前田耕陽が語る大阪への愛、寺岡呼人が手掛けるRockon Social Club名曲に活かされた日々のポイント活動(THE CHANGE 連載)【第23回/全30回】

双葉社THE CHANGEのRockon Social Clubメンバーによるリレー連載第23回は、キーボードの前田耕陽さんの3回目です。拠点の大阪での暮らし、演劇ユニットで台本を書き始めたきっかけ、作詞と台本の違い、作家として大切にしていること、寺岡呼人さんが書くRockon Social Clubの歌詞と「ポイントちょーだい」の生まれたいきさつを語っています。

俳優や脚本家としても活躍する前田耕陽は、大阪に拠点を置きながら全国を飛び回っている。東京から大阪に移ってすんなりなじめたのは、何をするにも家から半径5キロ以内ですませようとする自分に、どこに行くにも近い大阪がぴったりだからだという。東京では都心に出るまで1時間半ほどかかり、電車では本を読むくらいしかできなかったが、大阪では移動の時間が短い分、家で台本を書く時間が生まれた。

大阪で暮らし始めてから、数人の友人と演劇ユニットを作ってコメディを始めたが、お金がかかるのが悩みで、相談すると、作家に頼まず自分で台本を書けばいいと助言された。書き始めるととても楽しく、大好きになった。書いている時は自分で役を演じていて、相手のリアクションを想像するとわくわくする。一方、作詞は、先にメロディーがあると字数が決まっていて、ぴったりはまる言葉を探すのが本当にしんどく、気が狂いそうだったという。台本には字数の制限がなく、先に作詞を経験していたので、書くのが苦手だと思い込んでいたのかもしれないと振り返る。作家としては、いろいろな形の人の愛を必ず描きたいと考えていて、最大の褒め言葉は「面白かったよ」で、手放しで笑ってもらえるのがいちばんうれしいという。

Rockon Social Clubの作詞をする寺岡呼人の歌詞は、前田から見ると少しエロく、歌詞だけ読むと驚くようなものでも、バンドが演奏して歌うと普通に聞けるのが音楽のマジックだという。社会風刺もライトに聞けるので、世代を超えて共感してもらえるのかもしれない。「ポイントちょーだい」は、前田がポイントを貯めていると寺岡に話したことがもとで、みんなが笑顔で歌っている光景を見ると、また一緒にバンドができてよかった、このメンバーなら何でもできるのではないかと思うと語った。

前田耕陽

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