2023年11月16日、interfmの『TOKYO MUSIC SHOW』は、Little Black Dress の Ryo が、Rockon Social Clubの2枚目のアルバム『Don’t Worry Baby』の発売を翌日に控えた成田昭次を迎えた。成田は、夜7時になると次の日を考えて憂鬱になる話から、20年あまりぶりに行ったジムの話へ。Ryo の誕生日の公演と、その翌日の寺岡呼人の30周年のライブを振り返り、寺岡の曲に自分が加わった『メッキ』の話もした。大切な人を亡くしたリスナーには、自分の経験から言葉を送った。男闘呼組の曲のカバーアルバム『2023』の録り直し、自分で選んだもんた&ブラザーズの『ダンシング・オールナイト』と、もんたよしのりとの思い出を話し、新しいアルバムでは、名古屋の神宮前で育った成田が『神宮前ボーイズ』を、Ryo がコーラスで加わった『Sweet Devil Woman』を語った。最後は、11月25日の NARITA THOMAS SIMPSON の初めてのライブと、12月のツアーを案内した。
ありがとうございました!
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ナリトマ?ナトソン?初出社
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#成田昭次 さんをお迎えしました!
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「夜7時ですからね」
Ryo は、岡山のショッピングモールのクリスマスツリーの点灯式とライブに、キーボードの Devin Kinoshita と出た話から始めた。その帰りの新幹線で連絡を受け、そのまま静岡へ。MISIA の『星空のライヴ』の公演で、急に15分ほどグッズを紹介し、1曲歌うオープニングアクトを務めたという。この夜は成田を迎えて、新しいアルバムとツアーの話を聞く回だった。
ONAIR:Little Black Dress『逆転のレジーナ』
曲が明けると、成田は「成田昭次です」と名乗った。Ryo が「ナイトモードの成田さんです」と笑うと、成田は「夜7時ですからね」と応じた。成田にとって夜7時は、「7時だと次の日のことを考え出すみたいな」時間で、「もうかなりね、憂鬱な感じになってくる」という。小学校に通っていたころからの感覚だと笑った。
体内時計はとても正確だという Ryo に、成田は、名古屋に戻ってからの10年以上の暮らしを挙げた。早朝に起きる生活が10年以上続いたので、体内時計ができていたのかもしれないという。
20年あまりぶりのジム
Ryo は最近、週に2、3回、朝6時に起きてジムに通い、45分間自転車をこいでいるという。成田は「偉いね」と驚き、自分も20年ほど前に1年ほどジムに通い、この間、久しぶりにまた行ったと明かした。「20何年ぶりですよね」。マシンは「えらい進化してる」という。
外のアスファルトの上を長く走ると足を痛めるので、ジムで走るのもありだという。ただし、ジムまでは歩いて行くのが成田の決めごとだ。
昭次決して車とか自転車とかで行かないようにするって、そこの根本を改善していかないと
ジムが自宅から1km圏内なら、早歩きで行けばいいという成田に、Ryo は「皆さん、ムキムキになる成田さんを、ご期待ください」と笑った。1か月あまり前の10月5日の『成田昭次のRockon The Knight』でも、成田は、ツアーの後に自宅で腕立て伏せや腹筋、スクワットを再開したと話していた。
「まだ1/10」の3年と30年
アルバムの発売は翌日の11月17日。成田は「いよいよこの記念すべき日」と喜んだ。11月3日の Ryo の誕生日の公演には成田も来ていて、Ryo は、ちょうど3年前の誕生日の公演から始まったと振り返った。成田は、ビルボードライブには「すごくご縁があって」と話した。2020年11月3日、Little Black Dress の誕生日の公演『参ったな2020』に、成田は約10年ぶりのステージとしてゲストで出ている。
その次の日には、寺岡呼人の30周年のライブがビルボードライブで開かれ、成田も歌った。寺岡の30年と、自分の3年。成田は「まだ1/10」と笑った。



呼人さんもうね、30周年じゃないですか。で、僕3年
寺岡は JUN SKY WALKER(S) のベーシストとして、男闘呼組と同じ1988年にデビューしたが、デビューも学年も少し先輩だった。成田によると、学年で並べると、寺岡が中学3年、前田耕陽と成田が中学2年、岡本健一と高橋和也が中学1年になる。Rockon Social Club の中では皆が横並びだが、寺岡だけは、悪の巣窟の中に、銀縁の眼鏡と学ランの優等生がいるように見えるという。寺岡は1968年2月生まれ。
チームは不良だけでは成り立たない、男闘呼組を不良と言っているわけではないと慌てる Ryo に、成田は「不良でいいと思いますよ」と返し、男闘呼組には『不良』という曲もあると笑った。



呼人さんはRockon Social Clubの司令塔ですからね
『メッキ』と「スズ」
二人の話の後ろで、寺岡と成田の『メッキ』が流れ始めた。アコースティックギターとボーカルだけの曲だ。歌詞がすてきだという Ryo に、成田は、寺岡がゆずを手がけてきたことを持ち出し、「オマージュじゃないですけど」と続けた。成田は「すず」と口にして笑い、この曲は「スズメ名義で良かったんでしたっけ?」と聞いて、Ryo を笑わせた。寺岡は、ゆずのプロデュースでも知られる。
成田によると、8月の河口湖ステラシアターで「そこでスズがデビューして」、その時に演奏したのは別の曲だった。Ryo は、そこでリハーサルの『メッキ』を聞いていたので、曲はそれより前にできていたことになる。8月の河口湖ステラシアターは、Rockon Social Club が出た『PEACEFUL PARK Charity for Happy Inclusion 2023』の会場。『メッキ (feat. 成田昭次)』は、11月1日に配信が始まった寺岡呼人の30周年のベスト盤『MASTER PIECE -maverick-Best of 30 Years』に、『ウムウム』と並んで入っている。
寺岡呼人の30年に「歴史を見た」
成田は、怒涛の3年間を振り返った。寺岡と出会い、『パズル』が生まれ、男闘呼組のメンバーとも仲良くなって、Rockon Social Club が生まれた。その上で寺岡の30年の歴史をじっくり見られたことが、勉強になったという。自分もまだまだ頑張らなければいけない。二人とも、ちょうど55歳だ。
30周年のライブでは、寺岡が50歳の時に作った『50レンジャー(秘密戦隊☆ゴジュウレンジャー)』を、55歳になったので『55レンジャー』として一緒に演奏した。高橋和也と岡本健一も駆けつけ、大阪では前田耕陽も来た。東京にはゆず、大阪にはさだまさしが来て、さだは成田の横で『雨やどり』を歌った。



歴史を見たっていう感じでしたよ
Ryo も林哲司の50周年の催しに出て、先輩たちの何十年の音楽の暮らしをそばで見て、未来が怖くなくなったと話した。ボスも「楽しい」と言っていたと Ryo が続けると、成田は、音楽は音を楽しむことだと応じた。



音楽が本当に好きで好きでやってきたこの30年っていうのをね、めちゃくちゃ感じましたね
「賑やかな方がいいんじゃないですか?」
この日が誕生日のリスナーが二人いた。北のきーは、成田と同じ55歳になり、先週は孫も生まれた。成田は「ダブルですね」と祝った。
エルの誕生日は、5年前から母の命日にもなった。もっとできることがあったのではと今も悔やみ、騒いではいけない気がして、静かに過ごす日になったという。Rockon Social Club のアルバムと、翌週の成田商事(NARITA THOMAS SIMPSON)のライブを、勝手に誕生日のプレゼントだと思って楽しむと書いていた。成田は「賑やかな方がいいんじゃないですか?」と答え、母もきっと賑やかな方を喜んでいると話した。自分も大切な人を亡くし、何年たっても忘れられないが、と続けた。



違う形でまたね、自分の中で、自分も成長していくし、その時のショックとかもね、だんだん和らいでくるんだと思うんですよね
カバーアルバム『2023』は「今のが完成度が高い」
Ryo は、Rockon Social Club が出した男闘呼組の曲のカバーアルバム『2023』に話を移した。ライブの映像作品『ROCKON SOCIAL CLUB 1988』の特典の CD で、10月27日に配信が始まった。寺岡が曲を選んで編曲し、歌の割り振りは成田が組み直した。
録り直して気づいたことを聞かれ、成田は、当時が悪かったわけではないと前置きして答えた。



今のが完成度が高いですよ
男闘呼組は30年近く活動していなかったので、4人ともその間、男闘呼組の曲を演奏していなかったはずだという。そこで若いころのシングルやデビューアルバムの曲をやろうと盛り上がると、テンポが速く、「アレンジも複雑、で、キーが高い」。名古屋で27年ぶりに音を出した時、成田は想像を絶すると感じた。ずっと音楽から離れていた自分に対し、ほかのメンバーには昔のままの力があった。舞台に立つ岡本と前田には声量があり、声量があるのは体力があるということだと話し、「自分もちょっと鍛えなきゃいけない」と思ったという。男闘呼組の4人は、2020年8月4日に名古屋のスタジオで、27年ぶりにそろって演奏した。


Ryo は、『BREAK UP SHOW 2023』で聴いた、このアルバムの『LOVE BLUE』がかっこよすぎたと話し、曲をかけた。『LOVE BLUE』は、成田が作曲し、作詞にも加わった男闘呼組の曲で、1991年の『I’m Waiting 4 You』では成田が一人で歌った。『2023』の録音では、何人もが交代して歌う形になった。
ONAIR:Rockon Social Club『LOVE BLUE』


もんたよしのりの声
ONAIR:もんた&ブラザーズ『ダンシング・オールナイト』
成田が選んだ1曲は、もんた&ブラザーズの『ダンシング・オールナイト』。1980年の曲で、成田は小学校のころだったかと話した。新しいアーティストを知るきっかけは、ほとんどが『ザ・ベストテン』だったという。インターネットも携帯電話もなく、ダイヤル式の電話の時代だった。子どものころ、成田は母が気に入ったこの曲の歌詞を覚えて母に教え、母には、その歌声がもんたよしのりに引けを取らないように聞こえたという。
成田は、もんたよしのりに一度だけ会ったことがある。男闘呼組のころ、レコード会社が同じで、その会社のイベントに、もんたよしのり、西城秀樹、SHOW-YA の寺田恵子、男闘呼組が出た。挨拶をすると、関西の気さくな雰囲気で、優しく、シャイな人だったという。





一聴してすぐわかるっていう、あの声はね。素晴らしいですよ
Ryo が、先日のニュースはショックだったと話すと、成田も驚いたと応じ、二人はもんたよしのりの冥福を祈った。
『Don’t Worry Baby』は「めちゃくちゃベタ」
アルバムの話になると、成田はまず題を持ち出した。



『Don’t Worry Baby』ってめちゃくちゃベタじゃないですか?
だからいい、覚えやすいと二人は笑った。ジャケットはインパクトがあってポップで、開くとさらにおいしそうに見える。成田は「美味しそうっていうのも大事なんですよね、このCDのジャケットって」と話し、赤のほかに黒もあると続けた。二人は、黒はチーズのかかったフライドポテトのようだと笑った。


同じ年に2枚目のアルバムを出すのは「今の時代では珍しいみたい」だが、80年代のバブルのころはあったと成田は話した。Ryo は、寺岡が全部一人で曲を作ったのがすごいと話し、1枚目はメンバーのルーツをもとにした分かりやすいアルバムで、2枚目はその延長の曲を残しつつ、飽きさせないほどバラエティに富んでいると感想を伝えた。成田は、根っこにあるものは揺るがないが、1枚目とは違う要素が必ず入っていると答え、全11曲は最近のアルバムとしてはボリュームがある方だと話した。



本当にこれ、「あれ?これ同じバンドなの?」っていうぐらい楽曲の幅が広いバラエティに富んだアルバムだと思うんですけどね
先行配信の1曲目『LIFE』を、Ryo はケルト音楽のようで、フォークソングのような人生観を歌う壮大なメッセージソングだと話した。成田は、アイルランドのような響きと、オカリナのような音色、なんとも言えない疾走感を挙げた。
※ケルト音楽は、伝統音楽をもとにしたポップスやロックから、民族風の今の音楽まで、幅広い音楽に付けられる呼び名。オカリナは、息を吹き込んで鳴らす笛の一つで、素焼きの陶器で作られたものが多い。
Ryo がいちばん聴いてほしいと選んだのは、6曲目の『神宮前ボーイズ』だった。アルバムの CD は11月17日に出る。寺岡のプロデュースで10曲が入り、初回生産限定盤には『ドント・ウォーリー』が加わる。
ONAIR:Rockon Social Club『神宮前ボーイズ』
「神宮前、僕、神宮前育ちですね」
曲の後、成田は、神宮前は名古屋にもあると明かした。



神宮前、僕、神宮前育ちですね
熱田神宮の目の前の駅が神宮前で、近くには神宮公園もあり、小さいころから当たり前のように行っていた。上京して初めての所も、明治神宮のある東京の神宮前だったという。曲は、10代のころの思春期の感じではないかと成田は話した。寺岡は、男闘呼組の4人を重ねてこの曲を書き、渋谷ではなく神宮前という地名を選んだと話している。
題からは想像できなかったバラードで、覚悟して夢を追ったことがある人なら誰にでも響く、と Ryo が話すと、成田は、当時の自分たちを振り返った。



もしかしたら若いし、そこまで重く受け止めてなかったかもしれないですね、今となってはですけどね
未熟だったこともたくさんあっただろうという。こういう曲が生まれるのは、寺岡やメンバーとの会話があるからかと Ryo が聞くと、成田は「もちろんですよ」と答え、皆が仲がいいと話した。50代の男性同士が、毎晩のようにご飯を食べに行く。



毎晩だってご飯食べに行こうよって、言いますか?
男闘呼組のツアーの間もとても仲が良く、「昔より仲良かったですね」。9月と10月は、それぞれの舞台もあってほとんど会っていなかったが、最近久しぶりに岡本や高橋、前田に会うと、エネルギーを放っているのがすぐ分かったという。いつも前向きに物事に取り組む姿勢に、「見習うところはたくさんあるんですよね」と話した。Ryo は、誰かが「歩くパワースポットだ」と言っていたと笑った。
Ryo のコーラスと「カズちゃん節」
アルバムを受け取ったサニーとケイからは、歌詞カードの最後のページに、コーラスの Ryo の名前を見つけたという便りが届いた。Ryo は『Sweet Devil Woman』にコーラスで加わった。



めちゃくちゃいいんだよね、このコーラスがやっと入って「完成した!」って感じだったもんね
Ryo がコーラスを入れたのは、成田のギターの録音の日で、成田が着いた時にはもうできあがっていた。寺岡の指示は速く、ブースの中と外で「こういうの歌ってみて」とやり取りしながら、アドリブで2時間ほどで録ったという。成田は「声がね、やっぱり楽器なんだよね、Ryoちゃんはね」と話し、Ryo は成田もそうだと返した。



声もやっぱり楽器だと思うんですよねー
この曲のメインボーカルは高橋和也。成田は「カズちゃん節ですよ」と話し、ライブでは、『Te querrá mucho』に続く、第2弾のパフォーマンスになるのではないかと期待した。
ONAIR:Rockon Social Club『Sweet Devil Woman』
「ナトソン」と、初めての出社
12月12日からは、アルバムを携えた『KURE 5-56 Presents Rockon Social Club Tour 2023 Don’t Worry Baby』が、東京・福岡・宮城・大阪の4都市で6公演開かれる。その前に、11月25日には、LINE CUBE SHIBUYAで『KURE オキーフ Presents NARITA THOMAS SIMPSON 1st LIVE』がある。
モモは、11月25日に「初出社」すると書き、略称に悩んでいたら、娘(のようなRyo)が「ナトソン」に決まっていると、あっさり考えてくれたという。成田は、決断が早いと感心した。



成田もトーマスもシンプソンの要素も入ってる
成田は「ナトソン」を初めて聞いた、新しいと話し、「ナリトマ」もキャッチーでかわいいと続けた。Ryo は、10月5日の放送で「成トマ」を挙げていた。番組の最後には「ナリトン」という案も届き、成田は「とんとんみたいですね」、Ryo は「とんかつみたい」と笑った。成田は、52歳で再び上京した時に、都立大学駅前のとんかつ店さつまや とんとんで料理人として働いていた。
初めてのライブでは、ライブでやったことのない曲もやるという。『Don’t Worry Baby』の曲を NARITA THOMAS SIMPSON がカバーするかもしれないが、『Sweet Devil Woman』はできないと成田は笑った。



カズちゃんがいないとこれ成り立たないんで
成田は、このライブから、外資系に買収された NARITA THOMAS SIMPSON がどうなるのかと笑い、今回から新しく加わるメンバーもいると話した。タオルは持っていくべきかというアイラブロックンロールの質問には、『I♡R&R』があるかもしれないので、あった方がいいかもしれないと答え、ハンカチでもいいが「くれぐれも手から離さないようにして」と呼びかけた。
「Don’t worry! Don’t worry!」
初回生産限定盤のボーナストラック『ドント・ウォーリー』の話にもなった。成田によると、高橋和也が17歳か18歳ぐらいの時に、パラオで作った曲がもとになっている。Ryo の周りのスタッフの間でははやっていて、真剣に悩んでいた時に「Don’t worry! Don’t worry!」と言われ、少しいらっとしたが、結局は笑顔になれたという。


成田は、子どもに受けると思う、ボーナストラックなのはもったいないと話し、二人はライブで聴きたいと話した。同じ夜の『成田昭次のRockon The Knight』でも、成田は、ゲストの岡本健一と、この曲が生まれたパラオの話をしている。


番組の最後は、成田の「ちょっと早いですけど、おやすみなさーい」で締めくくった。
ONAIR:寺岡呼人『メッキ feat.成田昭次』







