成田昭次、『Rockon The Knight』最終回で感謝「一生忘れられない2年間になった」 2年間の歩みとリスナーへの想いを語る(2025.9.27 放送)

ニッポン放送で放送されている成田昭次の冠番組『成田昭次のRockon The Knight』が、2025年9月27日の放送をもって最終回を迎えた。通算97回目となったこの日の放送で、成田は2年間の番組の歴史を振り返りながら、ゲストとして登場したメンバーや、支えてくれたリスナーへの感謝の想いを語った。また、リスナーから寄せられた数々のメールに答え、自身の音楽活動の裏側やプライベートなエピソードを明かした。

「夢にも思わなかった」 2年間の番組を振り返り、感謝を語る

番組冒頭、成田は「本日最終回となります。97回目。こんなたくさん放送してきたんですね」と、感慨深げに口火を切った。番組がスタートしたのは2023年10月5日、男闘呼組が再始動した翌年だったことに触れ、「まさかですね、自分がラジオのパーソナリティとして番組を持たせていただくなんて、もう夢にも思わなかったんで、本当にありがとうございます。本当に感謝しかないです」と、改めて感謝の意を述べた。

2年間の放送では、Rockon Social Clubのメンバーが多数ゲスト出演した。成田はその出演回数を振り返り、「メンバーのゲストが多かったですよね」と語った。寺岡呼人、青山英樹がそれぞれ10回、前田耕陽が11回、高橋和也が7回、そして岡本健一が最多となる13回出演したことを紹介し、「本当に皆さんね、このたくさんゲストに来ていただいて番組を盛り上げていただいてありがとうございます」と、仲間たちへの感謝を伝えた。

公開収録、そして竹内まりやからのコメント…印象的な出来事を回想

番組では、ジョン・レノンの名を冠したイマジンスタジオでの公開収録も行われた。「あれ楽しかったですよね」と、リスナーとの交流を懐かしんだ。

さらに、特に印象的な出来事として、シンガーソングライターの竹内まりやとのエピソードを挙げた。竹内が男闘呼組の武道館ライブに来場しただけでなく、番組にコメントを寄せてくれたことについて、「まさか竹内まりやさんに、ライブを見ていただいて、しかも番組にコメントまでいただけるとは。こんなに素敵なことが起こるなんて、この番組が始まった当初は夢にも思わなかった」と、当時の驚きと喜びを語った。成田は、「この番組がなくては成立しなかったことなんで、本当に改めてありがとうございます」と、番組が生んだ奇跡的な繋がりに感謝した。

ONAIR:Rockon Social Club『I ♡ R&R』

SHOW-YAによる男闘呼組『TIME ZONE』のカバーに言及

リスナーからのメールを紹介するコーナーでは、様々な話題が展開された。あるリスナーからは、ロックバンド・SHOW-YAが10月8日にリリースするカバーアルバムで、男闘呼組の楽曲『TIME ZONE』をカバーするという情報が寄せられた。

成田は、かつて自身が出演していた番組『男 DE NIGHT』でSHOW-YAと共演した思い出に触れ、「懐かしいですね」とコメント。特にギタリストの五十嵐美貴について、「僕、ギタープレイも大好きで。でもこれ間違いない、これかっこいいですよね」と称賛し、SHOW-YAが演奏する『TIME ZONE』に期待を寄せた。「ライブでもでもやってくださるんですかね」と、ライブでの披露を心待ちにする様子を見せた。

初めて買った車は「日産のフェアレディZ」だった

初めて自分の車は何でしたか?」というリスナーからの質問に対して、成田は「日産のフェアレディZかな」と回答した。

男闘呼組のメンバーの中では車を買うのが一番遅かったと明かし、「健一(岡本健一)が最初Zを乗ってて。和也(高橋和也)もZ乗ってたかな。2人がZ乗っててその影響もあったかもしれないんですけど」と、メンバーからの影響があった可能性を示唆した。岡本健一からの紹介で、黒いフェアレディZを購入したのが最初の愛車だったという思い出を語った。

リスナーからの無茶振り? 成田昭次、巻き舌のコツをレクチャー

昭次くんに巻き舌を教えてほしい」というユニークなお願いメールも届いた。これに対し成田は、「これね、なかなか難しいですよね」と苦笑しつつも、実践してみせることに。「多分その、舌先を上あごに、なんかこう喋るトーンだとね、これなかなかできないんですよね」と前置きし、「ぶるるるるるってことですね」と実演。

舌の先を上あごにちょっとひっつけて、この舌を早く動かす」とコツを解説したが、「これ、難しいなこれ」と自身も苦戦する場面も。最後には「ちょっと練習してみてください」と、リスナーにエールを送った。

ライブ衣装の決め方「健一が『これいいんじゃないの?』って」

ライブ衣装はどうやって決めているのですか?」という質問には、スタイリストだけでなく、岡本健一も深く関わっていることを明かした。

基本的にはスタイリストがヴィンテージ品など様々な衣装を揃えてくれるが、それに加えて岡本が「昭次、これいいんじゃないの?」と衣装を持ってきてくれるパターンも多いという。「自分で自分のことあんまり僕分からない方なんで」と、岡本からの提案を受け入れていることを語った。先日のガーデンシアターでのライブ衣装も、岡本がセレクトしたものにアレンジを加えたものだったと、制作の裏側を明かした。

アイドル時代の野球大会を振り返り「若いってすごいですね」

リスナーから送られてきたというアイドル時代の野球ユニフォーム姿の写真を見ながら、当時の思い出を語る一幕もあった。写真に写る自身の姿を見て、「意外とガタイいいですね、これ成田昭次。今の1.5倍…いや2倍はないか」と笑いを誘った。

5番レフト/成田昭次(1990.1.6@東京ドーム)

その野球大会は、近藤真彦や田原俊彦も参加していたといい、「(自分は)レフトとかファーストを守ってた記憶はあるんですけどね」と記憶を辿った。メンバーも野球がうまく、岡本健一はピッチャー、他のメンバーも皆うまかったと振り返り、「いやあ、若いってすごいですね、やっぱりね」と懐かしんだ。

※最優秀選手賞:岡本健一 敢闘賞:成田昭次・前田耕陽

活動休止前の男闘補組ライブ、MCの記憶

活動休止前の男闘呼組のライブについて、「おしゃべりは全くなかった記憶があります」というリスナーからのメールも紹介された。

成田はこれに対し、デビュー前のライブでは前半が芝居、後半がライブという構成だったことを明かした。デビューしてからは音楽中心のライブになったが、「後期、男闘呼組が3枚組のアルバムを出したぐらいのツアーの時からあんまりMCしなくなった記憶はあるんです、僕ん中で」と、リスナーの記憶が正しかったことを認めた。

一方、当時のライブグッズについては「全く覚えてないし、グッズがあったのかどうかっていう記憶にないですね」と正直に語った。

男闘呼組が音楽のきっかけ、リスナーからの熱いメッセージにエール

楽器やバンドを始めたいと思ったきっかけは男闘呼組でした」というリスナーからの熱いメッセージも読み上げられた。そのリスナーは、来年に男闘呼組のコピーバンドでワンマンライブを行う予定だと報告。

成田は「すごい!おめでとうございます!」と心からの祝福を送り、「男闘呼組の曲って結構複雑で転調もあって難しいし、すごいですね」と賞賛した。現在はアプリで音源からボーカルや特定の楽器の音を消すことができる便利な時代になったことに触れつつ、自身も好きなアーティストのレコードに合わせてギターを弾いていた経験を語り、「あれ気持ちいいんですよね」と共感を示した。最後に「ワンマンライブ、頑張ってください」と力強くエールを送った。

『一生忘れられない2年間』、リスナーへの感謝で締めくくる

番組のエンディングで、成田は改めて2年間を振り返った。「今日最終回なんですね。いやあ、寂しいし」と名残惜しさを滲ませながらも、「自分にとってこの2年間って、もう生活の一部、体の一部みたいな感じだった」と、番組が自身にとってかけがえのない存在であったことを語った。

始まった頃はね、もうめちゃくちゃ緊張してた」と当初の不安を吐露しつつも、リスナーからのメールに励まされ、多くのことに気づかされたと述べた。「本当にかけがえのない時間だし、この人生の中で、もう一生忘れられない2年間になりました」と、万感の想いを込めて感謝を伝えた。

最後に、「終わりがあればまた始まりもありますので。またどこかで」と再会を誓い、「皆さんもこれからの人生を悔いのないように過ごしていただければと思ってます。僕も悔いのないようにこれからの人生も突き進んでいきたいと思ってます。本当にこの2年間ありがとうございました」と、リスナーの未来にエールを送り、2年間の番組の幕を閉じた。

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