岡本健一が語る『真田丸』の毛利勝永 役作りと未来の平和への思い(ORICON)

ORICON NEWSは2016年11月6日、NHK大河ドラマ『真田丸』で毛利勝永を演じる岡本健一さんのインタビューを掲載しました。三谷幸喜さんから出演を誘われた経緯、資料と現地を通じた役作り、実在の人物を演じる姿勢が語られています。

『真田丸』で毛利勝永を演じる岡本健一は、『独眼竜政宗』(1987年)、『秀吉』(1996年)以来、20年ぶり、3度目の大河ドラマ出演となった。19歳の初舞台以来、年に2、3本ほど舞台を中心に活動してきた岡本に、出演のきっかけを作ったのは、三谷幸喜が演出した『抜け目のない未亡人』である。2014年の公演中、本番前に休んでいた岡本へ、三谷が大河ドラマへの興味を尋ね、再来年に自分が書く作品への出演を誘った。岡本はどんな役でも演じたいと即答し、1年以上後に正式なオファーを受けた喜びを振り返っている。

毛利勝永は、父の勝信とともに豊臣秀吉に仕え、関ヶ原の戦いで西軍に加わり、大坂の陣でも幸村に引けを取らない活躍をした武将として紹介される。岡本は役を受けてから資料や本を読み、強さと男気のある人物像を探った。手柄に比べて名前が知られていないことについて、名声や財、権力への欲が少なかったのではないかと考えている。これは岡本自身が役を理解する中で抱いた見方である。

三谷から託されたのは、幸村より強いと言われたライバルを演じる役だった。以前の舞台では、大竹しのぶが演じる元女優へ求婚する、女たらしのフランス人映画監督を演じており、今回とは正反対の役である。自分は日常ではむしろ控えめだという岡本だが、勝永に感じる、命を懸けても恐れず進む勇気や、多くを語らず行動する不言実行の姿勢は、自分も見習いたいと語る。

撮影前には、大坂城と周辺のゆかりの地を歩いた。人の少ない場所で当時を想像し、現代なら新幹線で移動する道を昔の人は歩いたことに思いを巡らせた。大阪城公園を歩くだけで疲れていては戦えないという実感は、その後の身体のトレーニングを励ます経験にもなった。

実在の人物を演じる時は、本人や家族、親類縁者に信じてもらえることと、役を演じられる感謝を大切にしている。岡本は、勝永の存在と強さを知ってほしいと願う一方、戦いや人を斬ることへの否定的な思いも語った。子どもたちとその先の世代にも平和が続くよう、自分の今をしっかり生きたいという思いでインタビューを結んでいる。

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