青山英樹

青山 英樹(あおやま ひでき、1986年〈昭和61年〉8月29日 – )は、日本のドラマー、スタジオ・ミュージシャン 。神奈川県出身。日本芸術高等学園卒業 。著名なドラマーであった故・青山純を父に持つ 。  

Rockon Social ClubNARITA THOMAS SIMPSONのメンバーとして活動するほか、BABYMETALの「神バンド」やJAM Projectのサポートドラマーなど、多岐にわたるプロジェクトで活躍している 。父はプロドラマーの青山純(2013年死去)で、近年は元「男闘呼組」メンバーの成田昭次の音楽活動復帰を支え、成田とのバンド「Rockon Social Club」や「NARITA THOMAS SIMPSON」でドラマーを務めている​。

来歴

生い立ちとドラムとの出会い

音楽家の家庭に生まれたが、父・青山純は家でドラムを練習するタイプではなく、幼少期の英樹は父の職業を正確には理解していなかった 。平日は家にいることが多く、休日に不在がちで、スーツを着ない父の姿から「友達のお父さんとは違う」と感じる程度だったという 。小学生の頃には、山下達郎のライブ会場に連れて行ってもらいバックステージで遊ぶこともあったが、当時は音楽そのものへの関心は薄かった 。  

ドラムを始めたのは14歳、中学2年生の時 。小学校から続けていたサッカー部を引退し、プロを目指すほどではなかったため次の目標を探していた時期だった 。当時、Hi-STANDARDなどのパンク・ロックが流行しており、バンド活動をしていた友人から「親父がドラムをやっているんだから、お前もやれよ」と勧められたことが直接のきっかけとなった 。父からスティックとペダルを借り、友人とスタジオに入ったのがドラマーとしての第一歩であった 。  

ドラムは基本的に独学で、父から直接的な指導を受けたことはない 。しかし、音楽的な影響は受けており、父からはレッド・ツェッペリン、ホワイトスネイク、ディープ・パープルといったハードロックの名盤を聴くよう勧められた 。これを機に洋楽、特にハードロックやヘヴィメタルに傾倒し、ボン・ジョヴィやエアロスミスなどを好み、一人でコピー演奏に励んだ 。また、友人の母親の影響でX JAPANのコピーも行い、YOSHIKIのツーバス・ドラミングの速さに衝撃を受け、練習を重ねたという 。このように、彼のドラムへの取り組みは、周囲の友人や音楽トレンドからの影響が起点となりつつも、父からの音楽的な指針を得て、自身の興味と探求心によって独学で進められた。この多様なスタイルの強力なドラマーたち(ジョン・ボーナム、イアン・ペイス、YOSHIKI、トミー・アルドリッジ、コージー・パウエルなど)に触れた経験は、後の彼の技術的な基盤と音楽的な幅広さを形成する上で重要な役割を果たしたと考えられる 。  

プロとしての活動初期

高校卒業後、2005年にバンド「Straight Flush」を結成。翌2006年には「ARMERIA」と改名し、ヤマハミュージックコミュニケーションズからデビューを果たす 。自身のバンド活動と並行して、早くからサポートドラマーとしての活動も開始。卓越した演奏技術が評価され、2008年からはJAM Projectのライブサポートメンバーとして参加するようになる 。2012年には日本芸術専門学校のドラム講師に就任し、後進の指導にもあたり始めた 。同年にはKAT-TUNのライブツアーにもサポートメンバーとして参加するなど、若くしてその実力と信頼性を業界内で確立していった 。デビューから短期間で、テクニカルな演奏が要求されるJAM Projectやメジャーなポップアクトのサポートを務めたことは、彼のプロフェッショナルとしてのキャリアが順調なスタートを切ったことを示している。  

成田昭次との関与

男闘呼組及びそのメンバーとの縁は、父・青山純が男闘呼組の楽曲「BACK IN THE CITY」でドラムを参加していたという事実1から始まる 。

青山英樹は2019年にLittle Black Dress(LBD)の配信シングル「双六/優しさが刺となる前に」のレコーディングに参加し、同曲のモノクロームなミュージックビデオにはシルエットで出演している2​。LBDはMISIAのコンサートでオープニングアクトも務める新人シンガーで、青山はライブでもそのバックバンドのドラマーとして参加した3​。この縁で、青山はMISIAの関連イベントやレーベル(TOKYO RECORDS)と接点を持つようになった​。 2020年11月3日、横浜で開催されたLittle Black Dress × 成田昭次「参ったな2020」公演で、元「男闘呼組」リードギタリストの成田昭次が約11年ぶりに音楽活動を再開した際、青山はそのバックでドラムを担当した4​。以後、成田のライブ復帰を支えるドラマーとして継続的に共演するようになる。2021年7月にはBillboard Live横浜で行われたLBDのデビュー記念ワンマンライブでも成田昭次のゲスト出演ステージを青山が支え、精鋭揃いのバンドメンバーの一員として安定したドラミングを披露している​。

英樹自身は男闘呼組の活動期には関与していなかったが、2020年代に入り、音楽活動を再開した成田昭次のソロプロジェクトにサポートドラマーとして参加したことで、その関係性が築かれた 。これは成田の音楽シーン復帰(2022年頃)とほぼ同時期であり、成田の新たなスタートを支える重要な役割を担った。この共演がきっかけとなり、成田が中心となって結成されたバンド「成田商事」にも参加することになる 。父がかつて共演したミュージシャンたちと、時を経て息子が共に音楽を創り出すという事実は、単なるメンバー選定以上の、世代を超えた音楽的な縁を感じさせるものであり、成田自身も「(父・青山純の)DNAを受け継ぐ彼とこうして今一緒にできてることはすごいと思う」と語っている 。  

成田昭次参加バンドを全面サポート

2022年6月15日、成田昭次は音楽プロデューサー寺岡呼人青山英樹の3人からなる新バンド「成田商事」を結成し5、10月にミニアルバム『ボストンバッグ』をリリースした6​。同年7月には成田を含む男闘呼組のメンバー4人が29年ぶりに期間限定で再結成を発表し、TBSの音楽特番『音楽の日2022』でサプライズ復活を遂げている​。この「男闘呼組」奇跡の復活ライブでも青山がサポートドラマーを務め、オリジナルメンバーに居なかったドラマーのポジションを担った。再結成後の初ライブとなった有明ガーデンシアター公演『男闘呼組 1988』でもバックで演奏し7、約30年ぶりに集結したメンバーの演奏を支えたと報じられている​。

男闘呼組の再結成プロジェクトと並行して、2022年末には成田昭次・岡本健一・高橋和也・前田耕陽(以上、男闘呼組の4名)に寺岡呼人(Gt/Ba/Producer)と青山英樹(Dr)を加えた新バンド「Rockon Social Club」が始動した​。青山はRockon Social Clubの正式ドラマーとして参加し、2023年にはZepp福岡・大阪・名古屋での「Rockon Social Club Secret Party」など精力的に活動している​。さらに成田・寺岡・青山の3名によるプロジェクト「NARITA THOMAS SIMPSON」でもドラムを担当​。2023年末、第74回NHK紅白歌合戦ではMISIAの楽曲「傷だらけの王者8の披露にRockon Social Clubの一員として参加し9、成田昭次らとともに大舞台で演奏を行った​。

2024年4月には、初のフルアルバム『冒険者たちのうた』をリリース 。このアルバムには、成田が15年ぶりに書き下ろした新曲も収録されており、バンドとしての新たなクリエイティビティを示している 。NARITA THOMAS SIMPSONのサウンドにおいて、青山のドラムは極めて重要視されており、成田は「英樹くんのドラムによって楽曲が動き出す感覚があった」と、レコーディングでの的確さと迅速さを高く評価している 。寺岡もまた、NARITA THOMAS SIMPSONの音楽性を実現する上で青山の技術力が不可欠であると認めている 。NARITA THOMAS SIMPSONのライブでは、成田のソロ曲、男闘呼組時代の楽曲、成田商事時代の楽曲、Rockon Social Clubの楽曲、そしてNARITA THOMAS SIMPSON自身のオリジナル曲と、幅広いレパートリーが演奏されている 。成田商事からNARITA THOMAS SIMPSONへの移行は、単なるサポート体制から、成田、寺岡、青山という3人の個性が融合した、より強固なバンドとしてのアイデンティティを確立しようとする意志の表れと言えるだろう。  

人物

父は日本を代表するドラマーとして知られた青山純であり、青山英樹も幼少期から父の演奏現場によく同行していた。自宅に常にドラムセットがある環境で育ち、中学生の頃に本格的にドラムを叩き始める​。父の影響で自然と音楽の道に進んだが、思春期には「親父にできないことをやりたい」という反発心から、父が使わないツーバスドラムに挑戦し、自身のプレイスタイルを確立したと語っている​。結果的にツーバスを駆使したパワフルなドラミングが青山のトレードマークとなった。

青山は洋楽のハードロック/ヘヴィメタルにも傾倒しており、中学時代に友人から薦められて聴いたX JAPANをきっかけに影響を受けた​。特にX JAPANのYOSHIKIに憧れてツーバスドラマーを志し、そこからMR. BIGなどの海外アーティストも聴き込んだという​。好きなドラマーとしてパフォーマンス面も含めてニッケルバックのドラマーや、コーンのドラマーの名を挙げている​。こうした嗜好から、ロックやメタル系の現場で培った重厚かつ高速なドラミングを持ち味としている。

家族に関しては、実弟の青山友樹もドラマーで、ロックバンドnano.RIPEの元メンバーとして活動していた。しかし弟・友樹は2018年に急逝しており​、青山は父と弟という2人のドラマー家族を相次いで亡くす形となった。父・純の死去時にはMISIAが追悼コメントを発表し、彼の功績を称えている​​。青山英樹自身も後年、父との思い出や影響について多くの場で語っており、2021年には専門誌のインタビューで「父から学んだこと」をテーマにエピソードを紹介している​。

青山は既婚者であり、プロドラマーとしての活動のかたわら後進の指導にもあたっている​。2012年からは日本芸術専門学校でドラム講師を務め、若手ミュージシャン育成にも寄与している​。自身が高校時代に音楽活動と学業を両立した経験から、教育者としても熱心に生徒に向き合っているという。

人柄

ステージ上では激しいドラミングで観客を沸かせる青山だが、素顔は物腰柔らかで周囲への気配りを欠かさない人物として知られる。各現場で共演者やスタッフへの感謝を口にする謙虚さも持ち合わせており、父譲りの穏やかな人柄でシーンから愛されている。多忙なサポート活動の中でも一つ一つのライブや録音に真摯に向き合い、その誠実な仕事ぶりが信頼につながっている。

成田昭次はじめ共演のミュージシャン達からの信頼も厚く、男闘呼組再結成時には迷わず青山がドラマーに起用された経緯があるという​。難しい局面でも安定感あるプレイで全体を支える青山について、音楽ライターは「数々のアーティストのサポートで有名なドラマー」と評している​。2021年にはデビュー15周年を迎え、「今や世界の舞台でも高い評価を得るドラマー」として専門誌の表紙を飾った​。父・青山純から受け継いだ確かな技術と、人柄に裏打ちされたプロ意識によって、青山英樹は日本の音楽シーンに欠かせないドラマーの一人となっている。

交友関係

青山英樹は幅広いミュージシャンとの交流があり、サポートを通じて培った縁を大切にしている。とりわけ深い関係にあるのがロックバンド男闘呼組の元メンバーたちである。2020年以降、成田昭次の復帰プロジェクトに携わったことから、岡本健一、高橋和也、前田耕陽ら男闘呼組のメンバーとも密接に交流するようになった​。彼らとはRockon Social Clubやライブ共演を通じてバンドメイト同然の関係となり、プライベートでも親交を深めているとされる。青山自身「伝説的な先輩方と一緒に演奏できるのは光栄」と語っており、貴重な経験から多くを学んでいるという。

また、プロデューサーの寺岡呼人とも成田昭次の紹介で知り合って以来、公私にわたり親しくしている。そのほか、父の代から付き合いのあるMISIAのバックバンドメンバーや、同世代でドラマー仲間の淳士(SIAM SHADE)、BOH(ベーシスト)らとも情報交換する仲である。青山は自らのSNSで共演者との写真をしばしば掲載し、そうした人脈の広さもうかがわせている。

音楽性

ドラミングスタイル

青山英樹のドラミングは、パワフルかつ安定感のある高速ツーバス・プレイで特に知られている 。そのスタイルは「日本人離れしたヘヴィさと繊細さを兼ね備えた」ものと評される 。BABYMETALやJAM Projectで見られるような超絶技巧を要する複雑なフレーズから、Rockon Social ClubNARITA THOMAS SIMPSONで求められるようなグルーヴィーで堅実なロックビートまで、幅広い表現力を持つ 。プロジェクトや楽曲の特性に合わせて、ツーバス・セットとワンバス・セットを使い分けるなど、アプローチを柔軟に変化させる適応力の高さも特徴である 。ハードロック、ヘヴィメタルからポップ・ロックまで、多様なロックのサブジャンルに対応できる技術と音楽性を有している 。彼のスタイルは、影響を受けた欧米のドラマーたちのようなパワーとテクニックを、日本の音楽シーンで求められる精度や楽曲への適合性と融合させたものと言えるだろう。  

影響

影響を受けたドラマーとして、特にツーバス・ドラミングのスタイルにおいては、トミー・アルドリッジ(ホワイトスネイク、オジー・オズボーン・バンドなど)とコージー・パウエル(レインボー、MSG、ホワイトスネイクなど)の名前を挙げている 。ヤマハのドラムを使用しツーバス・スタイルを追求する上で、この二人の存在は大きいという 。他にも、パット・トーピー(ミスター・ビッグ)、ジョン・ボーナム(レッド・ツェッペリン)、イアン・ペイス(ディープ・パープル)などを挙げている 。  

また、ボン・ジョヴィのティコ・トーレスについては、派手な多点セットながらシンプルな8ビートで心地よいグルーヴを生み出す点を挙げ、「そういうのもありなんだな」とその徹底したスタイルを評価している 。これは、青山自身がテクニックだけでなく楽曲全体におけるドラムの役割を重視していることの表れとも考えられる。  

日本人ドラマーでは、X JAPANのYOSHIKIのスピード感に初期に影響を受け 、長谷川浩二のプレイを好み、ドラム・クリニックにも足を運んでいたという 。  

もちろん、父である青山純のプレイからも、直接教わることはなくとも、その音楽環境や残された音源を通じて影響を受けていることは想像に難くない 。これらの多様なドラマーからの影響が、彼の幅広い音楽性とテクニックの基盤を形成している。  

Rockon Social Club / NARITA THOMAS SIMPSONにおけるプレイ

Rockon Social ClubNARITA THOMAS SIMPSONの両バンドにおいて、青山はロックサウンドの根幹を支えるリズムを提供している 。  

Rockon Social Clubでは、バンドの持つエネルギッシュでクラシックロック寄りのサウンド、そして複数のギターがフィーチャーされる編成に合わせて、ツーバス・ドラムセットを使用していることが多い 。これにより、楽曲に力強さと推進力を与えている。  

一方、NARITA THOMAS SIMPSONではワンバス・ドラムセットで演奏することが多い 。NARITA THOMAS SIMPSONの楽曲がホーンセクションを取り入れたり、より多様な音楽的要素を含んでいることから 、サウンド全体のバランスや楽曲のニュアンスを考慮した選択である可能性がある(この使い分けの具体的な理由については、リズム&ドラム・マガジン2024年10月号の特集で語られている )。  

どちらのバンドにおいても、彼のドラミングは楽曲に生命を吹き込む上で不可欠な要素と見なされており、特に成田昭次はNARITA THOMAS SIMPSONの楽曲制作において青山のプレイがインスピレーションの源泉になったと語っている 。激しいロックアンセムから繊細なバラードまで、両バンドの幅広い楽曲を見事に叩き分けている 。  

青山のリズムアプローチは、Rockon Social ClubとNARITA THOMAS SIMPSONにおいて、世代や音楽的背景の異なるメンバーを結びつける重要な役割を果たしている。男闘呼組メンバーが持つロックの魂に、現代的なパワーと精度を加えることで、バンドのサウンドを今日的なものへとアップデートしつつ、楽曲の持つロックとしての本質を尊重している。これにより、男闘呼組のレガシーを受け継ぎながらも新しい表現を追求する「ソーシャルクラブ」としてのバンドコンセプトを、リズム面から体現していると言えるだろう。

使用機材

青山英樹は、主にヤマハ (Yamaha) のドラムとパイステ (Paiste) のシンバルを使用していることで知られている。そのセッティングは機能性と視覚的なインパクトを両立させたもので、プロジェクトに応じて柔軟にカスタマイズされる 。  

  • ドラムセット:
    • メインキット: ヤマハ Recording Custom  
    • その他使用キット:
      • Birch Custom Absolute(タム、フロアタム)と Oak Custom(バスドラム)の混合セット  
        YD-9000シリーズ(Rockon Social Club Reloaded Tour 2024で使用)  
        Beech Custom(Rockon Social Club Don’t Worry Baby Tour 2023で使用、バスドラム:ホワイト、タム:グリーン&ブルー、フロアタム:イエロー&ブルーベリーといったマルチカラー仕様が特徴) 
    • 構成: 多くのプロジェクトでツーバス・セッティングを採用しているが 、NARITA THOMAS SIMPSONではワンバス・セッティングを用いるなど 、音楽性に応じて変更する。タムは3点(8″, 10″, 12″)、フロアタムは2点(14″, 16″)が基本的な構成 。タムを水平に近い角度でセッティングするのが特徴的 。  
    • スネアドラム:
      • ヤマハ Brass Shell 14″×6.5″  
        ヤマハ Steel Shell(1990年代製、Rockon Social Club Reloaded Tour 2024で使用)  
    • シンバル (Paiste):
      • Signatureシリーズ(Mellow Crash, Full Crash, Heavy Hi-Hats, Splash, Full Rideなど)を中心に、エフェクト系としてPST-X Swiss Flanger Stack、チャイナシンバルとして2002 Novo Chinaなどを組み合わせている 。  
  • ハードウェア:
    • ペダル: ヤマハ FP9(ダイレクトドライブまたはダブルチェーンドライブ)。FP720用ベルトへの換装や、ウッドビーター(BT914A)の使用など、細かなカスタマイズが見られる 。  
    • ラックシステム: ヤマハ HEXRACKII を使用し、多点キットを機能的かつ視覚的に魅力ある形でセッティングしている 。  
  • その他:
    • ドラムヘッド: EVANS  
    • スティック: Wincent エンドーサー  
      エレクトロニクス: バスドラムのサウンド補強や複雑なセッティングの管理のために、ヤマハのトリガー(DT50S/K)やドラムトリガーモジュール(EAD10, DTX-PRO, DTX-PROXなど)を使用している 。  

彼の機材選びとセッティングからは、ヤマハとパイステへの信頼、サウンドとルックスの両立へのこだわり、そして音楽的要求に応じた柔軟なシステム構築能力がうかがえる。

主な参加作品(抜粋)

  • 成田昭次: ソロ活動におけるサポート演奏。Rockon Social Club、NARITA THOMAS SIMPSONとしての活動は各バンドのページへ参照。
  • JAM Project: 2008年以降の多数のアルバム、シングル、ライブ作品に参加 。  
  • BABYMETAL: 「神バンド」メンバーとして、ライブアルバムや映像作品に多数参加 。  
  • B’z: 『B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』ライブサポート 。  
  • AKINO with bless4: シングル『cross the line』(2016年)表題曲に参加、ミュージックビデオにも出演 。  

ライブ・メディア出演等

主なライブツアー・出演

青山はRockon Social ClubおよびNARITA THOMAS SIMPSONのメンバーとして、結成以来、精力的にライブ活動を行っている。

Rockon Social Club:

  • Tokyo Records Presents Rockon Social Club Secret Party: 2023年2月、福岡にてお披露目ライブ 。  
  • 1st Tour 2023: アルバム『1988』リリースに伴う初のツアー(対バン形式)。  
  • ROCKON SOCIAL CLUB 1988: 2023年5月、東京ガーデンシアターにて初の単独公演。後にBlu-ray/DVD化 。  
  • KURE 5-56 Presents Rockon Social Club Tour 2023 Don’t Worry Baby: 2ndアルバム『Don’t Worry Baby』を携えたツアー 。  
  • KURE 5-56 Presents Rockon Social Club Reloaded Tour 2024: 2024年夏から秋にかけて行われた大規模な全国ツアー。日本武道館公演も含む 。後にBlu-ray/DVD化 。  

NARITA THOMAS SIMPSON:

  • デビューライブ: 2023年11月、LINE CUBE SHIBUYAにて開催 。  
  • MISIA PEACEFUL PARK Dialogue for Inclusion 2023: 2023年10月、奈良・東大寺にてNARITA THOMAS SIMPSONとしてMISIAのライブイベントに参加 。  
  • 冒険者たちのうた Streaming Live from Billboard Live: 1stアルバムリリースに伴うツアーの一環として、ビルボードライブ横浜より配信ライブを実施 。  
  • NARITA THOMAS SIMPSON BIG BAND BEAT: 2024年11月、ビルボードライブにてビッグバンド編成での特別公演を開催 。  
  • KURE Presents THE VERY BEST OF FANTASY NARITA THOMAS SIMPSON: 2025年夏にビルボードライブ(横浜・東京・大阪)にて開催予定のツアー 。  

これらの活発なライブスケジュールは、バンドの勢いとファンからの高い支持を示している。青山は、2024年12月にインフルエンザ罹患により一時的にNARITA THOMAS SIMPSONの公演を欠席したが 、それ以外は両バンドのライブ活動を精力的に支え続けている。  

テレビ出演

Rockon Social Clubとして:

  • TBSテレビ『CDTV ライブ! ライブ!』(2023年2月27日、2024年9月9日)  
  • 日本テレビ『バズリズム02』(2023年5月6日)  
  • NHK総合『SONGS』(2023年6月8日、男闘呼組として出演後、Rockon Social Club楽曲も披露)  
  • TBS系『音楽の日2023』(2023年7月16日)  
  • 日本テレビ『日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2023』(2023年12月2日)  
  • NHK総合『第74回NHK紅白歌合戦』(2023年12月31日、MISIAとの共演)  

NARITA THOMAS SIMPSONとして:

  • 日本テレビ『THE MUSIC DAY 2024』(2024年7月6日)  

これらの主要音楽番組への出演は、特にRockon Social Clubの結成直後からの注目度の高さを物語っている。

ラジオ出演

  • ニッポン放送『成田昭次のRockon The Knight』: DJを務める成田昭次の番組に、単独または寺岡呼人と共にゲストとして複数回出演 。  
  • ニッポン放送『Rockon Social ClubのオールナイトニッポンGOLD』: 2024年8月12日、Rockon Social Clubメンバー6人全員でパーソナリティを担当 。  
  • FM大阪『キン☆ボシHappy Hour』: 成田昭次と共にゲスト出演 。  

雑誌・インタビュー

『リズム&ドラム・マガジン』: 青山の活動を継続的に取り上げており、表紙巻頭特集が組まれたこともある 。テクニック、使用機材、Rockon Social ClubNARITA THOMAS SIMPSONでの活動に関するインタビューが多数掲載されている 。特に、2024年1月号では成田昭次との対談インタビューが掲載され10、二人の関係性の深さを示した 。  

その他: Musicman 、BARKS 、音楽ナタリー 、Rolling Stone Japan 、Real Sound など、多くの音楽メディアでインタビューやレポートが掲載されている。  

専門誌での頻繁な特集は、ドラマーとしての彼の評価の高さを裏付けている。

映像作品

Rockon Social Clubとして:

  • 『ROCKON SOCIAL CLUB 1988』: 2023年5月の東京ガーデンシアター公演を収録したライブBlu-ray/DVD 。  
  • 『ROCKON SOCIAL CLUB RELOADED TOUR 2024 SUMMER OF LOVE』: 2024年のツアー公演を収録したライブBlu-ray/DVD 。  

その他:

  • AKINO with bless4「cross the line」ミュージックビデオに出演 。  
  • BABYMETALのライブ映像作品にも多数出演している。

脚注

  1. 2023.7.8 ROCKON TIMES #10 (高橋和也・青山英樹) – YouTube ↩︎
  2. Little Black Dress、ミュージックビデオ「双六」公開 | BARKS ↩︎
  3. 「MISIA平成武道館 LIFE IS GOING ON AND ON」オープニングアクト ライヴ映像 – YouTube ↩︎
  4. Little Black Dress単独公演レポート、元・男闘呼組の成田昭次がゲスト登場 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン) ↩︎
  5. Xユーザーの青山英樹さん: 「成田昭次さんビルボードライブありがとうございました! 2日間とも素晴らしいライブになりました👍 そして成田商事も宜しくお願い致します✨ https://t.co/ypRkPWWEmO」 / X ↩︎
  6. 再結成ライブは昔にタイムスリップしたみたいだった――成田昭次が仲間たちと実現させた「男闘呼組」復活(Yahoo!ニュース オリジナル 特集) ↩︎
  7. Xユーザーの青山英樹さん: 「男闘呼組 ガーデンシアター4公演‼️ ありがとうございました✨ 記念すべき日に一緒にロック出来て、本当に感謝しかありません。 デビン君と一緒にガッツリ演奏致しました🤟 またお会いしましょ〜🥁 https://t.co/Yp2NHfLGLP」 / X ↩︎
  8. 【紅白】MISIA&男闘呼組ら新バンドRockon Social Club ラグビーテーマ曲を披露 | ORICON NEWS ↩︎
  9. Xユーザーの青山英樹さん: 「今年は大晦日まで叩きに叩きます🥁 皆様お楽しみに〜✨」 / X ↩︎
  10. Xユーザーの青山英樹さん: 「ありがとうございます🥲 自分も親父との思い出を語らせて頂きました! 歌とドラムのコーナーでは、成田昭次さんと対談もありますので是非読んで下さい🥁 12/15 発売です✨ 宜しくお願い致します🤲」 / X ↩︎

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