男闘呼組 30年ぶり再結成、そして8月25日に解散。「50歳過ぎて必死に、怖いくらいの思いでステージに」「なぜ復活したのか、その意義を見せたい」 21都市48公演の『男闘呼組2023 THE LAST LIVE』ツアーを開催!(婦人公論)

婦人公論.jpが、男闘呼組の4人へのインタビュー後編を掲載しています。構成は上田恵子さん、撮影は初沢亜利さんです。『音楽の日2022』へ向けた準備、男闘呼組への思い、体力を使い切る公演と、その先のRockon Social Clubについて語っています。

2022年7月16日、男闘呼組は『音楽の日2022』で「TIME ZONE」「DAYBREAK」「パズル」を披露して再始動しました。高橋和也さんは、成田昭次さんの消息が分からない間にも、ファンから再会や共演を望む声が届き、自分も会いたいという思いとともに受け止めていたといいます。再結成は、ひとつ間違えば実現しないほど難しく、それまで少しずつ積み上げたものを失わないよう、慎重に進める必要があったと語っています。

放送へ向け、4人は予定を合わせて何度もスタジオで練習し、誰にも漏らさないことを確かめ合いました。前田耕陽さんは言いたい気持ちをよく我慢したと振り返り、岡本健一さんは、高橋さんと前田さんに酒を飲みながらSNSを使わないよう注意したと話しています。知人の音楽家に会うと、遊びで集まったと説明して秘密を守りました。放送後の公演チケットへの反響にも感謝しています。岡本さんは、昔は週に4〜5本の音楽番組があり、短い期間でも姿を覚えていてもらえたのではないかと捉えています。

デビュー当時の、3か月ごとのシングルと順位への重圧を、高橋さんと前田さんは振り返りました。一方、岡本さんと成田さんには、売るのはレコード会社の仕事で、自分たちは演奏と歌を担うという感覚がありました。高橋さんは、作家の曲を演奏するところから、自分たちで詞曲を作り、セルフプロデュースする意欲と苦しみへ進んだと説明しています。今も音楽家として何ができるか、どう喜ばせるかを考え、現在進行形の男闘呼組を見てほしいと語りました。

高橋さんにとって、男闘呼組は青春の全てで、バンドが格好良くあることが最大の喜びでした。岡本さんはその思いを受け止める高橋さんの存在を、前田さんは観客の心をつかむ力を、成田さんは代わりのいない一体感を評価しています。計算だけでなく、その場で生まれるMCも含めて楽しみたいという姿勢を共有していました。

4人の楽屋は、若い時の尖った張り合いから、冗談で笑い、腰の痛みや健康も話す場へ変わりました。初めての復活ライブでは、足がつり、声が出ず、1日2公演をやり切れるか不安もあったと高橋さんは語ります。それでも幕が上がり、客席の熱を感じると気力が戻り、全力を出せました。公演後は倒れてベッドから出られず、1週間ほど連絡が途絶えたことも振り返っています。

岡本さんは、2回公演を行う理由を、なるべく多くの人に見てもらうためと説明しました。力強く壮大な曲を歌う成田さんと高橋さんの負担にも触れ、生身の人が汗を流して立つ姿に、観客の心が動くと考えています。50歳を過ぎても必死になるのは男闘呼組だからこそだと高橋さんは話し、岡本さんは、復活の意味を見せるため、毎回「これが最後になってもいい」ほどの気合で臨むと語っています。

Rockon Social Clubは、その後も続ける予定だと4人は話しています。30年かけて各自の生活を作った中、再び一緒に演奏する楽しさがあり、成田さんと寺岡呼人さんのバンドへ加わったような感覚でした。岡本さんは新しい音とメッセージ、寺岡さんとの化学反応を、成田さんはハードロックも含む進化の可能性を挙げています。2つのバンドの違いと、新しくなった4人を楽しんでほしいと伝えました。

まずはラストツアーへ全力を注ぎ、岡本さんは、活動していなかった時間を帳消しにするほど各地を回り、音楽、生きること、今ここにいる喜びを届けたいと語っています。高橋さんは取材時点で、8月25日の武道館公演で解散する予定と述べ、全ての力で男闘呼組の集大成を見せると約束しました。前田さんも30年分の思いをぶつけ、最高の姿を残したいと話しています。昔の希望を思い出し、翌日を頑張る力になる公演を望む岡本さんと、健康に気を付けて52公演を走り抜こうという高橋さんの言葉で、4人は笑い合いました。

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