TBS「サーティーン・ボーイ」(ドラマ)

サーティーン・ボーイ ~ ボクは札束中学生 (1985年5月21日 – 8月13日、全13話、TBS) 主演・佐倉次郎役 1983年に実際に起こった、13歳の少年による1600万円窃盗豪遊事件のドラマ化。 1983年2月2日、東京都渋谷区千駄ケ谷の路上で、中学1年生(13歳)が車をドライバーで開けて通帳を盗み、銀行で1600万円を下ろした。 デート嬢(18歳)とホテルに泊まるなど豪遊して、同年3月7日にサウナで捕まった。 裕福な家庭だったが、父親の経営している会社が倒産して両親は別居。学校には行かずに遊び歩いていた。 なお、この年の大卒初任給は、10万9,100円。

目次

基本情報

  • 媒体:テレビドラマ / 連続ドラマ
  • 放送局:TBS(JNN系列)
  • 放送枠:TBS火曜9時枠の連続ドラマ
  • 放送期間:1985-05-21 – 1985-08-13
  • 放送時間:毎週火曜 21:00 – 21:54
  • 話数:全13回
  • 放送分:54分
  • 主演:岡本健一
  • 制作:ヴァンフィル、TBS
  • 題名:放送開始時の題は『サーティーン・ボーイ』で、副題「僕は札束中学生」は放送の途中から付いた。
  • 再放送・ソフト化:本放送の後に地方局で再放送されたが、映像ソフト化と配信はされていない。

あらすじ

平凡な中学1年生の佐倉次郎は、ある日、駐車場に停めてあった車の中から、2500万円が預け入れられた通帳を盗み出す。預金者になりすまして預金をすべて引き出した次郎は、逃亡の旅に出て日本各地を転々とし、行く先々でさまざまな事件に巻き込まれていく。

物語は、1983年2月に東京都渋谷区で実際に起きた事件から着想を得たフィクションとして描かれた。放送開始前の雑誌の紹介によると、ドラマ化にあたって人物設定は大きく変えられ、次郎が引き出す金額も実際の事件より多い2500万円に設定された。

キャスト

主な出演者

  • 佐倉次郎(13歳):岡本健一
  • 佐倉肇(15歳):西川弘志。次郎の兄で、中学3年生の受験生。
  • 佐倉孝三(11歳):田中弘志。次郎の弟で、小学5年生。
  • 佐倉時男(51歳):財津一郎。次郎の父。秋子とは離婚し、小さな出版社を経営している。
  • 木原秋子(41歳):加賀まりこ。次郎の母。離婚後はカルチャーセンター絵画部の講師で、息子たちとは毎日夕食を共にしている。
  • 谷山洋子(13歳):藤原理恵。次郎のクラスメイト。
  • 次郎のクラスメイト:若松誠(野中)、新井昌和(浜田)
  • 学校の教師:竹中直人(五十嵐先生)、白川和子(堀内先生)、丹波義隆(木村先生)、市川好朗(山下先生)、小鹿番(大石教頭)
  • そのほか:森山周一郎(中西卓也)、穂積隆信(荒井刑事)

ゲスト

第1話:天地真理(石原玲子)、長塚京三(千野耕作)
第2話・第3話:かたせ梨乃(芸者の花千代)
第2話:アパッチけん(矢部)
第4話:北原ちあき(美穂)
第5話:阿部祐二(東大生の村松)
第6話:早見優(真希)
第8話:児島美ゆき(安江)、橋本功(安江の夫の孝夫)
第9話:蟹江敬三(須藤)、山本紀彦(ヤクザの島田)
第10話:夏樹陽子(昌代)、鈴木麻美(昌代の娘の奈津)
第11話・第12話:長門勇(旅芸人の紅竜太郎)
第12話:砂塚英夫(旅芸人の玉三郎)
そのほかのゲスト:坂本博道、五月みどり、中島ゆたか、柴田時江、伊丹幸雄

スタッフ

企画:元村武、佐野日出夫
プロデューサー:中島芳人、山本典助(TBS)
監督:斎藤光正、杉村六郎、大槻義一、手銭弘喜
脚本:小川英、尾西兼一、酒井あきよし、佐伯俊道、大川俊道、古内一成、星呂九平
音楽:菊池俊輔
主題歌:早見優「STAND UP」
制作:ヴァンフィル、TBS

原作 / 関連情報

着想:1983年2月に東京都渋谷区で実際に起きた事件。ドラマはフィクションとして描かれている。

主題歌:早見優「STAND UP」は、リック・スプリングフィールドが1984年のアルバム『Hard to Hold』に収めた曲のカバーで、日本語詞は松本隆。1985年5月22日にトーラスレコードからシングルとして発売された。放送開始前の雑誌でも、主題歌『スタンダップ』を早見優が歌い、ドラマにも出演する予定と紹介された。早見は第6話に真希の役で出演した。

放送枠:TBS系の火曜21時台の連続ドラマ枠。前番組は『ガンコおやじに敬礼!』、次番組は『夏・体験物語』。

岡本健一 の出演

役名:佐倉次郎(13歳)

役柄:明るくクラスの人気者の中学1年生で、同級生の谷山洋子に好意を寄せている。車の中から盗み出した通帳で2500万円を引き出し、逃亡の旅に出る。

出演の経緯:中学3年生の時、約1600人が参加し、三次まであったとされるオーディションを経て主演に選ばれた。

年齢:撮影時は15歳で、放送初日の1985年5月21日が16歳の誕生日だった。演じた次郎は13歳。

俳優デビュー:本作が岡本の俳優デビュー作で、初めてのテレビドラマ出演。1987年の雑誌では本作を「芸能界デビュー第1作」と振り返った。2025年3月のラジオで最初の仕事かと聞かれた時は、ドラマの前にも雑誌の仕事などがあったと返している。

制作メモ

放送開始前のインタビューで、岡本は次郎を「年のワリにはケッコー、ませて大人っぽい」役だと語った。撮影は東京郊外でのロケが中心で、朝7時集合がほとんどだったと紹介されている。

1985年7月号の雑誌では、6月いっぱいはほぼ毎日ロケが続き、男闘呼組のバンド練習になかなか参加できないと話した。同年9月号では、収録を終えて、休みがちだったバンド練習に本格的に戻ったと紹介された。

1987年の雑誌の回想では、演技の経験がないまま、キスシーンやベッドシーン、ヌードの場面まで演じたと語った。女性に迫って嫌がられ、ベッドから蹴落とされて廊下を裸で走る場面では、服を脱ぐのをためらって監督に叱られたことで吹っ切れ、役になりきることの大切さを学んだという。

関容子の連載「私の出逢ったひと」では、性的な場面もある作品を家族と見る恥ずかしさを、プロの俳優になるなら羞恥心をなくそうと決めて乗り越えたことが紹介された。

放送後

『このこ誰の子?』で岡本と共演した杉浦幸は、母に勧められて本作を毎週見るうちに、岡本のファンになったと1986年の雑誌で紹介された。

2026年2月11日の『relax TripS vol.1 – Acoustic & Chill –』では、本作のポスターが昼と夜のチャリティーオークションに1点ずつ出品され、岡本が撮影時の年齢やオーディションを振り返った。

関連スケジュール

1985.05.21 2100 TBS:第1話「恋と冒険の旅立ち」
1985.05.28 2100 TBS:第2話「ボクが愛したおばさん」
1985.06.04 2100 TBS:第3話「ハートブレイク熱海」
1985.06.11 2100 TBS:第4話「プレイボーイVS女子大生」
1985.06.18 2100 TBS:第5話「東大発-刑務所行き」
1985.06.25 2100 TBS:第6話「中学生はおことわり」
1985.07.02 2100 TBS:第7話「ありがとう友よ!」
1985.07.09 2100 TBS:第8話「やめろ!夫婦ゲンカ」
1985.07.16 2100 TBS:第9話「殺人前科のおじさん」
1985.07.23 2100 TBS:第10話「子連れマドンナ大逆転!」
1985.07.30 2100 TBS:第11話「北海道・女座長?は中学生」
1985.08.06 2100 TBS:第12話「大草原・家族の対決」
1985.08.13 2100 TBS:最終話「誰も止められない叫び!」


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