前田耕陽、男闘呼組のデビュー時から追求したシンセの音 成田昭次と「Jump」を聴く(2026.05.31 放送)

2026年5月31日放送のTOKYO FM「KURE 5-56 Presents Go! Go! Rockon!」には、前週に続いて前田耕陽が出演した。成田昭次と、鍵盤が印象的な曲をテーマに選曲。前田はジョージ・マイケル、成田はヴァン・ヘイレンの曲を紹介し、ピアノのコードやシンセサイザーの音作りについて語った。後半は運動、雨の日の過ごし方、進行中のセルフカバー録音の話題が続いた。

前田耕陽、低音で登場するも途中で忘れる

冒頭、前田はいつもより低い声で名乗った。今日は大人の空気感で登場しようと思ったと話し、成田はずいぶん声が低くなったと反応した。

「ちょっと低音を、低音を響かせていこうかな」と話す前田に、成田も低く太くと応じた。この日のオープニングは、前田が紹介したRockon Social Clubの曲で始まった。

ONAIR:Rockon Social Club『神宮前ボーイズ』

ところが曲とCMの後、前田の声はいつもの調子に戻っていた。成田が尋ねると、前田は「ちょっと忘れちゃった、忘れちゃった」と笑い、名乗っている途中で思い出したと話した。

前田耕陽、好きな鍵盤の曲に「Kissing a Fool」

リスナーから届いたのは、ピアノやシンセなど鍵盤が印象的な曲を教えてほしいというリクエストだった。前田は、自分はバラードが好きだと答えた。成田も、以前からそうだったと振り返った。

前田は、自身がピアノを弾くことも関係しているかもしれないと話し、大人の雰囲気や、クリスマスに聴きたくなるような曲を選びたくなると説明した。季節はまだ先だが、流れると心が洗われる気がするという曲を紹介した。

ONAIR:ジョージ・マイケル『Kissing a Fool』

曲との出会いを尋ねられると、前田は、Wham!の解散後にジョージ・マイケルのソロアルバムを買い、その中に入っていたと答えた。自分が聴いたのはCDだったという。

成田がコピーをしたことがあるかと聞くと、前田は「コピーしようと思ったけどね、多分Aメロぐらいで断念しましたね」と話した。成田もコード進行がジャズのようだと応じた。

※コード進行は、曲の中で和音がどのような順番で移り変わるかということ。二人はこの曲のピアノについて、演奏を写し取る難しさも交えて話した。

前田耕陽、曲を聴きながら飲むならウイスキー

前田は、この曲の空気感が好きで、バーで酒を飲みながら聴きたいと話した。成田が何を飲みたいか尋ねると、前田はロックのウイスキーを挙げた。

ジャック ダニエルの名を出し、さらに好きなものとしてロイヤルハウスホールドについて話した。ただ、そちらは値段が高くて手が出ないとも付け加えた。

成田がビールでは駄目なのかと聞くと、前田はビールが合わないということではないと返した。ただ、ジョッキでおかわりをするような場面より、氷の音が聞こえる感じだという。成田も丸い氷を思い浮かべ、二人は曲を聴く場所や飲み物の話を交わした。

成田昭次、友人の家で見ていた「ベストヒットUSA」

成田は、中学生になって洋楽を聴き始め、入り口はハードロックやヘヴィメタルだったと話した。聴いていく中で、こんなイントロもあるのかと驚いた曲があったという。

当時は小林克也の「ベストヒットUSA」を、夜中に友人の家へ集まって見ていた。そこで初めて見たのかもしれないと、ある曲の映像と音を思い出した。

成田がヴァン・ヘイレンの名前を出すと、前田はもう曲が分かったと反応した。成田にとって、ヴァン・ヘイレンといえばギターとライトハンド奏法のイメージだった。しかし、その曲はギターではなく鍵盤で始まる。

アルバム『1984』のジャケットの話も挟みながら、成田はイントロについて説明した。録音だけでなくライブでも鍵盤を弾き、ギターを背中に回してから持ち替える演奏の話をすると、前田は驚いた様子で聞き返した。

成田がフレーズを口ずさみ、前田がまず曲を聴こうと促すやり取りを経て、選曲が紹介された。

ONAIR:ヴァン・ヘイレン『Jump』

前田耕陽、シンセの音色は「難しいですね」

曲の後、成田は鍵盤のメロディーと低音側の動きに注目した。さらにバンドのベーシストも演奏していることや、高い声のコーラスについて話した。

前田がベースの音の高さなのかと聞くと、成田は声のことだと答えた。ボーカル、ギター、ドラム、ベースにコーラスが重なる、このバンドのアンサンブルについて語った。

成田は、イントロを聴くとロサンゼルスの開けた景色を思うと話した。前田もそのイメージに応じ、途中でボーカルがサミー・ヘイガーに替わったことを話題にした。成田はその時期も好きだとしつつ、デビュー当時からのメンバーの音について話を続けた。

※アンサンブルは、複数の楽器や声が合わさって一つの演奏を作ること。シンセサイザーは電子的に音を作る楽器で、ここでは鍵盤で弾くイントロの音色が話題になった。

成田が、あのイントロの音は出せそうで出せないのではないかと聞くと、前田は「出せない。そうですね、難しいですね」と答えた。

「男闘呼組のデビューのときからこういうのは結構追及してはいましたけどね」

前田は自身の音作りとの関わりを明かし、ヴァン・ヘイレンには意外にシンセのイントロの曲が多いと話した。例として「Dreams」を挙げ、成田が『5150』の曲かと応じた。成田が別のフレーズを口ずさむと、前田がそれは違う曲だと返し、二人は笑った。

成田昭次、年明けから続けるジムの話

後半は、普段どのように体を動かしているかというリスナーの質問を取り上げた。前田がスポーツクラブに通っていると聞いたと話すと、成田は前年の秋に入会し、実際に通い始めたのは2026年1月からだと説明した。

成田は、まず走り、その後にベンチプレスなどもするという。前田に重さを聞かれると、ようやく43キロほどになったと答えた。

成田は、仙台GIGSでバーベルを上げようとした時のことを振り返った。その際に岡本健一からフォームを教わり、その後も続けていると話した。

前田自身は、5月から歩き始め、一時間で五、六キロほど歩くという。最近は久しぶりに泳ぎたくなり、プールに通えるスポーツクラブへの入会も考えていると明かした。二人は自分たちが行っている運動や、これからしたいことを話し合った。

二人が思い出した、雨の日に外へ出た子供時代

雨が苦手だというリスナーからの質問には、成田も以前は苦手だったと答えた。農作物や水のために必要な雨だと話す一方で、外出時に傘で手が塞がり、車や電車、店の出入りが煩わしくなることを挙げた。

前田は、湿気が苦手で何もしたくなくなると話した。ただ、水不足は困るので雨は降ってほしいという。

成田が子供の頃は雨が好きだったと話すと、前田は「水たまりに入るのが好きだった」と応じた。成田も、小学校四、五年生頃までは雨が降ると外へ飛び出し、自転車にも乗っていたと振り返った。

成田昭次と前田耕陽、高橋和也を「動く男闘呼組」と呼ぶ

エンディングでは、制作中の男闘呼組セルフカバー第2弾について話した。前田が、成田の録音も始まったのかと聞くと、成田はまもなく始まると答えた。まだなのかと前田が笑い、当時は岡本健一が作業しており、成田が最後に録る順番だと二人で確認した。

高橋和也の録音の速さにも話が及んだ。前田は、ずっと男闘呼組の曲を演奏してきた高橋には、何をしていたか思い出す手間が少ないのだろうと語った。成田は高橋を「動く男闘呼組」と表現した。

全員が男闘呼組を愛しているとしたうえで、二人は高橋の思いの強さについて話した。最後は次の出演時期を聞く成田に、前田が近いうちと答え、具体的に聞き返されると、来られたら来ると笑って締めくくった。

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