成田昭次が語る男闘呼組メンバーとの再会、「また交流が持てるなんて夢にも思わなかった」高橋和也からの連絡、岡本健一からのメール(THE CHANGE 連載)【第12回/全30回】

双葉社THE CHANGEのRockon Social Clubメンバーによるリレー連載第12回は、ボーカル&ギターの成田昭次さんの2回目です。男闘呼組の再始動を阻んでいたのは「自分自身」だったと話し、名古屋で働いていた成田さんに届いた高橋和也さんからの連絡、岡本健一さんからの長いメール、久しぶりに見た主演映画、再始動の問いへの答えを語っています。

人生最大の“THE CHANGE”である男闘呼組の再始動を阻んでいたのは、「自分自身」だったと成田昭次は言う。男闘呼組の活動休止の後もソロで音楽活動を続けていたが、そのさなかに過ちを犯し、それ以降、音楽は聴くだけのものになった。仕事にするのはもちろん、ギターを弾くこともやめていた。

2009年に地元の名古屋へ戻り、懸命に働いていたある時、男闘呼組の4人と共通の知り合いの雑誌の編集者から連絡があり、続いて高橋和也からも連絡が来た。芸能界の第一線で活動するメンバーは、自分に会うのを避けているのではないかとすら思い、自分も連絡で迷惑をかけてはいけないと考えていたので、また交流が持てるとは夢にも思わず、素直にうれしかったという。

高橋のメールは、音楽のことではなく、今度、愛知県の町の人を演じるので方言が分かるかというもので、成田は、高橋なりにすごく気遣ってくれたのだと思っている。やり取りを続けるうちに、岡本健一も連絡を取りたがっているので、メールアドレスを教えてもいいかと聞かれ、ものすごく驚いた。初めて岡本からメールが来た時は、高橋からのメールかと何度も見直したほどで、開くとかなりの長文だった。その思いの強さに固まってしまい、中途半端な返事はできないと、すぐには返信しなかった。

その後、岡本から、映画『ロックよ、静かに流れよ』の公開30周年のイベントに出て、男闘呼組の「不良」と「LONELY…」を弾き語りしたという報告のメールが来て、「みんな、昭次に会いたがってたよ」と書いてあった。昔から自分の出たテレビや雑誌、ラジオをいっさい見聞きしなかったので、勇気がいったが、恥ずかしいからとビールを飲みながら見始めると面白く、素直にいい作品だと思えて、封印されていた思い出がよみがえったという。

少し日を置いて、岡本から「再始動、どう思う?」とメールが来た。高橋ではなく、いちばんそんなことを言いそうにない岡本が熱く語ったことを覚えている。たくさん考えた末、やはり難しいと思ったが、単に難しいからと突き放すのは失礼だと思い、なぜ難しいのかを自分なりに全部伝えると、岡本も「そうだよね」と理解を示した。再始動までの道のりは、次回に語られる。

成田昭次

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