5-56くん「メンタルなんかないよ!」成田昭次&岡本健一が語る『うたコン』の裏側(2025.10.26放送)

2025年10月26日に放送されたTOKYO FMの番組『KURE 5-56 Presents Go! Go! Rockon!』に、Rockon Social Club成田昭次岡本健一が出演。コラボアルバム『THE SHOW MAN』のレコーディング秘話や、先日出演したNHK『うたコン』での裏側を明かした。また、岡本のバンドADDICT OF THE TRIPMINDSの再始動ライブに成田が参加した際のエピソードも飛び出した。

OPENING:Guns N’ Roses『Welcome to the Jungle』

成田昭次と岡本健一、『THE SHOW MAN』レコーディング秘話を語る

番組冒頭、成田が「第4回目の今夜はこの方とガレージで遊んでいきます」と岡本を紹介すると、岡本は成田の声を真似た超高音で「こんばんは〜。Rockon Social Clubの岡本健一です」と挨拶。成田が爆笑しながら「それは何ですか?」と問うと、岡本は同じく高音で「いや成田さんとキーを合わせてるんです」と返し、オープニングから和やかな雰囲気で番組がスタートした。

ラジオネーム・大阪府のオカメぐささんから、コラボアルバム『THE SHOW MAN』のダイジェスト動画について「どの楽曲も想像以上にかっこよくて楽しくて」「アルバムの期待値爆上がりです」というメッセージが届いた。さらに「いつか番組でライナーノーツ的なことやレコーディング秘話なども聞きたいな」というリクエストがあった。

これに対し岡本は「へえ、いつかじゃなくて今話しましょうよ。レコーディング秘話」と即座に反応した。

レコーディングについて岡本は「楽しかったですよね」と切り出し、成田が「どう楽しかったですか?」と問うと、「レジェンドの人たち、参加してるアーティストたちの声をバックにやっぱ演奏するっていうのはね、楽しいですよね」と語った。

成田も「楽しいですよね。だって僕らの青春時代のヒーロー、レジェンドの方たちばかりですからね」と同意し、岡本は「いやあ、もう最高ですよ。最高なんです」と興奮気味に話した。

特に、デーモン閣下とのレコーディングについて、成田は「すごかったです。デーモン閣下の。歌、アイデアがすごい」と興奮気味に語った。その理由として「元々あるメロディーを最初歌ってくださったんですけど、いやでもこんなパターンもあるよ、こんなパターンもあるよって」と、デーモン閣下のアイデアの豊富さに驚いたことを明かした。岡本も「声がなんか艶があって、パワーがあって」と感心すると、成田は「全然あの衰えてないし、むしろ逆に今の方がなんか色気も増して」と、その衰えぬ歌声と表現力を称賛した。

オープンニングからBGMとして流れていたGuns N’ Rosesの『Welcome to the Jungle』に対し、岡本がボーカルのAxl Roseの声について「うるさいなこのアクセルの」と冗談を飛ばすと、成田は「健一さんがこのGuns N’ Rosesを僕に紹介してくれたんですよ。そこからもう未だにずっとはまってるわけですから」と、岡本がきっかけでGuns N’ Rosesのファンになったという事実を明かした。

話はデーモン閣下とのコラボに戻して、楽曲のオープニングのリフについて、成田が「蝋人形の館感がね」と聖飢魔Ⅱの名曲を彷彿とさせると指摘すると、岡本は「いやあ、呼人さん(寺岡呼人)すごいの作りましたよね、いいのね」とプロデューサーの寺岡呼人を称賛した。

ONAIR: デーモン閣下&Rockon Social Club『死ぬほどジュ・テーム』

『うたコン』共演秘話。堺正章、天童よしみとのステージを振り返る

成田が「健一さん〜〜」「久しぶりですか?」と寂しそうに問いかけると、すぐに「あ、そうでもないですね」と自ら訂正した。岡本は爆笑しながら「うたコンとかやってたじゃないですか!」とツッコミした。

先日出演したNHKの音楽番組『うたコン』の話題では、共演者とのエピソードが語られた。番組では、Rockon Social Clubとして堺正章と共に「プンスカピン!」を披露したほか、成田と岡本はザ・スパイダースの『あの時君は若かった』と美空ひばりの『真っ赤な太陽』で、堺正章、天童よしみ、三原綱木らとギタリストとして共演した。

2人は、事前に送られてきたNHKのバンドによるリハーサル音源を聞き、「これを忠実にやった方がいいのか、コピーした方がいいのか」と、どうアプローチすべきか悩んだことを告白。最終的には「俺はもう昭次に合わせましたね」と明かした。

成田は、特に天童よしみが歌う『真っ赤な太陽』でのパフォーマンスに感銘を受けたといい、「立ち振る舞い方かっこよかったですよね。あのステップの取り方も。もうすごかったな、感動しましたよね」と、そのステージングを熱く語った。

ADDICT OF THE TRIP MINDSのBlu-rayリリース

話題は岡本がボーカル&ギターを務めるバンド、ADDICT OF THE TRIP MINDSの活動にも及んだ。岡本は、先日行われたライブの模様を収録したBlu-rayが発売されることを告知。その流れで、2021年12月5日にSHIBUYA VISIONで行われたバンドの再始動ライブに成田がゲスト参加した際の思い出を振り返った。

成田が「最近ADDICT OF THE TRIPMINDSのライブついこないだ」と話題を振ると、岡本は「そう18、19とね、羽田の方でライブやってたんですけど」「ライブのBlu-rayが」と発表した。

成田が「Blu-ray&DVDじゃなくて?」と確認すると、岡本は「NOーNOーNOーNOーNOーNOー」「DVDはダメ」と否定した。成田が冗談で「VHSは?」と尋ねると、岡本は「だめです」と答え、成田がさらに「ベータもないですか」と聞くと、岡本は「ベータ、考えたんですけどないです」と笑いながら答えた。岡本は「やっぱね、映像がきれいなんですよ」とBlu-rayを選んだ理由を語った。

ADDICT OF THE TRIP MINDS LIVE Blu-ray

『INTRODUCTION,DEVELOPMENT, AND CLIMAX』
ADDICT OF THE TRIP MINDS / 2024 LIVE -winter-

発売日:2026.1.11
先行予約:2025.10.25
上映会:2026.1.9
場所:TIAT SKY HALL *羽田空港第3ターミナル 4F

成田昭次、2021年のADDICT出演を振り返る

岡本は「そういえば昭次はだってADDICT OF THE TRIPMINDSの2021年、1曲出たじゃない」と成田に話を振った。成田が「一番最初の渋谷の」と応じると、岡本は「そうそう、VISIONでやったやつ」と続けた。

成田が「ええと、あの娘はこういう」と曲名を言いかけると、岡本は「そうそう。『あの娘は言う」と訂正し、成田は「こう』は言わないですね」と笑いながら答えた。岡本は「あの娘は言うっていう曲を昭次にギターを弾いてもらったんですよね」と当時を振り返った。

成田は「あれまだ男闘呼組の再始動も全然ない時でしたよね。僕まだとんとんで働いてた」と当時の状況を明かした。岡本も「そうそうそうそうそう」と同意した。

成田は「合間を縫って、あの包丁を1回置いて、ギターを取ってですね」と当時の様子を語り、二人で爆笑した。岡本は「そういう時代でしたけど」とまとめ、成田は「あれめっちゃ楽しかった」と振り返り、岡本も「あれが良かった」と応じた。

当時、音楽活動から離れていた成田は、岡本の説得に応じて東京に移住し、とんかつ屋「さつまやとんとん」でアルバイトをしていた時期だった。

「メンタルなんかないよ!」5-56くんが珍回答

番組のコーナー「ガレージ Lab. 」では、リスナーからの悩みに答えた。今回は、25年ぶりに高校時代の軽音部の仲間とバンドを再結成するというリスナーからの相談。「バンドと仕事の二刀流」や、20年ぶりにギターを弾くことへの不安について、アドバイスを求めた。

この悩みに、まず登場したのは岡本が声を担当する番組キャラクター「5-56くん」。しかし、この日の5-56くんはいつもと様子が違い、ミッキーマウスを彷彿とさせるような高音ボイスで「よろしくお願いしま〜す」と挨拶。これには成田も「あれ?先週となんか全然違うんですけど」と大爆笑。

5-56くん役の岡本は「とにかくやればいいんだよ!」と端的に答えた。成田が爆笑しながら「とにかく」と繰り返すと、5-56くんは「とにかく」と強調した。成田が「やらなかったら何も始まらないですもんね」と言うと、5-56くんは「そんな二刀流とか考えちゃだめだよ」と答えた。成田が「メンタルをやっぱり鍛えるのは?5-56くんは?日頃?」と問いかけると、5-56くんは「メンタルなんかないよ!」と答え、成田を爆笑させた。

成田が「メンタルってやっぱくじけそうになったりとか、なんかあるじゃないですか」と聞くと、5-56くんは「くじけないよ!」と断言した。成田が「挫折」「くじけちゃダメということなんですね」とまとめると、5-56くんは「円滑に進む
とにかくやればいいんだよ!」と繰り返した(雑)。

成田が「アンプにプラグインせろってことですね」と言うと、5-56くんは「アンプともいらない!」と答え、成田を爆笑させた。

続いて、最新AIによる「コツはバランスじゃなくリズムです」という論理的なアドバイスが紹介されたが、岡本は「この人なんか難しいこと言ってっけどさ、結局『とにかくやればいい』ってことでしょ」と指摘。成田も「5-56くんの方がなんか潔よかったですよね。男らしかった」と、岡本の5-56くんのストレートな回答を評価した。

岡本健一、自身の経験から「1個に集中した方がガッて上がる」

二刀流の話題を受け、岡本は自身の経験を語った。彼がフロントマンを務めるADDICT OF THE TRIPMINDSは1994年に活動を休止しており、岡本は俳優業に専念するため、一時期「20年ぐらいは(ギターを)封印してたんです」と明かした。「2足のわらじになっちゃうっていうことがいい場合もあるけれども、多分1個に集中した方がガッて上がるんじゃないかなと思った」と、当時の心境を吐露した。

成田は「それ行き詰まった時に、ちょっとギターをこう持ってきて、何も考えないで、まあ本当に5分でもいいと思うんですよ」と提案した。しかし岡本は「俺はやんなかった。行き詰まったら(音楽を)聞くとか」と即答し、成田を爆笑させ同意した。

「うちのアクセルさん」こと野村義男

リスナーへのアドバイスの締めくくりに、2人は次の楽曲を紹介。岡本が「これやっぱ、うちのアクセルさん」と切り出すと、成田も「うちのアクセルさん」と笑いながら応じた。これは、今回相談を寄せたリスナーのラジオネーム「アクセルさん」と、オープニングで話題になったGuns N’ Rosesのボーカル「Axl Rose」をかけたジョークであり、その「アクセル」とはギタリストの野村義男のこと。成田が「ギターすごい。僕の師匠が」と語ると、岡本も「僕らの師匠ですね」と続け、野村へのリスペクトを込めて曲紹介へと繋げた。

ONAIR:野村義男&Rockon Social Club『Still Rockin’』

『うたコン』出演時のエピソードを語る「ホログラフじゃないのかと」

番組後半の「ガレージLetter」のコーナーでは、リスナーから届いた『うたコン』出演に関するメッセージが紹介された。

幅広い世代のアーティストの方々と何かお話などされましたでしょうか?」という質問に対し、成田は「すごかったですよね。世代がね、Mrs. GREEN APPLEさんとかもいらっしゃったし」と振り返った。岡本も共演したTOMORROW X TOGETHERについて「あの子たちもすごかったね」と触れ、「みんな(青山)英樹みたいな、肌の」と表現し、成田は「いや、もう透き通ってましたよね。向こうが見えるんじゃないかっていうぐらい。ホログラフじゃないのかと」とその印象を独特の表現で語り、笑いを誘った。

また、NHKホールでの有観客での生放送について、岡本は「本当ね、ライブ感があってすごい楽しくて」と語り、「プンスカピン!も盛り上がったよね。あれ本当お客さん全員が振りをねやってくれてね」と会場の一体感に言及。成田も「生放送で生演奏じゃないですか。いや、やっぱ生演奏ってめちゃくちゃ楽しいですよね」と、その楽しさを噛み締めていた。

さらに、共演した堺正章のエネルギーや天童よしみのパフォーマンスに改めて触れ、「いやでもまた出たいですよね」と今後への期待を語り、「年末に向けてたいですよね」と続けると、岡本は「向けてたいですね」「年末行きたいですね」と笑いながら匂わせ的な答えをしました。

エンディング:5-56くんによるお知らせ

番組終盤、成田は「ここで Rockon Social Club のお知らせがあるんですよ。せっかくなので5-56くんにお願いしてもよろしいでしょうか」と笑いながら5-56くん役の岡本に依頼した。

秒で5-56くんに変身した岡本は「また僕!!??」と驚いた声を上げ、成田を爆笑させた。

5-56くんは「11月8日水曜日、初のコラボレーションアルバム『THE SHOW MAN』リリース」と告知し、
さらに「フォーーー」と絶叫。

11月10日月曜日、福岡Zepp Fukuokaから12月25日月曜日、横浜BUNTAIまで、Rockon Social ClubツアーKURE 5-5…(息切れ)6 Presents FOREVER CALLING -Still Rockin’- 開催」と告知したが、途中で息切れした様子を見せた。

成田「なんか5-56くん途中で息切れしてましたけど大丈夫でした?
5-56くん「してないよ!!深呼吸だよ!

成田は「はい、そろそろお別れの時間なんです。ここで過ごしてきたひと時があなたの新しい1週間に少しの潤滑油になりますように」と締めくくり、二人は「Rockon Social Clubの成田昭次と」「岡本健一でした」と名乗り、「また週〜」と爆笑しながら番組を締めくくった。

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