2025年11月30日、TOKYO FM系列で放送されたラジオ番組『KURE 5-56 Presents Go! Go! Rockon!』。Rockon Social Clubの成田昭次がパーソナリティを務める第9回の放送は、先週に引き続きドラマーの青山英樹をゲストに迎えて行われた。「大人の隠れ家・ガレージ」を舞台に、音楽、スポーツ、ツアー中の裏話、そして食へのこだわりまで、多岐にわたるトークが展開された。

呼人さんと健一さんも大好きなメジャーリーグ⚾
の話などをお届けしました! 来週は #成田昭次 さんと…
誰が登場するんでしょうか?🤔
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成田昭次と青山英樹、レコードの「血の通った音」
番組冒頭、成田昭次は「50代と30代」という年齢差に触れつつ、青山英樹とのトークをスタートさせた。収録現場であるガレージの雰囲気に話題が及ぶと、青山は車やバイク、ギターといったアイテムに加え、ズラリと並んだレコードのコレクションに注目した。
成田が「何枚ぐらいあります?これ」と問いかけると、青山は「100、200枚ぐらいあるんですかね」と圧倒された様子を見せた。成田から「最近レコードとか聴きます?」と尋ねられた青山は、Rockon Social Clubの1stアルバム『1988』がレコード盤としてもリリースされたことに触れつつ、自身の再生環境について語った。現在は自宅に再生機器がなく、実家にある父親のプレイヤーを使って聴くことがあるという。「やっぱレコードいいですよね、音が」と青山が感想を述べると、成田もそれに強く同意した。

成田はレコードの魅力について「温かみがある」と表現し、「針の血が通ってるっていうか、ふくよかっていうか」と独特の言い回しでデジタル音源との違いを説明した。自身も最近レコードにハマっていることを明かし、アナログ盤特有の音質への愛着を示した。
NOKKOとのコラボ楽曲におけるキーの裏話
オープニングナンバーとして、アルバム『The SHOW MAN』に収録されているNOKKOとのコラボレーション楽曲『Tangerine Kiss』がオンエアされた。楽曲終了後、成田は「久しぶりにこの、オリジナルのNOKKOさんバージョン」と感慨深げに語った。
現在行われているツアーでは、Rockon Social Clubのメンバーが歌唱するためにキーを下げて演奏しているという事実を成田が明かした。「NOKKOさんのキーだと僕らの声が、ちょっとキーが高い」とその理由を説明すると、青山も「そうですよね、下げてるんで」と同意した。
成田は改めてNOKKOのボーカルについて「いいっすよね」と称賛。青山も「声が、抜けがいいですし、もうなんか、明るくなる」と、その歌声が持つポジティブなエネルギーについて語った。成田は最後に「いつかこのNOKKOさんとステージ共演したいですよね」と、ライブでの共演への強い意欲(匂わせ?)を言葉にした。
ONAIR:Rockon Social Club『Tangerine Kiss』

成田昭次、大谷翔平選手をB’zの稲葉浩志・松本孝弘に例える
番組恒例の「ガレージニュース」のコーナーでは、以下の3つのトピックが紹介された。
- 大谷翔平選手、ナ・リーグ満票でMVP。二刀流復活。3年連続4回目の栄誉
- SNS利用に年齢制限を設けるデジタル成人年齢
- 人間の作成した楽曲と完全AI生成楽曲の違いを判別できない人は97%
この中から、成田と青山は「大谷翔平選手のMVP受賞」のニュースをピックアップした。青山はリハーサル現場でもこの話題で盛り上がっていたことを明かした。
成田は、今年東京ドームで行われた開幕戦を岡本健一と共に観戦した際のエピソードを披露した。初めて生で見る大谷選手がバッターボックスに入った瞬間について、「背中に、もう星が見える」と表現。青山も「宿ってる感じ。スーパースター」と頷いた。
また、Rockon Social Clubのリハーサル中に、ドジャースとブルージェイズの試合経過を気にしていたことや、メンバーの寺岡呼人が大谷選手の大ファンであることにも触れた。成田は「メジャーリーグフリークが多いですよね、Rockon Social Clubのメンバーは」とバンド内の野球熱の高さを語った。

KURE 5-56 Presents #RockonSocialClub Tour 2025
FOREVER CALLING -Still Rockin’-
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さらに青山は、投手と打者の両方で活躍する大谷選手の凄さをミュージシャンに例え、「ビートルズの、あの稲葉(浩志)さんと松本(孝弘)さんをなんか一緒にやってるみたいな感覚なんじゃないですかね? ピッチャーとバッター」と、B’zの二人が一人に集約されたような存在であるという独自の見解を示した。
世界的な活躍という観点から、成田はビルボードチャートで1位を獲得した坂本九の『上を向いて歩こう』や、近年活躍するBABYMETALの名前を挙げ、日本人が世界で快挙を成し遂げることの凄さを改めて強調した。
ONAIR:亀梨和也 & Rockon Social Club『亀の恩返し』

成田昭次、飛行機恐怖症を克服した理由は「岡本健一」
リスナーからのメッセージを紹介する「ガレージレター」のコーナーでは、宮崎県のリスナーから「飛行機への慣れ」についての質問が寄せられた。5年前の復帰時には飛行機が苦手だと語っていた成田だが、全国ツアーを回るようになった現在の心境を問われた。
成田は「もうだいぶ慣れた」と回答。その理由として、飛行機の座席で隣になることが多い岡本健一の存在を挙げた。新幹線移動の際も含め、岡本とずっと会話をしているため、「気づくともう着いちゃってて」と説明。話に夢中になることで、怖がる瞬間もなく移動が完了していると語った。
また、成田はかつての苦手意識について「飛行機に限らず、何が起こるかわからん」というネガティブな思考にとらわれすぎていたと分析。「陸から離れるってことにちょっとこだわりすぎてた」と振り返りつつ、現在は無事に克服したことを宣言した。

青山英樹、リズム隊とは「夫婦のような関係」
成田の話を受け、青山は自身の移動時の座席事情について語った。青山の場合、隣席は高橋和也になることがほとんどだという。「リズム隊なのか、和也さんとずっと……もう新幹線もだいたい一緒」と述べ、移動の車内でも自然と隣にいることが多いと明かした。
成田から「なんか話したりするんですか?」と問われると、青山は「ライブの勢いのまま『あそこどうだったー』とかやっぱり話はしてたり」と、ライブの振り返りを中心に会話していることを伝えた。また、高橋が出演する舞台についても興味を持って質問することがあるという。これに対し成田は「真面目だね」と感心した様子を見せた。
さらに成田が「リズム隊ってね、夫婦じゃないですか」と、ベースとドラムの関係性を夫婦に例えて質問を投げかけた。「どっちが旦那さんになるんですか?」という成田の問いに対し、青山は少し考えた後、「Rockonな感じだと、僕が全然なんか……和也さんが旦那みたいな感じですけどね」と回答し、成田の笑いを誘った。
福岡の「アグー豚のしゃぶしゃぶ」と名古屋の「ひつまぶし」
続いて、神奈川県のリスナーから寄せられた「ツアー先で食べた美味しいもの」についての質問が紹介された。
成田は、先日福岡で食べた「しゃぶしゃぶ」について詳細に語った。知人の店で提供されたその料理は、土鍋に出汁を張り、芽ネギと細く切った大根を入れた後、薄くスライスした沖縄県産のアグー豚を投入するというものだった。野菜を肉で巻いて食べるスタイルで、出汁に味がついているためポン酢やゴマだれを使わずに食べられる点を絶賛。「めちゃくちゃヘルシーで。でまたアグー豚ってね、あの脂がね、くどくないんですよ」と、その味わいを熱心に描写した。
一方、青山は今後訪れる福岡で「水炊き」を食べたいと希望を述べつつ、成田の地元である名古屋の「鰻」を挙げた。特に「ひつまぶし」が好物だという。
ここから二人は鰻の焼き方についての「東西の違い」について議論を展開した。成田は「身はふんわりしてるんですけど、皮の側が割とあのパリパリカリカリしてる、香ばしい感じ」が好きだと語り、青山も「あのパリパリいいですよね」と共感した。成田はさらに「骨を感じない」焼き加減がポイントであると力説し、最後にお茶漬けで締める名古屋流の食べ方で意気投合した。
「ラスボス」の登場を予告し、次週へ期待を繋ぐ
番組の最後、Rockon Social Clubの今後の予定として、12月3日・4日のZepp Fukuoka公演、そして12月25日の横浜BUNTAI公演が告知された。
成田は急激な気温の変化に触れ、「春と秋がどこ行ったんだっていうぐらい」と表現し、リスナーへ体調管理を呼びかけた。青山も「東北までありますんで、ちょっと頑張って、風邪インフルエンザ、気をつけて過ごしたい」とツアー完走への決意を語った。
次週の放送について成田が「もうそろそろラスボスの出番かな?」と水を向けると、青山も「本当に、あの方だけなんですよね、来てないの」と応じた。成田は「『いよいよ俺の出番か?』(ラスボス風)みたいがね、来てくださることをですね、切に願っていますので」と、まだゲスト出演していないメンバーの登場を匂わせ、期待感を煽って番組を締めくくった。

