「双葉社 THE CHANGE」にて、成田昭次の記事(全5回)が掲載されました。
Rockon Social Clubのメンバーがリレー形式で、人生最大の「THE CHANGE(転機)」について語る大型連載。第3走者として登場するのは、ボーカル&ギターを担当する成田昭次です。全5回にわたるインタビューでは、彼が経験した栄光と挫折、そして奇跡的な復活の物語が紐解かれます。

本連載は、2022年の男闘呼組復活から新バンドRockon Social Clubでの活躍まで、成田昭次の人生における劇的な「THE CHANGE(転機)」を全5回にわたって紐解くインタビューシリーズです。1993年の活動休止以降、約10年にわたり音楽から離れて名古屋で会社員として働いていた成田が、再びステージに立つまでの葛藤や、メンバーとの再会の裏側が赤裸々に語られています。かつてのアイドル時代に抱いたロックへのジレンマ、不祥事による挫折、そして社会人経験を経て気づいたファンの大切さなど、繊細な素顔と音楽への再燃する情熱が、誠実な言葉で綴られています。岡本健一、高橋和也、前田耕陽との変わらぬ友情が、いかにして「不可能」と思われた再始動を現実のものとしたのか、その奇跡の軌跡を辿ります。

第1回:「音楽的に試行錯誤を繰り返した」成田昭次が明かす当時の男闘呼組、性格がバラバラの「4人だから面白かった」
成田昭次パートの初回となる今回は、彼がずっと胸に秘めていた「当時の男闘呼組」への想いと、再始動直前の心境にスポットライトが当てられています。 当時、楽器を持たずに踊ることへの違和感や、「アイドルがバンドをやっている」という世間の目に対する反骨精神を持っていた成田。インタビューでは、「男闘呼組でバック転ができたのは和也と耕陽だけ」「健一はもうフリーダム(笑)」といったメンバーごとの個性や、性格がバラバラだったからこそ面白かったという当時の関係性を、懐かしむように振り返っています。
活動休止後、一時はサラリーマンとして働き、「事実上、再始動は無理だろう」と諦めかけていた成田。しかし、心の奥底にはファンへの「後悔」と「けじめ」をつけたいという強い思いがありました。なぜ不可能と思われた再会が実現したのか。その序章となるエピソードが語られます。

第2回:成田昭次が語る男闘呼組メンバーとの再会、「また交流が持てるなんて夢にも思わなかった」高橋和也からの連絡、岡本健一からのメール
成田昭次パートの第2回では、地元・名古屋で会社員として働いていた成田のもとに、約10年の時を経てメンバーから連絡が届いたときのエピソードが語られています。 「もう会うのを避けていると思っていた」という成田の予想に反し、高橋和也から届いたのは「今度愛知県の人を演じるから方言教えて」という気遣いに満ちたメールでした。さらに、岡本健一からは思いの詰まった長文メールが届き、成田はその熱量に圧倒され、しばらく返信できなかったと明かしています。
その後、映画『ロックよ、静かに流れよ』のイベント報告を受け、恐る恐るかつての自分たちの姿を見た成田の中に、「封印されていた思い出」がよみがえります。しかし、健一から「再始動、どう思う?」と問われた際、成田が出した答えは「やっぱり難しい」という拒絶でした。 なぜ成田は再始動を断ったのか、そしてその背景にある誠実な想いとは。メンバーとの再交流から再始動前夜までの揺れ動く心情が克明に描かれています。

第3回:「お別れ会があるんだけど」成田昭次に届いた岡本健一からの知らせと再会、男闘呼組の復活を決定づけた「それより、スタジオに入ろうよ」
成田昭次パートの第3回は、ついにメンバーとの直接的な「再会」が果たされる、物語の大きな転換点です。 メールでの交流は再開したものの、会うことには躊躇していた成田。その背中を押したのは、岡本健一から届いた「お別れ会」への案内でした。勇気を出して出席した会場で岡本と抱き合い、送迎の車内では相変わらず大音量のロックが流れていたというエピソードからは、空白の時間を埋めるような温かな空気が伝わってきます。
そして物語は、名古屋での食事の席で岡本が放った一言によって急展開を迎えます。「みんなでごはんくらいはいつでも食べれる。それより、スタジオに入ろうよ」。この言葉がきっかけとなり、2020年8月、ついに4人がスタジオに集結することに。音楽から離れスタジオの場所もわからなくなっていた成田のもとへ、メンバーと元サポートドラマー・平山牧伸が歩いてくるシーンは、まさに映画のような再始動の幕開けを感じさせます。

第4回:「それでも、まだ僕は自信がなかった」ついに訪れた“成田昭次”復活の日、猛練習して男闘呼組4人再結集の場へ、会社勤めをしてわかったファンの偉大さ
第4回では、ついに4人がスタジオに集まったものの、すぐに再始動とはならなかった当時のリアルな状況が明かされます。10年近いブランクを埋めるためのギター練習と、会社員としての業務や勉強の両立に苦労していた成田。「あんなに弾けない」と自信を喪失していた彼を変えたのは、勤務先の社長からの「世の中に絶対なんてないよ」「絶対にやったほうがいい」という力強い後押しでした。
そして迎えた2020年11月、Little Black Dressのライブゲストとしての復帰。ステージに出る直前まで震えて祈っていたという成田ですが、そこにはかつてない気づきがありました。名古屋での厳しい会社員生活で休日の貴重さを知ったからこそ、「時間を割いて来てくれるファンの存在」の大きさを痛感したのです。あがり症で緊張しながらも、「楽しませるのが自分の仕事」と覚悟を決めた復活ツアーの舞台裏や、ギターの師匠・野村義男とのレコーディング秘話など、アーティスト・成田昭次が再生していく過程が丹念に語られています。

第5回:「ひとりでは何もできない」Rockon Social Club成田昭次が語る会社とバンド、「やらないよりは、やって恥をかくほうがいい」多感な時期の一番のヒーローと「目指したい」存在
最終回となる第5回は、Rockon Social Clubとして新たな道を歩み始めた成田の「現在地」と「未来」です。新バンドの体制について、ドラムの青山英樹を「大きなバス」、プロデューサーの寺岡呼人を「スーパードライバー」と表現し、個性やキャラの強い4人が安心して乗っていられる信頼関係を解説。また、57歳になった今も、多感な時期に憧れたガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュを目指し、エレキギターへの情熱を燃やし続けていると語ります。
インタビューの最後には、「会社もバンドも、ひとりでは何もできない」という社会人経験を経たからこその人生訓を披露。「やらないよりは、やって恥をかくほうがいい」と語るその言葉には、失敗や後悔を乗り越えてきた彼ならではの重みがあります。そして、再始動のきっかけを作った岡本健一へ向けた「これからもね(照れ笑)」というメッセージで、感動の連載は幕を閉じます。
