「僕は何を返せるんだろう」Rockon Social Club高橋和也が語る亀梨和也とのコラボ、「正解なんてわからない」子育て、「傷ついたりもした」男闘呼組活動休止後と“表現者”としての今後(THE CHANGE 連載)【第5回/全30回】

双葉社THE CHANGEのRockon Social Clubリレー連載第5回は、高橋和也さんが『亀の恩返し』への思い、子どもの自立、追い求める表現を語るインタビューです。

高橋和也は、亀梨和也と共演した『亀の恩返し』で、世話になった人々の顔を思い浮かべ、何を返せるかを考えた。形のあるものではなく、教わったことを受け継ぎ、良い作品を作り続けることが本当の恩返しだと捉え、背筋が伸びる思いを感じたという。

子育てでは、何をしたいか、どうなりたいかを子ども自身が考えることを大切にする。助言はしても答えを与えず、音楽への挑戦も応援しながら手伝わない。手を貸すことで、自ら成長し道を切り開く喜びを奪いたくないためだ。苦労を経て人生を自分で動かす感覚を得ることが大切だと考える。子どもたちの繊細さや傷つきやすさを感じつつ、試練を越え、良いパートナーに出会う姿を喜んでいる。

子育ての正解は分からず、自分も間違えることがあると認める。24歳で渡米した自分と同じくらいの年齢になった息子がいるという。音楽を作り歌うことが喜びなら、大変でもその喜びを大事にするはずで、親の手助けは本人の成長の機会を奪うと考える。

男闘呼組の活動休止後は、周囲の対応が変わったことに驚き傷ついたが、その変化が自分の足で歩く契機になった。多くの人に楽しんでもらいたい一方、単に楽しいだけでなく、毒や隠された意味を含み、立ち止まって考えたくなる作品にも魅力を感じる。アートには、人の目から遠ざけられた大切なものを明るみに出す力があり、皆が同じ方向へ向かう時には危険を感じ、逆へ行きたくなるという。

若いころに刺激を受けた作品のように、笑顔で語られた言葉をよく聞くと恐ろしく感じ、考えたくなる表現を作りたい。人は品行方正で健康的なものだけでは満足せず、タブーをのぞき込みたくなると考えている。アーティストには炭鉱のカナリアのように、危険や真実を知らせる役割もあると捉え、自分にとって意義のある表現を追い求める。

取材には満員電車で来て、帰りも電車に乗ると話した。筆者は、米国のスターに感じた等身大でいる大切さを実践する姿と捉えている。

次の走者の青山英樹には、父の青山純と男闘呼組時代に録音で共演し、その息子とリズム隊を組むことを運命的で光栄だと伝えた。復活から音で支えてくれる大切な相棒に、「大好きだよ(笑)!」とメッセージを贈っている。

高橋和也

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