論を展開した。「その出会いだと思うんですよね、そこでね。本当にその出会った、その、始めたきっかけもそうですし、あの、ギターをやりたい、楽器をやりたいっていうね、最初にときめいたそのね、その時のあの気持ちは瞬間っていうのがね、結構いつもこう後押しされるっていうか、くじけた時とかね、そういう僕も未だにそうなのでね

ONAIR:成田商事『ボストンバッグ』

群馬県民会館での思い出に感慨

番組では群馬県前橋市のベイシア文化ホール(群馬県民会館)の閉鎖決定について報告するリスナーからのメールが紹介された。このリスナーは中学2年生の時に初めて男闘呼組のライブを見た思い出の会場で、30数年後に復活した男闘呼組とRockon Social Clubの両方のライブを体験できたことへの感謝を伝えていた。

成田昭次は「そんなにこの老朽化が気になるぐらいな、そんな、印象なかったですけどね。すごくむしろ素敵な綺麗な思い出が、ありますけどね」と振り返り、会場への愛着を示した。そして「本当にこうやって、なんだろ、ベイシア、うん、群馬県民会館の歴史の中でね、ラジオネームさちさん、最初中学2年の時のね、ライブにもこう、僕らのライブ、ライブを一緒に共にして、その30年後にね、またこうやって一緒に、またこう、僕らと一緒にね、同じ会場で共にできたっていう、ある意味この、昭和からね、時代をずっと、昭和、平成、で今令和とね、まさかね、この3代に渡ってね」と時代を超えた繋がりに感慨深げに語った。

ギタリスト列伝:チャック・ベリー(Chuck Berry)の影響力を語る

番組の「ギタリスト列伝」コーナーでは、成田昭次がロック界の伝説チャック・ベリー(1926年生まれ、2017年没)について詳しく語った。1986年にロックの殿堂入り第1号となった功績や、独特のダックウォークについて紹介し、主にGibson ES-350やGibson ES-335を使用していたことも説明した。

成田昭次は自身とチャック・ベリーとの出会いについて「僕が知ったのは、もちろんそのリアルタイムじゃないし、いわゆるそのビートルズでさも僕もリアルタイムでじゃなかったし、そのビートルズが若い時に影響を受けた人たちなのかな?だから、10代だったビートルズのメンバーに、刺激を与えたチャック・ベリーですよね、ギタリストの」と説明。

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』での扱いについて詳しく語り、劇中でのストーリー展開を解説した後「そこまで思わせるってことは、やっぱりすごく根が深い、根が強い、その、影響力のある人だなって、感じますよね。チャック・ベリーは、うーん」と敬意を表した。

そして音楽的な系譜について「だから、いきなりこの領域に、その、刺激を受けれるっていうのは、よっぽど、ね、こうやって僕もそのビートルズとかローリング・ストーンズとか、その、ジミ・ヘンドリックスとか、自分が好きだったアーティストがさらに好きだったアーティストがっていう、人たちと出会えた時は一番感動しますよね」と、音楽的ルーツを辿ることの意義を語った。

番組では、チャック・ベリーの代表曲として『Johnny B. Goode』をオンエア。成田にとってこの曲は、単に好きな曲というだけでなく、自身の音楽活動に直接的な影響を与えた特別な一曲だ。ソロ活動期であった2005年12月、ギタリストichiro率いるThe Sonsとの初共演ライブ「SHOJI NARITA & The Sons – Christmas Special Night Live」では、この『Johnny B. Goode』を情熱的にカバー。満員の観客を前に、自身のルーツミュージックへの敬意をパフォーマンスで示した。

チャック・ベリーからの影響は、成田が作曲を手掛けた楽曲にも色濃く表れている。その代表例が、1993年に男闘呼組としてリリースされた『AN EASY SONG』だ。スウィングするピアノとシャッフルビートが心地よいこのロックンロール・チューンで、成田が刻むギターリフは、紛れもなくチャック・ベリーを彷彿とさせる。成田自身の音楽的DNAが、男闘呼組のサウンドを通して表現された一曲と言えるだろう。

ONAIR:Chuck Berry『Johnny B. Goode』

Guns N’ Rosesライブ体験談

番組ではリスナーからGuns N’ Rosesのライブレポートが寄せられ、Slash側の最前列でライブを体験し、男闘呼組のライブでのノリで飛び跳ねたところSlashが笑ってくれたという報告があった。

成田昭次は「これ、Slashが反応してくれた、笑ったってことなんですかね?元気いっぱい飛び跳ねて拳を上げて、Slashの前で、ラジオネームプルメリア7776さんのこの反応にに対してSlashが笑ってくれたってことなんですね、これ。すごいことじゃないんですか、これ」と驚きを示した。

自身もライブに行ったことを明かし、Slashについて「何がかっこいいかって、もう、あのまんま。スタイル変わってない、当時のまんま」と評価。時代に流されずに一貫したスタイルを保つことの重要性について語り、「だからSlashはだからそのまんまだったし、あの、むしろそのギターのプレーなんかも、誰でもがね、あの、虜になっちゃいますよね。あの、音色がね、やっぱり、フレーズもそうなんだけど、音色がいいんだろうなと思った、Slashはね」と音楽的な魅力を分析した。

NARITA THOMAS SIMPSONの新作発表

番組では6月29日にリリースされるNARITA THOMAS SIMPSONのベスト盤兼ライブ作品「The VERY BEST of FANTASIA」について詳しく紹介された。Blu-ray、DVD3枚組にオリジナルカットで再編集したライブ映像3作品を収録し、CD2枚にはNARITA THOMAS SIMPSONと前身の成田商事の楽曲にボーナストラックとして新曲2曲を追加。さらに52ページのフォトブックも付属する豪華仕様となっている。

成田昭次は「新曲はですね、タイミングになったら、ね、いい頃合いになりましたら、この番組でもいち早くオンエアしますので、楽しみにしててください」と番組での先行公開を予告した。

上半期を振り返り下半期への意気込み

番組終盤で成田昭次は5月末を迎えることについて「僕ね、5月って結構いろんな、その年の、もう、意外と気づくとあっという間なんで、その年が変わってから、その新年を迎えてから、この5月末、ちょうど上半期ですよね、ちょうどその半とし。それでその1年のなんか成果っていうか、この1年に何を達成したらいいのかっていうのようやく見えてくるんですよね」と一年の折り返し地点への思いを語った。

そして「2025年、これからが本番ですから。ね、皆さん、このね、下半期を、我らNARITA THOMAS SIMPSON楽しく、元気に、愉快に、ハッピーに、パラダイスにね、過ごせると思っております」と下半期への意気込みを示し、「夏越の大祓 2025」と題したツアーについて告知。6月30日のビルボードライブ横浜から8月1日の横浜BUNTAIまで、10日間20公演のツアーファイナルまでの予定を発表した。

番組を通じて成田昭次は、同世代のアーティストたちとの共通点や音楽的ルーツへの敬意、そしてファンとの長年にわたる繋がりへの感謝を表現し、現在進行形の音楽活動への情熱を示した30分間となった。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次