男闘呼組の再会から再始動の決断まで 日経クロストレンド「男闘呼組、こんな夢も見られるのだから」・全3回のまとめ

日経クロストレンドのインタビュー「男闘呼組、こんな夢も見られるのだから」全3回のまとめです。成田昭次さん、高橋和也さん、岡本健一さん、前田耕陽さんが、29年ぶりに再始動したステージの感覚、再会までの経緯、4人で決断する姿勢を語っています。公開日は2023年3月22日から4月5日。各回とも『日経エンタテインメント!』2023年3月号の記事を再構成したもので、第1・2回には菊地陽子さんの署名があります。

男闘呼組の再始動を、4人が同じ舞台に立つ喜びだけでなく、離れていた仲間との距離を確かめ直す過程から伝えるインタビューです。第1回では、復活ライブで感じた心強さと観客への思いから、成田昭次さんとのメールや映画の上映会へ話をさかのぼります。第2回は、お別れ会での再会、名古屋での食事とカラオケを経て、2020年8月のセッションで再び音を合わせるまでを描きます。第3回では、演奏の手応えを再始動へつなげる岡本健一さんの構想と、迷う成田さんが仲間や職場の支えを受けて決心する過程が語られます。結論を全員で確認し、誰かが我慢して続ける形にしないという姿勢が、4人の言葉に通っています。「パズル」を歌い分け、それぞれの人生が歌に重なったという回想には、別々の道を歩んだ今の4人で演奏する意味が表れています。

第1回(2023年3月22日) 29年ぶりの再始動

東京ガーデンシアターでの復活ライブを振り返り、高橋和也さんと前田耕陽さんは、大きな客席を埋められるか不安だったと話します。成田昭次さんは、4人でいる心強さが緊張を楽しみに変えたと回想。岡本健一さんと前田さんは、声を出せない観客の拍手を受け止め、最後列まで思いを届けようとしていました。話は交流の再開へ移り、高橋さんが成田さんの暮らしを問い詰めずにメールし、了承を得て岡本さんへ連絡先を伝えた経緯をたどります。2019年5月の映画『ロックよ、静かに流れよ』の上映会では、岡本さんが成田さんの映画への誇りを伝えました。岡本さんは映画で不器用な生き方を肯定できたと話し、成田さんは4人で生き、悩み、もがいた青春の記憶として振り返ります。ただ、成田さんは仲間に会うのが嫌なのではなく、長く離れたことや迷惑をかけたくない思いから、すぐ会う勇気はなかったと語っています。

第2回(2023年3月29日) 名古屋での再会

第1回で語られたメールの交流から、実際の再会へ進みます。2019年9月のジャニー喜多川さんのお別れ会で、岡本健一さんは成田昭次さんを見つけて抱き合い、会う前の不安を消しました。その後、前田耕陽さん、岡本さんがそれぞれ名古屋で成田さんと食事やカラオケを楽しみ、岡本さんは変わらない姿と衰えていない歌声から、4人でのスタジオ入りを提案します。新型コロナウイルスの影響で2度延期した後、2020年8月4日に名古屋で27年ぶりのセッションが実現しました。成田さんは早く入って準備し、前田さんは音色を一から作り直すなど、皆が練習して臨みました。昔のままの演奏や準備の癖を感じ、7曲を演奏して得た手応えから、岡本さんは再始動を決めたと振り返っています。

第3回(2023年4月5日) 4人で出した結論

セッション翌日の墓参りへ向かう車中で、4人は1992年のライブ音源を聴き、自分たちの音への自信を確かめました。岡本健一さんは2023年のライブを構想しますが、成田昭次さんには生活を変える覚悟が必要でした。東京で岡本さんと支援するプロデューサーに会い、高橋和也さん、前田耕陽さんとも意思を確認し、職場の応援を受けて決心します。「パズル」では、成田さんが寺岡呼人さんに話した過去が曲になり、4人で歌を分けると各人の人生が重なったと語られます。全員の意思と、それまでの仕事や周囲との関係を大切にする姿勢も再結成の背景にありました。さらに、経験を積んだ50代で再始動できた喜びや、生の公演に多くの人に来てほしいという思いへ話が広がります。

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