MYOJO 1988年1月号の「FRAME OUT」は、「映画『ロックよ、静かに流れよ』カメラの中の生活」として、映画の撮影を終えた男闘呼組の4人の表情と言葉を紹介しています。「FRAME OUT」は、カメラのレンズから姿がはみ出すことをいい、スクリーンから力が余って飛び出した4人の表情を追った企画です。

撮影の終わり
メイキング・ビデオ『ベストフレンズ』(12月16日発売)の収録が終わった瞬間、2月20日から東宝系で公開される『ロックよ、静かに流れよ』の撮影はすべて終わりました。約1か月、映画だけの毎日を送った4人は、撮影が終わったことを淡々と受け止め、静かに1か月を振り返っていたといいます。

4人の感想
高橋一也は「この映画は緊張したよ」と話し、宿に帰るとすぐに眠ってしまうほどで、撮影には戦場に出る兵士のような気持ちで臨んだといいます。1か月を振り返って、芝居に対する自分のポリシーがようやく見えてきたと話し、映画を「好きなモンが集まってやる、“祭”みたいなもん」と呼んでいます。
岡本健一は、この映画で自分がひと回り大きくなった気がすると話し、いちばん大きかったのは長崎監督に出会ったことだといいます。監督とのミーティングで映画に対する考え方も変わり、見た人の人生を変えることもある映画の「“映画人”になりたいね」と語っています。
成田昭次は、撮影が始まると撮影している気がせず、カメラの前で生活している感じだったと振り返り、「自分の中から、自然とミネさ(役名)が生まれてた」と話しています。これを機会に、どんどん映画をやりたいそうです。
前田耕陽は、自分のペースを守りながらも、ほかの3人に負けられない、迷惑をかけてはいけないと思っていたといいます。映画では1年ぶりにドラムを叩くので、メンバーが「こいつ、いつ練習したんだ」と思うように、1人で練習していたそうです。
長崎俊一監督の評
長崎俊一監督は、高橋を、集中したいタイプのストレートな性格で、突然怒ったり泣き出したりする直線的な表情がうまいと評しました。岡本は台本を一所懸命読んで自分なりに組み立てる論理的な人、成田は毎回計算外の表情をするスリリングな人、前田はカンがよく、努力しているところを人に見せない人だといいます。監督は「4人ともマジメで、内容を監督以上に把握してました。彼らと役がうまく溶け合ったと思います」と語っています。
出典・元記事
MYOJO 1988年1月号「FRAME OUT」「映画『ロックよ、静かに流れよ』カメラの中の生活」「スクリーンから突き抜けろっ!」(写真の2ページと、18〜19ページ):撮影の終わり、4人の感想、長崎俊一監督の評。
写真や記事の詳しい内容は、MYOJO 1988年1月号の誌面をご覧ください。
