「成田昭次にまた会いたい」Rockon Social Club高橋和也が語る“真夏の奇跡”、「信じられない」「必死でした」復活ライブ、現在へとつながる男闘呼組の“音楽の世界”の根底にあるもの(THE CHANGE 連載)【第3回/全30回】

双葉社THE CHANGEのRockon Social Clubリレー連載第3回は、高橋和也さんが2020年の4人の再会と復活ライブを振り返るインタビューです。

高橋和也にとって、男闘呼組の活動休止に続く二つ目の大きな転機は、2020年8月、名古屋のスタジオで4人が再び集まったことだった。1993年6月30日の『スラブ・ボーイズ』千秋楽の打ち上げ以来、全員では集まっていなかった。それぞれの場所で生きながら、皆が成田昭次にまた会いたいと思い、偶然がつながって一緒に音を出せたと振り返る。

2022年7月16日の『音楽の日2022』への出演から期間限定の復活が始まった。2022年10月15日・16日の東京ガーデンシアターでの復活ライブで、4人が再びステージに立った瞬間は、夢や奇跡のように感じたという。不可能だと思っていたことが現実になり、社会人や親として得た現実的な見方、固定観念を壊すほどの衝撃だった。

活動休止時に24歳だった高橋は、復活のステージでは53歳になっていた。子育ても経験し、自分なりに現実を乗り越えて、物事を厳しく見るようになった大人が、身をもって不可能の実現を経験したことに、大きな意味を感じている。10代で芸能界に入り、50代まで自分なりに前へ進んだ人生にとって、確かな転機だったと語る。

満員の客席では、待っていてくれた大勢の観客と熱気に圧倒された。その人々をがっかりさせたくないという思いと、活動休止後もプロとして歩んできた自負から、久しぶりでも質を下げまいと必死に演奏した。不安や恐怖はなく、10代から4人で修羅場や大舞台を乗り越えてきた誇り、強運や集中力が変わらないことを感じた。

それぞれソロで音楽を続けてきたが、再び大観衆と会い、これほど多くの人が待っていたと知る感覚は不思議だった。一緒に演奏しながら、すごいグループだと改めて実感したという。

高橋は、復活を可能にし、4人独特の音楽の世界を支えるものは友情だと考える。成田に会いたいという思いを行動に移し、一つずつ壁を越え、名古屋で会ってスタジオへ入るまでの過程すべてが、その証しだった。音楽の技量だけでは説明できない4人の関係を、最大の魅力であり武器と捉えている。

高橋和也

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