「ひとりでは何もできない」Rockon Social Club成田昭次が語る会社とバンド、「やらないよりは、やって恥をかくほうがいい」多感な時期の一番のヒーローと「目指したい」存在(THE CHANGE 連載)【第15回/全30回】

双葉社THE CHANGEのRockon Social Clubメンバーによるリレー連載第15回は、ボーカル&ギターの成田昭次さんの最終回です。Rockon Social Clubの6人の魅力を乗り物にたとえ、エレキギターへの再挑戦、多感な時期にいちばん刺さったスラッシュ、会社とバンドで知った仲間の大切さ、「やらないよりは、やって恥をかくほうがいい」という考えを語り、次のバトンを岡本健一さんに渡しています。

男闘呼組のメンバーを中心にした6人組、Rockon Social Clubの魅力を、ギター&ボーカルの成田昭次が語った。2人の新しくてすごい才能が加わったことで、男闘呼組とはまた違うものになっているという。乗り物にたとえると、サウンドの土台を作るドラムの青山英樹は大きなバスで、それを乗りこなす寺岡呼人はスーパードライバー。個性もキャラクターも強い4人をまとめて音楽的に引っ張るのはとても難しいと思うが、もともとの4人の相性の良さと、新しい2人の力がうまくかみ合っているという。

Rockon Social Clubでは、ギターの比重がけっこう大きく、あえてそうしていくべきだと考えている。男闘呼組の活動休止の後、アコースティックギターに目覚めて、エレキギターから離れていた時期があったので、今もう一度エレキギターで挑戦しているような気持ちで、アコースティックで培ったものも今後のサウンドに生かしたいという。

ギターの師匠の野村義男もそうだが、多感な時期にいちばん刺さったのは、ガンズ・アンド・ローゼズのギタリスト、スラッシュだった。男闘呼組がデビューした1988年に中野サンプラザで見たガンズは、衝撃的だったという。先日、久しぶりに日本武道館でライブを見て、やはりかっこよかったといい、自分もロックキッズに憧れられるような存在になりたい、ロックバンドをやっているからには、そこを目指したいと話す。

大きな夢に向かって進めるのは、仲間がいるからだという。自分のバンドがあり、居場所があることがありがたく、会社もバンドも、ひとりでは何もできない。会社員時代の経験も糧に、待ってくれている人たちに音楽で還元したいという。青山とは、Little Black Dressのライブにゲストで出た時からの付き合いで、自分の人生は点がずっとつながってきたと感じている。誰の人生にも点と点がつながる要素があり、どこで何とつながるかは誰にも分からないから、そのときどきを一生懸命にやらなければいけない。一度やると決めたら、とことん真剣に向き合い、やらないよりは、やって恥をかくほうがいいという。

次のバトンの岡本健一には、岡本の思いがなかったら今はないと話し、声をかけた時から先までビジョンを描き、熱意を持ち続けたから成し得たのだと思うと伝えた。ためらわずに第一声をぶつけてくれた時の気持ちを忘れずにいたいといい、「これからもね」と照れ笑いで締めくくった。

成田昭次

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