成田昭次の第一印象は「めちゃくちゃ怖い人」Rockon Social Club青山英樹が語る「分け隔てのない」「大切な存在」「ムードメーカー」の男闘呼組メンバー、寺岡呼人は…、プレゼント交換も(THE CHANGE 連載)【第8回/全30回】

双葉社THE CHANGEのRockon Social Clubメンバーによるリレー連載第8回は、ドラムの青山英樹さんのインタビュー3回目です。父の青山純さんも叩いた男闘呼組のサポートを頼まれた時のこと、成田昭次さんの第一印象、メンバーそれぞれの素顔、アルバム『THE SHOW MAN』の録音を語っています。

BABYMETAL、B’z、ORANGE RANGEなどのサポートドラマーとしても引く手あまたの青山英樹が、メンバーとして名を連ねるRockon Social Clubは、男闘呼組の奇跡的な復活から始まった。父の青山純も、かつて男闘呼組のサポートドラマーだった。

事務所の社長から、男闘呼組が再始動するので一緒に叩いてほしいと言われた時は、「マジか……」と驚いた。父が男闘呼組で叩いていたことは知っていたが、物心つくころにはもう活動を休んでいたので、詳しくは分かっていなかった。メンバーは自分よりひと回り以上年上で、緊張感もあったという。

最初に会ったのは成田昭次で、とても無口だった。会う前に自分なりに調べ、勝手に「結構ヤンチャな人たち」と思い込んで、男気あふれるあいさつを想像していたが、目の前の成田はおとなしく、とても礼儀正しくあいさつしたので、かえってそれが怖かった。第一印象は「めちゃくちゃ怖い人」だったと笑う。ほかの3人に会った時は、イメージどおりだったという。一緒にステージで演奏してみると、約30年前の男闘呼組と比べても見劣りせず、映像で見ていた当時のままの4人で、声もよく出ていて、とてもパワフルなことに圧倒された。

面白いのは、男闘呼組の時、Rockon Social Clubの時、寺岡呼人・成田・青山のNARITA THOMAS SIMPSONの時で、成田が違う人のようなことだという。3人の時は寺岡に任せるという感じの成田が、Rockon Social Clubでは、自分がこうしたいという意見をはっきり伝え、とにかくパワフル。高橋和也・岡本健一・前田耕陽に引き出されている部分もあるのだろうと話す。

岡本は、どこにいても変わらず、相手が誰でも自分の意見を迷わず口にし、いい意味で分け隔てがない。高橋は、出てきたアイデアはとりあえずみんな試してみようという人で、自分の考えを言葉にして伝え、リズム隊を組む大切な存在だという。前田はムードメーカーで、いい距離感でみんなを見守り、緊張感のある空気の時にクッションのような役割を果たしている。ステージ衣装が誰よりも個性的で、誰ともかぶらない所にも、らしさを感じるという。前田・成田・青山は、みんな8月生まれで、ツアーの時などに誕生日のプレゼントを贈り合い、この年は、前田からTシャツ、成田からパーカーをもらった。寺岡は、プロデューサーでバンドマスターでもあり、中心で構えつつ、大事な動きは率先しているといい、まとめ役がいなかったら同じ衣装を着ることはなかったと、みんなが言っていたという。

その同じ衣装を着た「プンスカピン!」を収めた、初めてのコラボレーション・アルバム『THE SHOW MAN』では、レコーディングの土台になるドラムを、寺岡が作った曲に合わせて、まず青山が叩いた。完成した音源を聴き、寺岡はコラボする人の個性をとても引き出す曲やアレンジ、プロデュースをしていると改めて感じた。いろいろな人のパワーが集まった豪華な作品で、6人がコラボする“SHOW MAN”をサポートするようなところもあり、ふだんはやらない曲も演奏したので、勉強になったと話す。

次回は、メンバーとの秘話や、心と体の整え方を語ると予告されている。

青山英樹

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