スポーツ報知は2026年11月1日、Rockon Social Club の6人のインタビューを掲載しました。11月6日発売のセルフカバーアルバム『WARRIORS』の制作を中心に、それぞれの活動とバンドの関係、印象に残る公演、長く続けていく思いを語っています。取材・文は加茂伸太郎さんです。
Rockon Social Club は、男闘呼組の成田昭次、高橋和也、岡本健一、前田耕陽に、プロデュースも担う寺岡呼人とドラマーの青山英樹が加わり、2022年12月に始動した。記事の筆者は、撮影の合間も取材中も笑い声が絶えない様子を描き、6人が互いを認め合っていることが、その雰囲気につながっていると捉えている。
高橋はファンの期待を強く感じ、プレッシャーで背筋が伸びるという。一方、俳優や自身のバンドの活動もあり、自分のペースを保てることが大きいと話す。前田も、以前と違ってずっと一緒にいるのではなく、「個々に仕事をこなしてここにいるわけだからね」と説明する。岡本は「俺たちはライブで生きているバンド」と述べ、観客と喜びや悲しみを分かち合い、一緒に音を出すことで乗り越えられる感覚を語る。成田は活動を野球の開幕前にたとえ、「心技体の全てのバランスが整っていないとダメ」と、準備に労力も時間も惜しまない。青山にとっても「ドキドキできる場所」であり、使命感を持って楽しもうとしている。
『WARRIORS』は男闘呼組の30曲と、新曲「The Warriors」「Love Survivor」を合わせた32曲を収める。記事は、ドラムス、ベース、ギターの順でレコーディングを進め、当時の歌割りとアレンジをできる限り尊重したと伝える。寺岡は30曲という未経験の量に取り組むため、「テイク数を少なくして、勢いをそのままパッケージしようと決めました」と説明する。前田によると、前作『2023』では歌割りを変えたが、今回は原曲に忠実にする方針だった。寺岡はファンの反応への意識と時間の制約にも触れている。

高橋は、歌いながら当時を思い出し、涙が出ることもあったという。「『今』の俺たちの良さが出ていると思う」と、出来への自信を示す。岡本が取り組む時には、ドラムスとベース、高橋の歌が入り、曲が生まれ変わったように感じた。何十年ぶりかの舞台の再演にも似た経験を「もう一回、魂を込める作業」と表し、ライブを続けるような勢いで臨んだ。成田は当初、時間に余裕があると思っていたが、期間内に終える難しさが分かり、最後は効率を重視したと振り返る。
細かく聴き直すことは新たな発見にもなった。成田は「『DAYBREAK』のサイドギターの大変さだったり、曲の裏側を見ることができたと思う」と語る。前田は自宅で作業し、久しぶりの曲を弾きながら、当時何をしていたか、どのコードで弾いていたかを思い返した。高橋は32曲に思いが詰まっているとして、じっくり味わってほしいと呼び掛ける。

活動の回想では、高橋が2024年の日本武道館公演を挙げた。中央にステージを設け、ポールダンサーを迎えた演出を、バンドを印象付けた場面と捉えている。寺岡は2023年の RISING SUN ROCK FESTIVAL の暑さを気合で乗り切り、バンドであることを実感したという。岡本は未経験の面白い時間をファンと共有できる喜びを語る。青山は2023年のドラマ『Reseed〜成田商事倒産の危機〜』の撮影で、せりふや動きに苦労し、さまざまなことを試されたと笑って振り返った。
岡本は「長く続けていければいいよね」と願い、前田もさらなる挑戦の可能性を語る。記事は、全国ツアー後半が12月2日の愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館から28日までの9公演と案内する。岡本は子ども連れや男性の観客が増えたと感じ、同世代の姿もうれしいと話し、50代後半の男たちがエネルギーを振り絞るライブを見てほしいと呼び掛けている。


